ダイエットに成功したのに、顎に脂肪だけ残ってしまった経験をされた男性もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、仕事上顔の見た目が気になるので、「顎の脂肪だけでも早く落としたい」という男性もいるかもしれません。
このように、なかなか顎の脂肪はとれにくく、悩んでいる男性は少なからずいるようです。
ここでは顎の脂肪に注目し、顎の脂肪の落とし方をお伝えします。
顎についた脂肪は本当に脂肪なの?落とし方の前に知ろう
顎に脂肪がある男性は、「一刻も早く治したい」と、落とし方を知りたいことでしょう。
しかし、顎まわりについているもの、実は脂肪だけでない場合もあります。
もし、顎についているものが、本当に脂肪である場合、ダイエットなどで落とすことができるかもしれません。
しかし、ダイエットなどで効果が感じられない場合は、違う原因があるのです。
考えられるのは、以下の2点です。
・顔のむくみ
・筋肉のゆるみ
顔がむくんでいる場合、排出しきれない水分が顔に溜まっている状態にあります。
それが顎にもあるため、脂肪のように見えるのです。
脂肪ではなく、水分が溜まっているのであれば、マッサージなどで水分などの老廃物を押し流す方法が有効です。
つぎに考えられるのが、筋肉のゆるみです。
筋肉のゆるみは、男女問わずある程度年齢を重ねれば、起きてしまう現象です。
筋肉がゆるんでいることによって、顔の下部分にある顎がたるみ、脂肪がついているように見えてしまいます。
この場合は、顔の筋肉を鍛えるストレッチが有効です。
顎の脂肪の落とし方①むくみにも効果が期待できるマッサージ
顎の脂肪の落とし方で、むくみにも効果が期待できるマッサージをご紹介します。
マッサージは、リンパマッサージで、顔周りに溜まった老廃物を流すといわれています。
リンパマッサージは、リンパを刺激することによって血流がよくなったりすることも期待されています。
【顎の脂肪やむくみのためのリンパマッサージ】
①右頬を両手で持ち上げ、圧力をかけながら3秒ほど持ち上げたままにします。
このとき、右手は直接右頬を押さえ、左手は右手に沿えるようにします。
②その手を圧力をかけたまま、耳のほうへ動かします。
③耳の後ろから首筋・鎖骨へ手を動かします。
④左頬も同様に①~③を行ってください。
⑤つぎに、両手の親指を顎の下に置き、フェイスラインに沿って耳の下まで動かします。
適度な圧力をかけながら行ってください。
⑥耳の下から首筋・鎖骨へ手を動かします。
⑦最後に、手を握った状態でフェイスラインをマッサージします。
顎の下から耳の下まで続けてください。
⑧終わったら、首筋・鎖骨へ手を動かします。
どのマッサージも、脂肪やむくみなどの老廃物を押し流すようなイメージでやると、うまくいきます。
顎の脂肪の落とし方②顔のたるみを改善!筋肉ストレッチ
顎の脂肪の落とし方として、顔のたるみの改善にも期待できる筋肉ストレッチをご紹介します。
顎の付近には、3種類の筋肉があります。
唇と顎の間にあるオトガイ筋、喉仏周辺にある広頚筋、首の付け根から鎖骨にある胸鎖乳突筋です。
この3つの筋肉をストレッチことによって、顔のたるみや顎の脂肪を減らす効果が期待できます。
【オトガイ筋を鍛えるストレッチ】
オトガイ筋が鍛えられていれば、あごの筋肉がたるむことが防げるはずです。
①顔を正面の状態から、天井を見上げるようにします。
②上を向いたら、オトガイ筋を意識して唇をすぼめます。
その状態を5秒間キープしてください。
③元の状態に戻ります。
【広頚筋を伸ばすストレッチ】
このトレーニングは、オトガイ筋を鍛えるトレーニングとほぼ同じです。
①顔を正面の状態から、天井を見上げます。
②広頚筋が伸びるのを感じながら、5秒間キープします。
【胸鎖乳突筋を伸ばすストレッチ】
胸鎖乳突筋が緊張していると、頭痛や肩こりの原因になります。
①顔を正面の状態から、右の真横に動かします。
②胸鎖乳突筋が伸びるのを感じながら、5秒間キープします。
③左側も同様に①②を行います。
どのストレッチも、一日5セットくらいを目安に行ってみてください。
顎の脂肪はもしかしたら身に付いた悪習慣からかも!?
ここまで、顎の脂肪を減らすためのマッサージやストレッチをご紹介してきました。
ここからは、顎の脂肪をついてしまうような習慣をしていないか確認していきます。
〇食事をよく噛まない
毎日の食事、よく噛んでいますか。
よく噛まずに飲み込むように食べていると、噛む回数が極端に少なくなってしまいます。
噛む回数は、満腹中枢に関係します。
噛む回数が多ければ多いほど、満腹中枢はお腹がいっぱいと反応するのです。
ですから、噛む回数が少ない場合満腹中枢が働かず、ついつい食べ過ぎてしまうことになってしまいます。
それは、肥満に繋がり、顎にも脂肪がついてしまうのも無理はないかもしれません。
一口入れたら30回は最低噛むよう心がけましょう。
いつも飲み込むように食べている男性は、30回でもきついはずです。
ちょっとずつ噛む習慣をつけていきましょう。
〇楽だからとつい行ってしまう猫背
仕事に疲れて帰ったからといって、猫背の状態でずっといませんか。
猫背でいることは、そのときは楽かもしれませんが、筋肉が落ちることによって、あごのたるみを引き起こしたり、胸鎖乳突筋が緊張しつつげる状態になってしまうことがあります。
一時的に疲れすぎての猫背なら仕方ないかもしれませんが、いつもその姿勢になっていないか気にしてみてください。
顎の脂肪の落とし方を実践したら、これらの習慣も行われていないか確認してみましょう。
顎に脂肪をつけないために心掛けてほしいこと
顎に脂肪がついてしまう原因に、顔の筋肉の衰えも考えらえられます。
あまり笑わない男性は、顔の筋肉が衰えている場合があるのです。
顔には、だいたい30種類ほどの表情筋があるのですが、普段はその全てを使っているわけではありません。
ましてや、自分でも「あまり感情が顔に出ない」と自覚している場合は、ほとんどの表情筋が休んだままの状態かもしれませんね。
顔の表情筋が衰えると、顔全体がたるんできて、顎周りに脂肪が溜まりやすくなります。
放ったままにしておくと、二重顎になってしまうかもしれません。
ですから、顎に脂肪をつけないように、顔の表情に変化をつけましょう。
ときには、大げさに笑ってみたりしてもいいですね。
そうすれば、ストレス解消にもなり、顎の脂肪の落とし方としてもいい効果が表れると思いますよ。
美容クリニックでの顎の脂肪の吸引
美容クリニックなどでは、顎の脂肪の吸引を行っています。
できれば、今までご紹介したような脂肪の落とし方を試していただきたいのですが、こういう方法もあるということでご紹介させていただきます。
美容クリニックでどのように施術されるか簡単にご説明します。
顎の脂肪を吸引してもらう場合、美容クリニックなどでは専用の管を用いて行います。
施術後の顎が不自然にならないよう、極細い管が使われることが多いです。
また、傷跡が目立たないよう耳の裏や顎の下に管を通すようです。
施術前には、医師とのカウンセリングで細かなところを伝えたり、聞く必要があります。
施術の腕も大事ですが、施術後のケアもしっかり行ってくれるか確認しましょう。
施術をした後に、炎症が起きたり何らかのトラブルが起きることも考えられます。
もし、美容クリニックなどで施術しようと考えている場合は、よく下調べをして、行うかどうかは慎重に判断してください。
顎に脂肪が残ってしまうのには原因があった!
顎に脂肪が残ってしまう原因は、いくつかありました。
顔のむくみ・筋肉のゆるみがまず考えられます。
ご紹介した顔のむくみのためのマッサージや筋肉ストレッチを行ってみましょう。
また、噛む回数や姿勢も大事でしたね。
他には、顔の表情筋をよく動かすことでも改善が期待できます。
どれも簡単にできる対策法ですので、ぜひ試してみてください。