顎が出ていて悩む人は多いですが、なかには顎が小さくて悩んでしまう方もいらっしゃるようです。
顎が小さい原因として考えられることのひとつに、「アデノイド顔貌」があります。
ここでは、顎の小ささに悩む男性に向けて、顎が小さい原因として考えられるアデノイド顔貌についてや顎を出す方法があるかどうかなどをお伝えしていきます。
顎が小さい原因として考えられるものは?
顎が小さくて悩んでいる男性にとって、その原因が何なのか気になるところですよね。
生まれつき顎が小さい場合もありますが、後天的に顎が小さくなってしまうこともあります。
その原因として考えられるものに、「アデノイド顔貌」があります。
アデノイド顔貌とは、口呼吸をしていることによって起きる顔の変形のことを指します。
この症状は、鼻の奥にあるアデノイドが大きくなりすぎることによって起きます。
アデノイドが大きくなることによって鼻呼吸がしづらくなり、口呼吸をするようになってしまうのです。
アドノイド顔貌には、顎が小さいこと以外に挙げられる特徴があります。
口呼吸をしていることから、
・前歯が出る
・口がいつも開いている
・唇がカサカサと乾燥している
などがあります。
また、アデノイドが大きくなっているため呼吸がしづらくなっていますので、
・夜中いびきをかく
・無呼吸症候群
などの症状が現れる場合もあります。
アデノイド顔貌の場合、顎を出す方法が気になりますが、口呼吸を改善することも大事なようですね。
なぜアデノイドが大きくなってしまうのか?
顎が小さくなってしまう原因のひとつであるアデノイド顔貌ですが、なぜアデノイドが大きくなってしまうのでしょうか?
それは、アデノイドの働きを知ることで分かります。
アデノイドは鼻の奥にあり、鼻から何かが侵入してくるとアデノイドで受け止め、免疫機能が働くようになっています。
しかし、免疫力がまだ十分に備わっていない子供は、異物の侵入によってアデノイドは腫れやすく大きくなってしまうことが多いのです。
それでも、普通なら成長に伴ってアデノイドが腫れて大きくなることはだんだんなくなり、大きさも小さく落ち着いてきます。
ですから、アデノイド顔貌は、子供のころにアデノイドが腫れて大きくなりやすかった人がなりやすいということがいえます。
なぜなら、アデノイドが大きいせいで口呼吸が増え、その回数が多いほど口呼吸をしている機会も増えるからです。
そうして大人になっても口呼吸が続いてしまうことで、アデノイド顔貌になってしまうと考えられています。
小さいころからの習慣になってしまっている口呼吸、顎を出す方法と同時に改善していきたいものです。
顎を出すために生活の中で気をつける方法!鼻呼吸を意識
顎が小さくなってしまう原因として考えられるアデノイド顔貌は、口呼吸が問題でしたので、まずは口呼吸をしないよう努力をしましょう。
とはいっても、呼吸は無意識にしているものですから、すぐに治すのは難しいかもしれませんね。
いつも口で呼吸をしていたのに、急に鼻で呼吸をしようと思ってもうまくいかないこともあります。
意識をしなくても鼻呼吸が自然とできるように、最初は意識的に鼻での呼吸を心掛けてください。
鼻孔が小さくなっている場合は、鼻孔を膨らませる効果がある鼻孔テープを鼻に貼るのもおすすめです。
鼻孔テープは、夜中に使用するといびきや無呼吸症候群を改善する効果も期待できます。
ただし、鼻孔が小さくなっている原因がアデノイドではなく鼻炎などの場合も考えられますので、医師によって判断してもらう必要があります。
さて、顎を出す方法として口呼吸をしないことをご紹介してきましたが、実は大人では直接的な効果がないといわれています。
成長期であればまだ改善が見込めるのですが、大人になってしまってからでは骨格も成長しきっているからです。
かといって、口呼吸は口から色々な異物を直接取り込むことになり体にはよくありませんので、まずは口呼吸を治すことから始めてみましょう。
顎を出すには歯列矯正という方法も!歯並びも改善!
顎を出す方法として、歯列矯正が挙げられます。
歯列矯正は口呼吸などによって乱れてしまった歯並びを矯正することによって、顎のバランスの悪さをなくす効果が期待できます。
とくに、前歯がでているような場合、前歯を引っ込めることによって顎のバランスを整えることができるのです。
ただし、歯列矯正はすぐに改善が難しく、矯正にはある程度の年数がかかることを覚悟しなければなりません。
費用も数十万かかるといわれていますので、歯列矯正をお考えの男性は一度矯正歯科での診察をおすすめします。
時間や費用がかかりますが、歯並びがキレイに整うことによって見た目がよくなるだけでなく、噛み合わせの問題も解決できますので、医師とよくご相談の上で判断してくださいね。
男の美容整形!顎を出す方法としても有効!?
顎を出すには、美容整形をするという方法もあります。
美容整形は、歯列矯正のように時間がかかることはありません。
また、歯列矯正では効果が見込めない場合にはこちらを行う選択肢もあるのです。
治療法は主に2通りあります。
・顎骨体移動治療
・シリコンプロテーゼの挿入
顎骨体移動治療は、外科治療になります。
一般的には口の中から手術が行われるため、術跡が気になりません。
全身麻酔での施術のため、数日間入院をしなければならないことが多いようです。
費用は、だいたい50万円前後かかります。
シリコンプロテーゼの挿入は、シリコンプロテーゼを挿入することによって顎を出すことができます。
治療は1時間もしないで終わることから手軽に試すことができそうです。
費用は、だいたい30万円位からが多いようです。
ただし、美容整形は術後のメンテナンスが必要な場合もあり、施術したからといって全てが終わるわけではないですので、その辺りは注意が必要です。
顎のために直してほしい生活習慣
顎をすぐに出す方法というわけにはいきませんが、普段している生活習慣が顎を小さくさせている可能性もあります。
改善してほしい生活習慣としてまず考えられるのは、「猫背である」ことです。
猫背であると、頭を支えている首に負担がかかり歪むことがあります。
そして、首の歪みは顎に繋がってしまう可能性があるのです。
ですから、顎を正しい位置にするために、猫背にならないようちゃんとした姿勢を心掛けてください。
つぎに、「ものをよく噛まない」ことです。
ものをよく噛まないと、顎周りの筋肉が衰えてきます。
そうなると、顎が小さくなることにも繋がってしまいます。
ですから、意識的にガムを噛んだり、歯ごたえのあるものを食べるようにしましょう。
あとは、「同じところばかりで噛む」習慣もよくありません。
ものを食べるときに、いつも同じ歯でたべていると、顎にかかる力がかたよって顎が歪むことがあります。
片側ばかりでものを噛んでいる癖がある男性は、噛まないほうで噛むよう意識してください。
アデノイド顔貌は口呼吸を治すことから始めよう
顎が小さくなる原因として、アデノイド顔貌があります。
アデノイド顔貌は口呼吸から起きていますので、まずは口呼吸を治すことが先決です。
それからの対策として、歯列矯正や美容整形があります。
また、直してほしい生活習慣も確認してみてください。