お子さんが入園に必要な物のひとつに、歯ブラシやコップを入れる巾着があります。
今では100均一ショップで安く買うことができますが、自分で作るという方法も考えられます。
実際に作るのは奥さんである場合が多いかもしれませんが、旦那さんも無関心では困ります。
巾着などの入園準備で悩まされている奥さんに的確なアドバイスができるよう、こちらの記事をご覧ください。
歯ブラシやコップを入れる巾着はなぜ必要?
保育園や幼稚園は、子どもたちにさまざまなことを教える場でもあります。
歯ブラシやコップを持たせるということは、歯のブラッシングの指導もしてくれていることでしょう。
しかし、小学校に上がる前のまだ幼くて可愛い子どもたちですから、あちこち物が散らばっていては誰が誰の物かを探すだけで大騒ぎになってしまいます。
ブラッシングの指導どころではなくなってしまうかもしれませんね。
それを未然に防ぐために、歯ブラシやコップを入れておく巾着が必要になります。
また、歯ブラシやコップは直接口をつけるため、衛生的に他の子どもたちと触れ合わないことが大事です。
口を通して移る病気はいっぱいあり、それを避けるためにも自分の物は自分でしまえる巾着が必要なのです。
さて、その巾着ですが、用意しようと思っても実は単純なことではありません。
保育園や幼稚園に通う準備で必要な物は、ご存知の通り歯ブラシ・コップ・巾着のセットだけではないからです。
通園バック・上履き入れ・お弁当箱入れなども用意する必要があります。
それらを用意するには、買うことも作ることもできそうです。
では、自分の子どものためにはどうするのが一番適切なのでしょうか。
買う派?作る派?歯ブラシとコップを入れる巾着
歯ブラシとコップを入れる巾着ですが、入園時期になると売り場でそれに合ったサイズのものが出回ったりしていますよね。
あなたも奥さんも働いている共働きの場合、奥さんも作るのが大変でしょうから、園で指定されたサイズなどと合っていれば買うという選択肢もあるのかな、と思います。
しかし、自分のお子さんの立場で考えてみましょう。
今まではママに甘えていられたのが急に集団生活になってしまうため、不安に感じているお子さんが多いはずです。
新しい場所、新しい先生、新しいお友達のなかでたくましくやっていかなければならないのです。
とはいえ、不安なのも最初のうちだけで、子どもは強いですからほとんどのお子さんは園生活を楽しく送れることでしょう。
ただし、その前の段階である今、少しでも早く新しい環境に慣れるためにも、お子さんがお気に入りのキャラクターなどで手作りすることも、ひとつの方法です。
自分で手作りすれば、大きさやポケットの位置・紐の色など色々と工夫することができます。
作る過程で、お子さんと話し合って生地を確認し合ったりするのは楽しい作業ですよ。
実際に作るのは奥さんでも、生地を見に行ったりするのは旦那さんも一緒にできます。
奥さんの負担にならないよう、お子さんも満足する形で巾着作りができるといいですね。
歯ブラシとコップを入れる巾着はどこで買う?
保育園や幼稚園で使うグッズを買う場合、どこで購入すればいいのでしょうか。
前項でもお伝えしましたが、入園シーズンになるとあちこちの売り場で確認することができます。
歯ブラシとコップを入れる巾着程度の大きさであれば、特にシーズンでなくても100均一ショップでも売ってますし、ちょっとした雑貨屋さんでも手に入れることができます。
しかし、一番手軽なのは、やはりネットでの購入でしょう。
男の子向け・女の子向けで分けられ、色々なパターンのものから選ぶことができます。
実際に見に行って確認したい場合はお店での購入になりますが、特にこだわりがない場合はネットでの購入がおすすめです。
写真つきで細かな機能も記載されていますので、きっと欲しいものが見つかるはずです。
やっぱり作りたい!歯ブラシとコップのための巾着
お子さんに「どうしてもこのキャラクターのものが欲しい!」と言われたら、用意してあげたいのが親心ですよね。
その場合は、少し大変ですが通園バックなどと一緒に歯ブラシとコップを入れる巾着も作ってしまうことをおすすめします。
通園バックや上履き入れは、厚くて丈夫なキルティング素材で作ることが多いです。
巾着などは、薄手の生地が通気性がよくおすすめです。
どちらも人気のキャラクターでしたら、揃えて作ることも可能です。
生地だけネットで購入し、その他の細かい紐などは店頭で選ぶこともいいですよ。
お子さんのためとはいえ、作る人のストレスになってはいけません。
奥さんが作る場合は、奥さんと一緒にできることは手伝ってあげてください。
親子で話し合って作る園の準備グッズ、楽しんでできると親子との思い出の一つになりそうです。
簡単で衛生的!手作り巾着のポイント
歯ブラシとコップを入れる巾着を作る場合の作り方やポイントをお伝えします。
まず、ポイントとして
・簡単に出し入れできる1本紐で作る
・歯ブラシとコップがはみ出ない
・替えを作る
・裏布はつけない
があります。
せっかく手作りした巾着ですから、お子さん自身が出し入れできることが大事です。
ですから、2本紐のようなしっかりした巾着は必要ありません。
1本紐で巾着をシュッと絞るだけの簡単な作りにしましょう。
また、歯ブラシとコップが巾着からはみ出ると、歯ブラシだけこぼれ落ちやすくなります。
巾着のサイズはあまり大きすぎず、ちょうど歯ブラシが収まるように作りましょう。
ほかには、歯ブラシやコップは濡れているため、巾着に汚れがつきやすくなります。
衛生面から見ても、替えを作っておくことをおすすめします。
色違いで作っておけば、好きな色をお子さんが選ぶことができますね。
あとは、なぜ裏布をつけないことが大事かというと、乾きにくくなることを防ぐためです。
裏布がついていれば、特に女の子などは巾着を使うときにのぞき込むたびに嬉しい気持ちになるかもしれません。
しかし、歯ブラシとコップを入れるため、少しでも早く乾いて菌を繁殖させないことが大事になります。
とても簡単!手作り巾着の作り方
歯ブラシとコップを入れる巾着を手作りすると決めたら、これからご紹介する作り方を実践してみてください。
働いているママでも簡単に作れる巾着です。
【材料】
・生地 歯ブラシとコップに合ったサイズ
・紐 お子さんが引っ張りやすいもの
生地の大きさは歯ブラシとコップに合ったサイズがいいのですが、一般的なサイズとして50cm×20cmあれば足りるようです。
紐は、100均一ショップなどで購入することができます。
お子さんが引っ張りやすい、柔らかな紐がおすすめです。
【作り方】
①ネームタグをつける
巾着の状態になってからだと、ネームタグをつけるのが難しくなります。
②全体をジグザグミシンで縫い、ほつれ防止する
③50cmの長さを半分に折り曲げる
④下から4cmの部分を上に折り曲げる
これによってマチが作られます。
⑤縫い代は1cmで両端を縫う
ただし、紐を通す側は6cm残します。
⑥6cm残した部分を開いて縫う
コの字型になるよう端から端まで気をつけて縫います。
⑦入り口を三つ折りで折り目をつける
入り口をまず1cm折り、さらに2cm折り曲げます。
アイロンを使うとしっかりとキレイに折れます。
⑧紐が通るように縫う
なるべく端を縫うようにしましょう
⑨裏返し、紐を通して完成
とても簡単に作れる巾着ですので、一つ目が上手くいったら替えも合わせて作ってみましょう。
巾着を手作りする場合は一緒に考えよう!
可愛いお子さんの入園準備、色々揃える物があり負担に感じることもありますよね。
しかし、歯ブラシとコップを入れる巾着は小さい物なので、ちょっと手作りするにもあまり手間がかからず、お子さんが喜ぶとなれば、作ってみるのも楽しいですよ。
もし、奥さんが作るのが難しい場合は、ネットなどで手軽に選ぶこともひとつの方法です。
家族皆で楽しく準備し、無事に入園を迎えられるといいですね。