髭剃りを毎日している男性は多いと思いますが、合わせてやってもらいたいことに産毛の処理があります。
「産毛なんてあるかないか分からないのでは?」と思う男性もいらっしゃると思いますが、特にそういう男性に試していただきたいことなのです。
産毛の処理が顔の印象などにどのような効果があるのか、おすすめの方法なども合わせてご説明していきます。
知っておこう!産毛の役割
産毛は、顔に生えている短くて柔らかい毛のことですが、主に次の2つの役割があります。
〇肌を保護する
〇毛穴を清潔に保つ
まずは、肌を保護する役割についてです。
顔の肌は髪の毛がある頭の部分と違い、肌が露出している部分が多いです。
ですから、肌が直接いろいろな刺激を受けることになりますよね。
そこで登場するのが、産毛です。
産毛は、気温の変化や紫外線などから肌を守る役割があります。
紫外線は日焼け止めクリームなどで守るイメージがありますが、産毛も少なからず肌を守る役割をしているのです。
また、寒い冬などでは露出した顔に寒さが染みる思いがしますが、産毛があることによって直に寒さを感じることを防いでいます。
また、肌の表面を産毛で覆っているため、肌が乾燥することからも守っています。
つぎに、毛穴を清潔に保つ役割についてです。
産毛は2カ月に1回ほどで抜けるといわれています。
そして、産毛が抜けるときに、毛穴に詰まった汚れや皮脂なども一緒に取り去ってくれるのです。
肌にはいいことばかりの産毛ですが、なぜ処理をしてほしいのかを次項でお話ししていきます。
産毛を処理すると顔の印象はどう変化する?
肌を保護したり毛穴を清潔にする産毛なのに「なんで処理するの?」と疑問に思う男性もいらっしゃるかもしれません。
その理由は、産毛を処理すると顔の印象を変えることができるからです。
どのように変わるかというと
〇顔色がよく見える
〇明るい印象を与えられる
〇清潔感が与えられる
以上の三つです。
男性は女性に比べて産毛が濃い場合も多いですから、産毛を処理すると自分でも顔色が変わったことを実感できるのではないでしょうか。
産毛を処理するだけで顔色がよくなるのであれば、ちょっと試してみようかなと思いますよね。
顔色がよくなるということは、周りにも明るい印象を自然と与えることができますし、仕事上で人と合うような仕事をしている男性には特におすすめしたいことです。
また、もともと体毛が濃い男性などは、顔の産毛も濃い傾向があります。
ですから、顔の産毛を処理することによって清潔なイメージを人に与えることができるのです。
そして、最近の女性は男性に対してもムダ毛の処理を求める人が増えていますので、産毛を処理することは女性に対して清潔感をアピールすることができますね。
顔の産毛の処理で多い疑問を解決!
ここでは、顔の産毛の処理に関して、多くある疑問についてお話ししていきます。
まず、「産毛を剃ったら、濃くなってしまうんじゃないの?」という疑問です。
しかし実際には、どこの毛を剃っても濃くなることはありません。
では、なぜ濃くなったように感じるかというと、毛を剃った後に再び生えてくる毛は根元に近いため、生え始めが太く感じてしまいます。
また、自然に抜けた毛は先端が細くなっていますが、毛を処理すると生えてくる毛は剃った断面のまま生えてくるため、濃くなったように見えるのです。
ですから、産毛を処理したからといって毛が濃くなるようなことはありませんので、ご安心ください。
つぎに、「ニキビなどの肌トラブルが増えない?」という疑問です。
この疑問も、特に根拠がなく問題がない場合が多いようです。
ニキビは、肌に細菌などが繁殖することによって起きます。
ですから、肌を清潔に保っていれば通常のお手入れで防ぐことが可能なはずです。
逆に、産毛を処理することによって、産毛にじゃまされることなく肌を直接洗顔することも出来ますから、かえってキレイに洗い上げることができますよ。
顔の産毛の処理をやってみよう!用意するもの
顔の印象を明るくしたり清潔感を出すためにも、顔の産毛処理をやってみましょう。
まず、産毛を処理するために用意するものは以下のものです。
〇I字カミソリまたは顔用シェーバー
〇クリーム
〇保湿液
カミソリを使う場合、T字カミソリだと顔の凹凸の細かな部分が剃りづらいため、I字カミソリがおすすめです。
シェーバーを使いたい場合は、顔用のシェーバーを使う必要があります。
なかには、「髭用のシェーバーじゃダメなの?」と思う男性もいらっしゃるかもしれませんが、髭用では刃の強さが違うため、ここは是非顔専用のシェーバーをお使いください。
顔用シェーバーは、眉毛処理もできるタイプを選ぶといいですよ。
つぎに、クリームについてです。
クリームがなぜ必要かというと、肌を保護するために使います。
もともと乾燥肌の男性などは、肌にカミソリをあてるとヒリヒリしてしまうこともあるかもしれません。
ですから、処理前にはクリームを必ず使用してください。
最後に、保湿液です。
保湿液は、産毛を処理した後に必要になります。
産毛を処理した後は肌が敏感になっていますので、処理後にすぐ保湿することが大事です。
保湿液には、化粧水や乳液をお使いください。
顔の産毛処理の正しいやり方
顔の産毛処理の正しいやり方について、ご紹介します。
【産毛処理の正しいやり方】
①手や顔を洗う
②肌にクリームを塗る
③うぶ毛をカミソリや顔用シェーバーで剃る
④顔を軽く洗う
⑤保湿液をつける
肌が清潔なときがおすすめなので、お風呂上りにすることをおすすめします。
肌が乾燥しないようクリームをしっかり塗りましょう。
産毛を剃るとき、皮膚を引っ張りながら行うと上手くいきます。
また、毛の流れに逆らって剃るとよりキレイに剃ることができます。
クリームを優しく取るような感じで剃りましょう。
産毛などが残らないよう、剃ったあとは軽く洗います。
最後に、肌が乾燥しないよう、保湿液である化粧水や乳液で仕上げます。
アルコールが入っている化粧水は肌がヒリヒリしてしまう場合もありますので、肌が敏感な男性は特にアルコールなど刺激物になるようなものが入っていないものがおすすめです。
産毛処理で注意したいこと
顔の産毛処理によって得られるメリットもありますが、もともとあった産毛のよさがなくなってしまうデメリットもあります。
まずは、最初の項でもお話しした、肌を保護する役割です。
産毛は肌を外の刺激から守る効果があります。
しかし、処理してしまうことによって、今まで産毛が守っていた刺激への対策が必要になります。
たとえば、紫外線などはシミなどを引き起こす場合がありますので、気にする男性は紫外線防止クリームなどを使う必要があるかもしれません。
雑菌なども、今までは産毛がクッションになってくれましたが、処理したあとは直に肌につくことが考えられます。
ですから、肌を守るためにも日頃の洗顔や保湿をしっかり行う必要があります。
あとは、産毛は自然に抜けることによって、肌の奥の汚れなどを一緒に取り除く効果がありました。
それが処理することによってなくなってしまうので、やはりここでも保湿・洗顔が美肌の継続に大切なことが分かります。
また、処理は週1回くらいのペースにし、処理しすぎないよう注意しましょう。
顔の産毛処理は処理後のケアが大切!
産毛には、肌を守ったり清潔にする効果がありました。
しかし、産毛を処理することによって顔色をよくする効果が得られて、外的印象を明るくすることができます。
ただし、産毛が持っていた効果が減ってしまいますので、それを補うために日頃の洗顔や保湿が大切になります。
清潔感を出して明るいイメージをキープできるよう、処理後のケアもしっかり行ってくださいね。