寒くなってきて、外の空気が乾燥してくると、気になってくるのが口元の乾燥や肌の乾燥ですよね。
そんな方は保湿対策のために色々工夫されていることでしょう。
今回はマスクによる保湿効果はどれ程あるのかについて、ご紹介していきます。
保湿のもたらす効果について
保湿による効果には、一体どのようなものがあるのでしょうか。
保湿による効果は主に、体温を上げたり、維持したりする働きがあります。
冬の時期、外ではその気温に慣れるせいもあってか、鼻水やくしゃみも出ずに平気だったものが、室内の温かい空間に行くと、途端に出るようになって悩まされた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしマスクを着用していると、外にいるときはもちろん、室内に移動しても、気温差はそれほど感じられなくなるため、くしゃみも鼻水にもあまり悩まされることはないのです。
このようにマスクをしているとその部分だけ気温の変化を感じにくくなり、保温効果が期待できます。
また保湿の仕組みはと言いますと、空気中の水分をマスクにより密閉された空間によって閉じ込め、息などによって温められたその水分が、次第に冷えてゆき、水滴となって現れることで湿気となるのです。
そのため、いかに空気中の水分を一定の箇所に閉じ込めておけるかが、保湿の効果を高める重要なカギとなってきます。
保湿効果があると何がいいのかと言いますと、まず、肌の乾燥を抑えることができ、肌荒れを防ぐことができます。
肌が荒れると、傷になりやすく、外見的にもよろしくありません。
見た目を気にする方は特に気をつけなければならない問題です。
マスクをしていると保湿効果が期待できるのです。
次に保湿には、保温効果も含まれるため、体温維持に繋がります。
体温を維持するということは、生きていく上で欠かせないことになるので、保温は大切なことです。
保湿をしっかりすることで、体の温度を高めることができると期待されるのです。
これは寒さをしのぐために人が服を着るということと繋がりますよね。
また、汗をかいているときのように、暑いのも保湿・保温と繋がってきます。
それでは次に、その保湿効果を高めるものにはどのようなものがあるのかについて、具体的な物をご紹介していきます。
保湿効果のあるものについて
保湿効果のあるものには、例えばどんなものがあるのでしょうか。
その代表的な例としましては、ワックスや油などが言えます。
これは食品や、髪の毛をコーティングすることで保湿し、潤いを保つ働きがあります。
それでは食べ物以外にはどんなものがあるのでしょうか。
その例としまして、リップクリームや、スキンケア化粧水などが挙げられるでしょう。
これらは、肌に塗っておくことで潤いを保つことができます。
肌を特殊な成分でコーティングすることで、外気と直接触れさせることを防ぎ、結果として肌と外気との間に密閉した空間を作ることで保湿効果に繋がってくるのです。
保湿効果が高いと、温かい状態も維持でき、体温の低い場合や寒い時期には、嬉しい効果となり、乾燥を防ぐこともできるのです。
それ以外の保湿効果を生むものには、マスクを着用するという方法があります。
それではマスク着用による保湿効果について、次に詳しくご説明していきましょう。
マスクの効果について
ここではマスクを着用することによる効果、つまりメリットとデメリットについてご説明していきましょう。
マスクを着用することで得られる効果は主に、
・咳やくしゃみによる菌の分散を抑えることができる。
・咳やくしゃみによる音を抑えることができる。
・傷や怪我を隠すことができる。
・保湿効果が得られる。
などが挙げられるでしょう。
非常にいい効果をもたらしてくれることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
特に咳やくしゃみは、飛沫感染で他人に移してしまうと風邪を引き起こしてしまう恐れもあるので注意が必要です。
そして、デメリットとしましては、
・声が通りにくい
・表情が読み取れない
といったことが言えるでしょう。
これは誰かと話している会話時に注意が必要なことになってきます。
マスク越しに声を発声すると、声が通りにくくなってしまうことで、自分が何を喋っているのか相手に伝わりにくくなってしまいます。
また、マスクによって顔が隠れてしまうことで、表情が相手に読み取りづらくなってしまうのです。
相手に表情が伝わるということは、コミュニケーションの上でも欠かせません。
マスクを着用することによるメリットとデメリットをみてきましたが、特に保湿効果に期待できます。
それでは実際どのような保湿効果があるのでしょうか。
それについて次に詳しくご説明します。
マスクの保湿効果やいかに!?
マスクの着用による保湿効果は、実はかなり高いものです。
これはマスクの形状によるもので、マスクの形は咳やくしゃみを外に出さないために口元を覆う作りをしています。
そのため、結果としてマスクで口元を覆うことで口の付近が密閉され、マスク内が温められることで可能になります。
メガネを着用している場合は、レンズが曇ってしまうほどその効果は高いです。
また、ずっとマスクを着用しておけば、長い間密閉した空間を維持することができるため、長い間保湿効果を保つこともできるのです。
しかし、いくら密閉されているとは言っても、隙間は当然あります。
ですから、そこから外気にさらされることで、水分が冷やされ、温度も下がり、保湿の効果も下がっていってしまうのです。
また、外気が入り込みやすい箇所としまして、鼻の付近が最も入り込みやすいです。
紙タイプのマスクだと折り曲げたりしても、完全に密閉することはできませんので、湿度の低下に繋がります。
その点布タイプのマスクは、鼻も全体的に覆うことができるので、密閉性は非常に高いです。
マスクの保湿効果をより高めるために
マスク着用により期待できる保湿効果ですが、この効果をさらに引き上げることができるものがあります。
ちまたでは、蒸気によるホットアイマスクなるものが売られています。
これは、マスクから蒸気が発せられて、目元を温めるとともに、保湿効果ももたらしてくれるという優れものです。
アイマスク自体には、保湿する効果はありませんが、このホットアイマスクは、目元を温めてくれ、保湿効果もあるためとても便利です。
そのため、冬の寒い時期には大変重宝する一品なのではないでしょうか。
また、マスク着用による保湿効果を上げるためには、より大きめなマスクで口元を覆うか、ゴムの縛り具合を調節する必要があるでしょう。
より密閉度を高めることができ、保湿を保つことに繋がります。
保湿効果をもたらすマスクの種類
これまで、保湿効果をもたらすものとして、マスクやホットアイマスクが挙げられるかと思いますが、普通のマスクにも種類があります。
マスク選びも、保湿効果を高めるための重要なポイントになってきます。
中でも布タイプのマスクは、保湿効果がより一層高く感じられ、冬の時期以外に着用すると、そのあまりにも高い保湿効果で蒸れてしまう恐れがあるほどです。
そのため、「そこまで保湿効果は要らないよ」と思う方は、紙タイプのマスクを着用することをお勧めします。
気温が高かったり、暑い時期には、このタイプのマスクでも十分に保湿効果はありますので、乾燥が気になる方は着用してください。
思ったよりもマスクは保湿効果が高いので、ぜひ着用してみることをお勧めします。
上手に保湿をして、乾燥対策に努めましょう。
乾燥対策にマスクは効果的!
外の空気が乾燥してしまう時期は、積極的にマスクをしてみましょう。
風邪を引いているわけでもないからマスクをする理由がない、と考えている方は少なくありません。
しかし、口元の乾燥だけでなく喉の乾燥を防ぐために、特に冬場などの乾燥する季節ではマスクでの保湿対策をしてみてください。