咳やくしゃみを辺りに散らすことなく、また保湿の効果もあるマスク。
そんなマスクですが、マスクを寝る時に着用するのは果たして良くないものなのでしょうか。
今回は就寝時だけでなく日常生活でのマスク着用についてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
マスクの効果
白くて清潔さを保ち、私たちの日常生活でも必需品であるマスク。
そんなマスクには、実は色々な効果があります。
その上で、寝る時にもマスクを着用することが果たして正しい選択なのか、実際のところどうなのか良く分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでマスクを付けることによる効果について、まずはご説明していくことにしましょう。
まず、ここで言うマスクとは口元にするマスクを指すことをお忘れなく。
マスクの効果は、咳やくしゃみによって飛び散る唾をマスクでガードしてくれることが第一に挙げられます。
風邪気味であったり、どうしても休むことのできない外出時の用事などでは、他人に移したりしてしまわないように、迷惑をかけないようにマスクの着用は必須になってきます。
それだけでなく、マスクをすることで気になる口臭が辺りに充満するのを防ぐことができます。
朝起きた時の口臭は、たとえ歯磨きをしていたとしても気になってしまうもの。
それを防ぐために、口元をマスクで覆うことは効果的ですよね。
それでは寝る前のマスク着用が良いか良くないかについて触れる前に、寝るということについて詳しくご説明していくことにしましょう。
寝る時に必要なものと言えばどんなもの?
睡眠は人が生きていく上で当たり前のように行い、そしてなくてはならないものです。
寝る時にはマスク着用は良くないかということについて触れる前に、まずは寝る時に必要なものとは一体どんなものかについてご説明していきます。
寝る時に必要なものは、まず落ち着いた静かで眠りやすい環境です。
ほかにも漫画や雑誌、本などは睡眠に入りやすいために必要なものと言えるでしょう。
口臭予防のために寝る前にガムを噛むという人もいますし、アイマスクが必要な方もいらっしゃるでしょう。
軽めの運動も大事です。
寝るという行いはそもそも、自分の体温が下がる時に起こりやすいです。
映画やドラマでよく、雪山を歩く人がその寒さに耐えきれず寝てしまいそうになって「ここで寝ちゃダメだ!」と言われるシーンを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
睡眠とは体温の低下が関係してくるのです。
そのため、寝る前に軽い運動をすると、体が温まり体温が上昇します。
やがて体温が低下してくると、寝付きやすくなるのです。
寝る数時間前に風呂に入るのも同じ原理です。
温かいお湯で体を温め、冷める頃に眠くなるというわけです。
このように、寝るために必要なものは、いくつかあることがお分かりいただけたかと思います。
このほかにも、ぬいぐるみだったり人形だったり、人によって違いますが、寝るためにどうしても自分にとって無くてはならないものがもしかしたらあるかもしれません。
また、寝るためのいつもの習慣のようなものもあるかもしれません。
例えば、寝る前に音楽を聴くと寝つきが良くなったりする、といったものですね。
マスクをつけること自体良くないのか!?
寝る時だけでなく、マスクをつけること自体に良くない効果があるのでしょうか。
一見してそんなことは1つもないように思えてしまうかもしれませんが、実はマスクをつけることで悪い印象を人に与えてしまうことだってあります。
そのことについてご説明していきましょう。
マスクをつけているだけで、病弱であったり喉が弱いといった印象を人に与えかねません。
そもそも、そのためのマスクなのでそれは当たり前なのですが、接客や、お客様と接する機会の多い営業、お客様の前で自分を見せる歌い手がマスクをしているとどうでしょうか。
顔が見えづらいことで、笑っているのか何を喋っているのかが伝わってこないと思ってしまうのではないでしょうか。
このように印象が悪くなってしまう場合があるので、健全な方はむしろマスクはしないほうが良いと言えるでしょう。
マスクは寝る時に必要?
前項で触れたこともあり、睡眠について理解が深まったことでしょう。
寝る時に必要なものに関して、その例をいくつかご紹介してきましたが、それではマスクはその中に含まれるのでしょうか。
その点について考えていくことにしましょう。
マスクは先ほどにも述べました通り、口臭を防いでくれる働きをします。
また、寝る時ならば誰に見られるというわけでもないので見た目を気にする心配もありません。
保温に保湿効果まで持ち合わせていて、大変利便性の高いものと言えるでしょう。
いい点ばかりが目立ちますね。
そう考えると、寝る前のマスク着用は、良くないとは思えなくなってきますよね。
しかし結論を出す前に、もう少し睡眠について掘り下げてみることにしましょう。
睡眠のメカニズムがより分かれば、必ずしもマスク着用がいいとは言い切れなくなってくるのではないでしょうか。
寝る時に良くないものとは!?
寝る時に良くないものには、どんなものがあるのでしょうか。
それはどんなものかと言いますと、睡眠の邪魔になるものです。
寝る前に多量の飲み物を飲んだり、やたら明るい光の元で活動を行なっていたりすると、それらは睡眠の妨げになってしまうでしょう。
寝る前の飲食は、胃腸を休ませることができないため、脳も休むことができず、眠りにつきづらくなってしまいます。
明るい光を見ると、脳は日中だと錯覚してしまい、起きなければと勘違いをしてしまうため、うまく眠りにつくことができなくなってしまいます。
また、過度な運動も心拍数を上げることになるので、ドキドキしてしまって眠れなくなってしまう恐れがあります。
寝るためには、脳を休ませるということが鍵になってくるのですね。
それではいよいよ寝る時のマスク着用について、良し悪しをお話ししていくことにしましょう。
マスクを寝る時に着用するのは良くない!?
マスクの効果や眠るということとはどういうことなのかについてこれまでお話ししてきました。
それでは結論としまして、マスクを寝る時に着用するのは良くないということについて述べていくことにしましょう。
まず、マスクの利点として保温効果や保湿効果があります。
乾燥しがちな冬の時期、眠っている間に口元が乾燥してしまったり鼻が詰まって息がしづらいという時には、マスクをつけたらきっといいのではないかと思うかもしれません。
しかし、実はこれは危険な行為なのです。
マスクを着用するということは、鼻全体を覆ってしまうことになります。
そのため、呼吸が浅くなりやすくなるという欠点があります。
マスクは密閉性が高いため、マスク内の空気も薄くなり、十分な酸素を取り込むことができなくなってしまいがちです。
呼吸が浅くなると当然良質な睡眠をとることもできず、体の疲れが取れなかったり、熟睡することができません。
ですから、寝る時のマスクの着用は良くないと言えるでしょう。
また、マスクによる保温効果とは言っても、実際はかなり熱がこもります。
その暑さに寝苦しい思いをしてしまっては、それこそ上質な睡眠をとることができません。
マスクは睡眠を妨げてしまう恐れがあるのです。
しかし、そうは言ってもマスク以外で睡眠時の乾燥をどうにかする方法はないのでしょうか。
そのためには加湿器をつけたり、鼻に貼るテープなどで鼻づまりを防いだり部屋の湿度を保つようにしましょう。
寝る時のマスク着用にご注意を
寝る時のマスクの着用には、実は落とし穴があり、便利で日々お世話になっていることもあるであろうマスクですが、寝る時は危険なのでつけないほうがいいということがお分かりいただけたことと思います。
今まで寝る時にマスクを着用していたという方いらっしゃいましたら、寝室が乾燥しないように加湿器を使って湿度を調整することをおすすめします。