睡眠不足を解消しないと起きる睡眠負債!影響する期間は?

仕事で忙しい毎日を送っている男性が多い中、慢性的な睡眠不足に陥っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、その睡眠不足を放っておくと、「睡眠負債」という形で体に蓄積していってしまうため改善が必要です。

睡眠不足や睡眠負債にまつわる期間について、ここではお話ししていきます。

なぜ睡眠不足が体に悪影響なのかを知り、解消していきましょう。

睡眠不足はどれくらいの睡眠時間で起こる?

睡眠不足は自分で自覚していることが大事ですが、適正な睡眠時間をご存知ですか?

基本的に、人間に必要な睡眠時間は「1日7~8時間」だといわれています。

中には、「毎日5時間しか寝ていない」という男性がいるかもしれませんが、かなり危険な状態である場合があるのです。

ただし、人間の5%位の中には「ショートスリーパー」といって、睡眠時間があまりなくても大丈夫な体質を持っている方もいます。

そういう方を除いて、ほとんどの人間はある程度決まった睡眠時間が必要であり、睡眠不足の期間が進むと体に悪影響を与えます。

「自分はショートスリーパーかも」という男性も中にはいるかもしれませんが、実は責任感の強さから眠気をはねのけているのかもしれませんし、週末に寝ることによって睡眠不足を解消している場合がほとんどです。

ですから、慢性的な睡眠不足の期間を続けないということが大事になってきます。

睡眠不足が続くと起きること!睡眠負債に陥る期間

睡眠不足だと寝起きが悪かったり日中ぼんやりしていて、仕事に集中できないことがあります。

仕事を忙しくしている男性なら誰しも思い当たる節があるのではないでしょうか。

しかし、この睡眠不足は怖いことに、慢性的に続くことによって脳がそれを覚えているため「睡眠負債」という現象を引き起こすことが分かってきています。

睡眠負債という言葉は、新語・流行語大賞にもランキングされるほど今注目されている言葉です。

ですから、子供から大人まで睡眠不足は社会問題として捉えられているということが考えられます。

さて、気になる睡眠負債ですが、どれくらいの期間で陥ってしまうのでしようか。

それは、「睡眠不足が2週間続く」期間が目安になります。

2週間の睡眠不足がもたらす影響は、「徹夜2日分」に匹敵するといわれているのです。

そして、怖いことに自分では睡眠不足による影響をさほど感じていないという結果がでています。

睡眠負債の期間が続けば続くほど体は休まなければならないのに、本人に自覚が無ければ、睡眠不足を解消できるはずもありません。

睡眠不足の期間が続くことでの悪影響

睡眠不足は、生活にさまざまな悪影響を及ぼします。

朝の寝起きの悪さから始まり、仕事への集中力や作業能力の低下が見られるようになります。

そのため、普通の状態なら難なくこなせる仕事もすぐに理解できなかったり、注意力も続かなくなってしまうのです。

しかも、本人は「ただの疲れだから問題ない」と感じている場合が多いため、睡眠不足による影響だとは思ってもいません。

また、睡眠不足は車の運転などにも影響があります。

仕事で車を運転している男性は要注意です。

仕事で頭がいっぱいの状態のうえに睡眠不足では、判断力が足らずに思わぬ事故を起こしてしまうかもしれないのです。

実際に、睡眠不足による産業事故のリスクは通常の8倍になるというデータもあるのです。

また、睡眠不足は精神的にもダメージを与えることがあります。

精神的な病気であるうつ病や原因不明の体調不良が挙げられます。

心身ともに悪影響を及ぼす睡眠不足は、睡眠負債にならないためにも早急な解消が必要になります。

また、睡眠不足の期間を少しでも少なくする努力も大事です。

睡眠不足は週末の寝だめで解消できる?

睡眠不足は毎日の睡眠が足りていないことで起きます。

それなら、「週末に寝だめすればいいんじゃない?」と思いますよね。

これは、あまりひどくない睡眠不足であれば、ある程度有効に働く場合もあります。

ある男性は、週末は目覚まし無しでゆっくり起き、夜は早く寝るように心掛けています。

この男性は、それだけで月曜日から金曜日まで眠気を感じることなく仕事ができているとのことでした。

ですから、この程度の睡眠不足解消法で解決するかどうか試してみる価値はあります。

「週末だけ遅く起きると体内時計が狂って月曜日からまた大変だ」という男性は、朝はいつもどおりの時間に起きて、日中昼寝をすることをおすすめします。

睡眠不足の状態の期間が短ければ短いほど、睡眠負債に陥ってしまうことが防げます。

まずは、週末に睡眠不足を解消してみることを心掛けてください。

なお、睡眠負債の状態にまで睡眠不足が進行した場合は、週末に寝だめするだけではなかなか回復する見込みはない場合が多いので、注意してください。

睡眠不足の解消は1週間の期間で帳尻合わせを!

睡眠不足が続いている場合は、とにかく不足分をためないようにすることが大事です。

睡眠不足を解消するのに考える期間は、1週間単位とします。

たとえば、月・火と睡眠不足が2時間あったとします。

そしたら、次の水曜日から30分から1時間ほど早く寝るようにします。

そして、その翌木曜日も30分から1時間ほど早く寝ます。

単純な計算ですが、時間的にそれほど毎日の睡眠時間のサイクルを変えずに不足している睡眠時間を解消できます。

これを1週間単位で繰り返すことによって、慢性的な睡眠不足を解消できる可能性があります。

平日に解消できなかった睡眠不足は、週末に少し長めに睡眠することによって解消できるかもしれませんね。

この睡眠を足していくペースは、自分が調度いいと感じる時間で大丈夫です。

1週間単位での睡眠不足解消法でも睡眠不足感があったりする場合は、また別の病気である可能性もありますので、その場合は医師の診察を受けてくださいね。

睡眠不足を解消するためにしてほしいこと

睡眠不足を解消したいのであれば、以下のことを心掛けてみてください。

〇睡眠時間を1日7~8時間とる

なかなか難しい場合は、前項の1週間という期間ごとで睡眠時間の調整をしてみてください。

〇カフェインを含む飲み物は午後3時以降は避ける

カフェインは眠気を妨げてしまう場合がありますので、睡眠に影響しそうな時間帯は避けましょう。

〇寝る前にスマホをいじる

これは思い当たる男性も多いのではないでしょうか。

寝る直前までスマホをいじっている男性もいますが、精神をリラックスさせるためにも寝る前にスマホはやめましょう。

〇アルコールはほどほどに

適度なアルコールが快眠の近道になります。

〇寝室は暗くする

スマホを握り、電気を付けたまま眠ったりしていませんか。

睡眠は、まず深い眠りのレム睡眠から始まりますが、電気が付いたままでは心地よいレム睡眠が得られません。

また、明るさのせいで深夜に目が覚めて電気を消したりするので、長い睡眠を得ることができません。

どれも簡単に改善できることばかりですので、ちょっとした心がけで質のいい睡眠を取れるようにしてください。

睡眠不足の解消は心身の健康を守る!

睡眠不足は、慢性的に続くと睡眠負債という形で私たちの体に重くのしかかってきます。

ですから、睡眠不足の状態を続けないことが大事です。

睡眠不足は、1週間単位で足していくことを考えると帳尻が合い、解消できる可能性があります。

日常での注意点も守って、睡眠不足を解消してください。