中年男性にとって、歯の白さは清潔感を表す大事なポイントです。
歯の白さを維持するためには、歯石がたまったら歯科医で定期的に除去することが大切です。
しかし、普段歯医者にかかることの少ない男性の場合は、歯石除去にどれくらい料金がかかるのか気になるところですよね。
保険が適用されるのかどうかも気がかりです。
歯石除去での料金の相場や保険適用など、歯石除去に関する疑問にお答えします。
歯石除去にかかる料金!相場はどれくらい?
歯に何らかのトラブルがないのであれば、普段仕事で忙しくしている男性にとって、歯医者に行くことは億劫に感じることでしょう。
しかし、歯は清潔感を表すポイントとして挙げられますから、歯が清潔でないと仕事上でも何らかの支障があるかもしれません。
何より歯石がたまっていると、それだけで相手に不潔な印象を与えてしまいます。
ですから、歯石がたまっていると分かったら、早めに歯科医で歯石除去をしてもらうようにしましょう。
では、歯科医での歯石除去、料金の相場はいくらくらいだと思いますか。
それには、歯石除去に保険が適用されるか適用されないかによって料金が変わってきます。
保険が適用されると、およそ3000円代で済みます。
しかし、保険が適用されない場合は、5000~1万円くらいかかるといわれています。
歯石除去に保険が適用される場合と適用されない場合で、料金がずいぶん違うことが分かります。
そうなると、ご自分の場合に保険が適用されるのかされないのか気になりますよね。
次項では、歯石除去での保険についてお伝えします。
歯石除去の料金相場!保険の適用具合でなぜ変わる?
歯科医での歯石除去は、歯石を除去することでは同じ処置なのに、なぜ料金の相場が変わるのか不思議ですよね。
保険が適用する場合としない場合とで、どう分けられているのかも気になるところです。
保険がどういう過程で適用されるのか知っていきましょう。
まず、歯科医に行って歯の診察を受けます。
そのときの歯の状態が、保険が適用されるかされないかの決め手になります。
保険が適用される場合は、虫歯や歯周病などの「治療」として歯石除去が行われた場合です。
治療が目的での歯石除去なら、保険が適用されるのです。
それでは、保険が適用されない場合はというと、歯のクリーニングや虫歯・歯周病などの「予防」のために行われる歯石除去である場合です。
予防が目的であると、保険は適用されないのです。
それなら、保険が適用される治療をしたほうがお金がかからなくていいんじゃないか、とお思いになるかもしれません。
しかし、治療がある場合、歯石除去の他に歯の治療代が他にもかかってきます。
ですから、トータル的には保険が適用されない歯石除去のほうが費用が安く済みます。
歯や歯茎にトラブルがなければ歯石除去は必要ない?
歯石除去の際、治療目的じゃないと保険が適用されないため、料金を抑えるためにも「歯石だけなら歯科医にかからなくてもいいんじゃないか」と思われるかもしれませんね。
しかし、それは危険な考えです。
なぜなら、歯石の放置は虫歯や歯周病などを招く恐れがあるからです。
歯石とは、歯についた歯垢が固まってしまったものです。
歯石がなぜ固くなってしまうかというと、歯を守るための自助作用によります。
歯に歯垢があると細菌がたまりやすくなるのですが、その細菌の活動を活発化させないために、歯垢を歯石として細菌ごと固めてしまうのです。
歯を守るための作用が歯石を作らせていたのですね。
そうなると、また歯石除去に関する疑問が沸いてくるかもしれませんね。
「結局歯石になってしまうのであれば、なおさら歯石を除去しなくてもいいのでは」という考えです。
しかし歯石があると、その周辺はでこぼこしているため、歯垢がつきやすくなっています。
歯垢がつきやすいということは、細菌が繁殖しやすくなり虫歯にもなりやすい状況を作ってしまいます。
また、歯石があると歯茎にも支障が出やすくなります。
歯石自体が歯茎を傷つけ、歯の炎症を起こしやすくなってしまうのです。
歯石除去の料金の相場だけでなく、歯石がたまってしまうことの悪影響を考えることも大切ですね。
料金相場を事前に知りたい!歯石除去による保険の適用
ここまでお伝えしたことによって、歯石除去が大切だということがお分かりいただけたと思います。
それでは歯石除去を行うとして、今度は「事前に保険が適用されるかどうか知りたい」男性のかたもいるかもしれませんね。
果たして、保険が適用されるかどうかは事前の予約時などで分かるのでしょうか。
基本的には、歯などの治療が必要かどうかによって保険の適用は変わってくるので、事前の予約時には保険が適用されるかどうかは分からないといえます。
しかし、実際に問い合わせをした歯科医のなかには、「保険が適用になります」と答える場合もあるようです。
予防の場合、保険は適用にならないはずですので、この回答は本当は正確ではないですよね。
保険の適用具合によって料金の相場が変わる以上、歯科医側も歯石除去を受ける側も料金がどうなるのか確認しておくことが大切でしょう。
かかりつけ医がある場合は、料金設定がどうなっているのか確認してみてください。
ただし、単純に料金だけ比較して歯科医を決めることはやめたほうがいいかもしれませんね。
歯科医での歯石除去!どういう流れなの?
長年歯科医で歯石除去などしたことのない男性のかたのために、一般的な歯石除去の流れについてお伝えします。
①歯や歯茎の検査
歯石除去をする前には、歯に虫歯がないかどうかや歯茎の状態をチェックします。
そのとき歯石がどのくらいついているかも確認します。
②歯石除去
歯石除去には、機械を使う場合と手動で行う場合とあります。
機械の中には、超音波を使う超音波スケーラーという器具があります。
これは、超音波の振動と水によって歯石を壊すものです。
歯石がたくさんついているときによく使われます。
また、エアースケーラーといって、圧搾空気を使って歯石をおとす器具もあります。
最後に、スケーラーで落とし切れなかった歯石を手動のスケーラーで仕上げます。
歯科医でよく使われるものは鎌形キュレットといって、歯茎の上にある歯石と歯茎の入り口にある歯石を取るために使われることが多いです。
③歯面研磨
歯石が取れたら、最後は歯を研磨して仕上げます。
スケーラーで取り切れなかった歯石などを研磨剤を用いてキレイにします。
歯茎の状態が悪いと痛みを感じる場合もあります。
しかし、この研磨によって歯がツルツルになり、見た目をよくできます。
歯石除去を受ける際は、料金相場を知るためにも保険がどうなるのか確認してくださいね。
歯石がつかないように定期検診を
歯石は毎日のブラッシングで取り切ることは難しいため、定期的に歯科医で検診を受けることをおすすめします。
どれくらいの頻度で通えばいいかというと、3か月~半年に1回が理想的です。
「歯石除去は料金の相場が違うし、虫歯になってからでもいいのでは」と思うかたもいますよね。
しかし、今は歯科医では予防に努めているところがほとんどです。
虫歯になってからでは遅く、その前にしっかり予防をすることによって歯を削ることを避けたいと思っているのです。
男女とも長寿が当たり前になりつつありますので、歳をとってからも歯が健康であるということは、身体が元気であることと同じくらい大切なことですよね。
そのためにも、定期検診に通って歯や歯茎を健康に保ち続けられるようにしましょう。
歯石除去の料金は保険適用を確認して!
歯石除去は料金の相場が違います。
それは、保険が適用されるかされないかによって違いが出ているのです。
歯などの治療があれば保険適用となり、予防のためのクリーニングだと保険適当になりません。
歯石除去にかかる料金も気になりますが、定期的に歯科医に通って歯の健康を守ることも大切です。
歯石がたまったり虫歯になる前に、歯科医に通うことをぜひ習慣化してください。