歯ブラシが臭い!携帯用の歯ブラシを清潔に保つ方法と対策!

外出先や出張先などで、携帯用の歯ブラシを使っているという方は多いと思います。

持ち運びには便利ですが、使っているうちに、だんだんとニオイが気になってくることはありませんか?

「毎回歯ブラシを洗っているのに、どんどん臭くなっていく」という意見もよく耳にします。

これでは、歯をみがく気も失せてしまいますよね。

そこで今回は、携帯用の歯ブラシを清潔に保つ方法や対策、おすすめアイテムなどをご紹介していきます。

疑問を解決!携帯用の歯ブラシはどうして臭くなるの?

ここでは、携帯用の歯ブラシが臭くなりやすい原因をお話しします。

「自宅で使用している歯ブラシはあまり臭くないのに、携帯用の歯ブラシだけはニオイがきつくなってしまう」という方はいらっしゃいませんか?

その2つの歯ブラシの違いは、いったい何でしょうか。

違いの答え、それはズバリ「保管場所の通気性」です。

ニオイの主な原因は「食べカスの付着」や「雑菌」ですが、この雑菌が繁殖していく際には、通気性が大きく影響しています。

蓋をされ、密閉状態のケース内は、湿気が溜まりやすく、雑菌が繁殖するには絶好の環境になります。

このケース内で保管される歯ブラシは、どうしても雑菌が増殖しやすいのです。

また、清潔ではない歯ブラシを使用することで、ニオイの問題だけでなく、歯周病などの口内トラブルに発展していくこともありますので、注意が必要です。

こうした雑菌による歯ブラシのニオイは、なかなか落ちにくいのが悩みですよね。

では、どうすれば臭くなってしまった歯ブラシを消臭することができるのでしょうか。

次項でいくつかご紹介していきます。

携帯用の歯ブラシに付いた嫌なニオイを改善する方法

それでは実際に、携帯用の歯ブラシに付いてしまったニオイを改善する方法をご紹介していきます。

このニオイを改善するためには、やはり「除菌」がポイントになります。

【重曹水に浸ける】

重曹はとても万能で、除菌作用や静菌効果があるのが特徴です。

歯ブラシに付着した雑菌にも、もちろん効果がありますので、ニオイを改善することも期待できます。

重曹水の作り方は、重曹を小さじ1杯用意し、水100mlに溶かすだけです。

この重曹水に、浸けておくだけで除菌完了です。

とてもお手軽な方法ですが、歯ブラシは口の中に入れるものですので、掃除用ではなく食用の重曹を使用するようにしてください。

【哺乳瓶用消毒液に浸ける】

一般的には、赤ちゃんの哺乳瓶や食器を洗浄する際に使用する消毒液ですが、歯ブラシの除菌にも効果があります。

こちらも重曹水と同様で、浸けておくだけで消毒できます。

錠剤タイプや液体タイプなどの種類により、それぞれ分量は変わってきますので、取り扱い説明書通りに使用してください。

元々は、抵抗力の低い赤ちゃん用に開発されている消毒液ですので、成分面でも安心して使用できます。

【歯ブラシ除菌スプレーを使用する】

外出時に便利なのが、市販されている「歯ブラシ専用の除菌スプレー」です。

歯ブラシにスプレーをかけるだけで、気軽に除菌ができます。

あまり大きな効果を見込むことはできませんが、歯ブラシのニオイが気になった時、その場で対処できるのが嬉しいですね。

いくつかご紹介させていただきましたが、参考になったでしょうか。

できるだけ清潔な状態を保てるよう、対処していきましょう。

携帯用の歯ブラシを清潔に持ち運ぶために

前項では、ニオイの付いてしまった歯ブラシの対処法をご紹介しました。

しかし、どの方法でもニオイが取れない場合は、思い切って新しい歯ブラシに取り換えてしまいましょう。

一般的に、歯ブラシの寿命は1ヵ月と言われていますが、ニオイが取れなくなった歯ブラシは、衛生的にも良くありませんので、交換するのがベストです。

また、清潔な状態を保つためには、携帯用の歯ブラシを2本用意し、ローテーションしながら持ち運ぶのがおすすめです。

片方ずつ、風通しの良い場所でしっかり乾かすことで、歯ブラシの雑菌の繁殖を抑えることができます。

1本の歯ブラシを使い続ける場合でも、ケースの中に入れっぱなしにするのではなく、できるだけ歯ブラシを乾燥させることを意識すると良いでしょう。

携帯用の歯ブラシを使わない日は、いつもより入念に手入れをして、しっかりと乾燥させてください。

これだけでも効果は期待できますので、試してみましょう。

携帯用の歯ブラシを清潔に保管するためのNGポイント

ここでは実際に、携帯用の歯ブラシを保管する際の注意事項を挙げていきます。

●濡れたままの歯ブラシをケースに入れるのはNG

歯をみがいて、流水ですすぎ、そのままケースにしまってはいけません。

また、軽く水気を切るだけでも、少し不十分です。

できるだけ、清潔なタオルやペーパーで丁寧に水分をふき取ってから保管しましょう。

これは、ケース内で保管する歯ブラシにとって、最も注意したいポイントです。

●歯ブラシにキャップを付けるのは要注意

市販されている携帯用の歯ブラシセットには、「歯ブラシキャップ」が付いている場合があります。

毛先を保護する目的で付属しているキャップですが、保管時にケースと併用すると、毛先周辺の通気性が悪化し、雑菌が増殖しやすくなる可能性があります。

こうした理由から、携帯用の歯ブラシを保管する際には、あまり適していないと言えます。

しかしながら、毛先が完全に乾いている歯ブラシや、清潔な歯ブラシの場合は、ケース内でキャップを使用しても問題はありませんので、時と場合によって使い分けてみましょう。

携帯用のケース選びのポイントは?

歯ブラシを清潔な状態でキープすることも大切ですが、これを保管するケース選びも重要です。

機能的で使いやすく、なるべく通気性の良い携帯用のケースを選びましょう。

プラスチック製品の場合は、軽くて持ち運びやすく、種類も多いのですが、通気性の面がネックになります。

この場合、小さな穴が開いているタイプのものを選ぶと、通気性は多少改善されるでしょう。

また、汚れが気になったら、中性洗剤で洗うことができますので、お手入れは簡単です。

ポーチタイプのケースは、素材によって歯ブラシの水分を吸収してしまうことがありますので、不衛生にならないよう注意が必要です。

通気性の面では、メッシュ素材のものがおすすめです。

それから、ケースではなく「清潔なタオルで歯ブラシを包んで持ち運ぶ」という方法もあります。

歯をみがいた時に、包んでいたタオルで口周りも一緒に拭けますので、便利かもしれませんね。

このように、様々な種類のケースがありますが、次項では高機能な除菌機能付きのケースについてお話ししていきます。

清潔感をキープ!除菌機能付きのケースをチェックしよう

歯ブラシケースの中には、紫外線による除菌機能が付いている製品があります。

近年は、携帯用も数多く発売されるようになりました。

歯ブラシを清潔に保てる除菌ケースですが、選ぶ際には気を付けたい点がいくつかありますので、ここでチェックしてみましょう。

・コンパクトで持ち運びやすいか

持ち運ぶ際には、大きさやケースの重さもポイントになります。

なるべく軽量化されている方が、携帯用には適しているでしょう。

・UVランプの寿命は短くないか

安いからといって、よく確認せず購入してしまうと、ランプの寿命が極端に短い場合があります。

購入時は、ランプの耐久性にも目を向けましょう。

・防水機能が付いているか

もしも、防水機能が付いていない場合は、水気を切ってから収納しましょう。

これを怠ると、故障の原因になりますので、注意が必要です。

・充電の仕様が自分に適しているか

電池式の場合は、いつでも充電ができるのでおすすめです。

また、職場などでパソコンを使う方は、USB電源の充電式タイプのものを選ぶと便利です。

以上が、除菌ケースを選ぶ上で気にしていただきたいポイントです。

値段は機能によっても大きく異なりますが、安いものは2,000円程度から購入できますので、気軽に試すことができますね。

携帯用の歯ブラシが清潔に保てるように工夫しよう!

歯ブラシから異臭がすると、周囲の目も気になってしまいます。

出先での歯みがきが苦痛になる前に、簡単にできることから対策してみましょう。

そして、携帯用の歯ブラシは「消耗品」であるという認識を持ち、小まめに交換していきましょう。

また、歯ブラシだけではなく、ケースに目を向けることも大切です。

今回ご紹介した対策法も、是非試してみてください。