白髪を発見した時、どのように対処していますか?
切る・抜く・染めるなど方法は様々ですが、今回は白髪を切るコツについてくわしく取り上げます。
大切な他の髪の毛まで切らないような切り方はあるのでしょうか?
白髪を切るのは難しい!コツってあるの?
白髪を発見すると、なんとなくショックだった若かりし頃を振り返り、次々と生えてくるのが当たり前になった今の自分に、嘆息されている方もいらっしゃることでしょう。
白髪は、後頭部や頭頂部に生えている時は自分ではなかなか発見できませんが、前髪など分かりやすいところにあると、何とかしなくては、という使命感におそわれますよね。
もし、家族や親しい友人がいれば、誰かに切ってもらうのがおすすめです。
鏡を前にしても、白髪が短いとそれだけをつまむのは一苦労で、その周りに生えている罪もない髪の毛を犠牲にしてしまうかもしれません。
間近で見ながら慎重に切る、というのが一番、確実な方法なのです。
ただ、もし頼んだ相手がうっかり他の髪の毛を切ってしまっても責めてはいけません。
一本だけ髪の毛を切る、というのは意外に難しいものなのです。
それを上手に切るコツは、あるのでしょうか。
白髪を切るコツ①
他の方に白髪を切るのを頼んで、ザックリと切られてしまうのが怖いという場合に、白髪を一本だけ切るコツがありますのでご紹介します。
鏡の前に立ち、白髪を指でつまんだら、ハサミの片方の刃をその辺りの髪の中に入れていきます。
そして、白髪に押し当てて、後ろから前にスライドさせるように動かしてください。
ハサミを閉じるのではなく、片方だけを使ってそぎ切るようなイメージで切ります。
白髪はしっかりと引っ張って伸ばしておけば、そこにピンポイントに切る力が加わる、というわけです。
ハサミの切れ味が悪い場合は、前後に動かしてギコギコと切ってください。
分かりやすいところにあって、手先が器用なら、これで一本だけうまく切れるはずです。
なお、白髪はなるべく根元から切りましょう。
短く立った白髪は目立ちます。
また、切ると決めたのならこまめにチェックして切る必要があります。
筆者は、若白髪が多く、10代の頃から白髪には悩んでいましたが、いつも何本か犠牲にしてしまっていました。
ですが、この方法を試したところ上手く切ることができましたので、ぜひお試しください。
白髪を切るコツ②
先ほどご紹介した白髪を切るコツの他に、眉毛切りバサミで切る、という方法もあります。
眉毛を整える習慣が無い方は持っていない場合も多いですが、ご家族に優しい女性の方がいらっしゃったら、貸してもらってお試しください。
こまかい作業がしやすいので、普通のハサミよりも切りやすいかもしれません。
また、頭皮近くまで近づけやすいです。
やってみて上手くいったら、100均でも売っていますので、白髪切りやその他のお手入れのために一つ購入してもいいでしょう。
いつも借りてばかりいると、いくら優しい方でもうんざりしてくるかもしれません。
ただ、先ほども書いたように、白髪が少しでも伸びてくると目立ちます。
では、他の白髪対処法についても考えてみましょう。
白髪を抜いたり、染めたりすることには、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
白髪を抜くリスク
「白髪を抜くと増える」という噂を耳にした方も多いのではないでしょうか。
それが本当なら、絶対に抜きたくはないですよね。
実は、このことは医学的には証明されていません。
髪の毛を黒くしてくれるメラニン色素は、メラノサイトによって作られていて、毛根一つ一つに独立しています。
そのメラノサイトは、抜いた衝撃で他の毛根からも抜けてしまうということは考えにくく、影響はないというのが通説です。
しかし、髪の毛を無理に抜くことによって頭皮や毛根が傷んでしまい、その後に生えてくる髪の毛がうねったり細かったりするかもしれません。
もしかしたら、生えてこなくなる可能性もあります。
白髪を切るコツがよく分からず抜いていた方も多いと思います。
しかし、年齢を重ねると白髪も気になりますが、抜け毛も気になり始めます。
将来的に、白髪でさえ貴重な時期が訪れるかもしれないことも考えておきましょう。
また、これはまれなケースですが、抜いたところが小さな傷になり、そこから菌が入って炎症を起こすこともあります。
それがかさぶたになり、掻き壊してさらに炎症が広がり、抜け毛が増える原因になってしまうのは嫌ですよね。
敏感肌の方は特に、白髪を抜いた場合はその辺りを汚れた手で触らないようにして、シャンプーまで時間を置くか、低刺激のものを選んでください。
白髪染めを使う①
白髪を切るコツを知ってもうまくできなかった方に、効果が長続きするおすすめの方法として、「白髪を染める」ということが挙げられます。
一本二本ではなく、かなり多く発見できるような場合や、見えにくいところに目立つ白髪が生えてきた場合は、染めてしまうのが一番、安心ではないでしょうか。
もちろん、お金はかかりますが、少し髪色を明るくすればオシャレだと思われて一石二鳥です。
真っ黒に染めるのは、「白髪を染めました」感が強くなるのでおすすめはできません。
今は、白髪染めとは思えないほどカラーバリエーションがあり、色合いもキレイです。
美容院に行くのではなく、市販のもので自宅で染めれば、費用もそれほどかかりません。
ただ、自宅で染める場合は、必ずパッチテスト(腕などに試し塗りして時間を置く)をなさってください。
もしかしたら肌に合わずにアレルギー症状を起こし、炎症を起こす可能性もあります。
また、白髪が少ない場合は、白髪染めのような強い薬液ではなく、オシャレ染めで少し髪色を明るくして目立たなくさせるというのもいいでしょう。
白髪染めを使う②
先ほど、白髪染めを使う方法を取り上げましたが、白髪染めにもいろいろなタイプがあります。
ヘアマスカラや白髪隠しなど、一時的にそこだけをカバーできるものなら気軽に試せますね。
洗えば落ちてしまうタイプのものは何度も塗らなくてはいけませんが、デート前や仕事で気合を入れるときなどのために、一つバックに忍ばせておいてもいいのではないでしょうか。
全体を白髪染めで染めた後にも白髪だけが色が違っていたり、ひょっこりと白髪に戻っていることもあります。
ですから、白髪染めした後にも携帯タイプを持っておくと安心です。
また、白髪染めにはシャンプータイプやトリートメントタイプもあります。
こういった白髪染めは、毎日のヘアケアで自然に染められますし、髪も傷みにくいのでおすすめです。
白髪を切るコツをマスターして、こうした他の対策についても覚えておけば、しばらくは若々しいヘアを保てることでしょう。
白髪対策を参考に!
白髪を切るコツや、白髪の対処法についてまとめましたが、参考になりましたか?
白髪を切って何とかなるうちは、まだ若い証拠です。
これから、少しずつ増えてきたら、記事後半で取り上げた「染める」方法をお試しいただいてもいいでしょう。
ですが、最近は白髪を染めずにグレイヘアを楽しむ方も多いようです。
有名な男性ロックアーティストにも、グレイヘアでイケてる方がいらっしゃいます。
若い方で、わざと白髪にしている方もいますし、そう神経質になる必要はないでしょう。