「いつも通りセットしているのに、つむじ近辺だけ髪が分かれ、とてもセットがしづらい」と感じた経験はありますか?
実は、つむじ近辺や後ろの髪が割れてしまうのは、薄毛のサインかもしれません。
そこで今回は、つむじが割れてしまう原因と、その対策や正しいシャンプー・ドライヤー方法などをお伝えしていきます。
つむじ近辺の後ろの髪がぱっくり!セットしづらいつむじ割れ
普段、つむじ近辺の後ろの髪がぱっくりと割れてしまうことや、薄く見えることはありますか?
つむじ近辺の毛が、ぱっくりと割れてしまう現象のことを「つむじ割れ」といい、つむじ割れのタイプは大きく分けて2つあります。
1つ目は、髪の毛の癖によって、つむじ割れになります。
このタイプのつむじ割れは、普段寝ている時の寝ぐせなどによって、髪の根本が癖づいてしまうことで起こり、抜け毛はそれ程ないのが特徴です。
そして2つ目は、単純につむじ近辺の毛が薄くなっていて、つむじ割れを起こしてしまうものです。
1つ目のタイプとは異なり、つむじ近辺の髪の根本の毛質がとても細くて弱く、普段のシャンプーなどでも抜け毛が多いのが特徴です。
このように、つむじ近辺の癖や、薄毛によってつむじ割れが起こることで、セットやおしゃれをしづらくしてしまっているのです。
つむじ割れした髪だと、男らしいヘアスタイルを楽しめなくなってしまうので、一緒につむじ割れを改善していきましょう。
そのためにもまず、つむじ割れを詳しく知ることが大切です。
つむじや後ろの髪が薄くなってるかも?2タイプのつむじ割れ
それでは、つむじ割れのタイプと、つむじ割れが起こる原因を、ご説明していきます。
・髪の癖によってつむじ割れが起こる。
日頃、髪をセットするときに分け目を、ずっと同じにしていたりすると、髪も「生え癖」という癖ができてしまい、つむじ割れを起こす可能性があります。
更に、髪が生乾きのまま横になってしまうと、寝ぐせなどのつむじ割れ以外の癖もつきやすいため、髪を乾かす際は、きちんと髪を乾かすことが重要です。
・つむじ近辺の毛が薄くなっていて、つむじ割れを起こしている。
薄毛による、つむじ割れの原因はいくつかあり【男性型脱毛症】【生活習慣の乱れ】【悪い頭皮環境】【そのほかの脱毛症】が主となっていて、それぞれをご説明すると以下の様になります。
【男性型脱毛症】
男性特有の脱毛症のことで、男性であるために必要なホルモンが影響して起こります。
つむじ近辺や、額近辺が薄くなってきたりした場合には、まずこの脱毛症を疑いましょう。
【生活習慣の乱れ】
「喫煙」「偏った食生活」「深酒」「ストレス」などの生活習慣が乱れることで、つむじ近辺だけでなく、全体的な薄毛の原因になってしまう可能性があるとされています。
【悪い頭皮環境】
髪が生き生きと育つことができる頭皮環境が整っていない場合、髪が育たなくなってしまう恐れもあります。
【その他の脱毛症】
男性の中でもロングヘアーで結んでいる人もいるでしょう。
しかし、ずっと同じ分け目で髪を結んでいることで、その部分だけ薄くなり脱毛してしまいます。
また、かさぶたや、フケが大量に発生し、毛穴を塞いでしまうために起こる、脱毛症も存在します。
このように、つむじ割れに繋がる原因は様々あり、深刻化していくと、つむじ近辺だけでなく、後ろの方まで髪がどんどん薄くなり、ヘアスタイルを楽しむことができなくなってしまう恐れもあります。
つむじ割れを改善・防ぐためにも、それぞれの対策をご紹介します。
朝起きたら後ろの髪がペタンコ!癖によるつむじ割れ
最初に「髪の癖によって起こるつむじ割れ」の対策をお話しします。
①髪の毛をきちんと乾かす。
普段からドライヤーは使用していますか?
男性なら、ドライヤーを使用しない人もいるかもしれません。
しかし、ドライヤーで乾燥させないまま放置してしまうと、髪の根本から癖がつきやすくなり、つむじ割れの原因になります。
しかも、癖だけでなく、髪が濡れていることで、雑菌や臭いの元になってしまうことがあります。
②つむじ割れがきつすぎる場合。
美容室などで、つむじ近辺にパーマをかけてもらい、つむじや後ろの方にボリュームを持たせることで改善することができます。
つむじ割れの改善だけでなく、パーマをかけることで、ヘアセットも楽にすることができるというメリットもあるのでこちらもオススメです。
続いて、薄毛によるつむじ割れの対策をご紹介していきます。
悪化するとセットする髪が無くなる?!薄毛によるつむじ割れ
つむじ近辺の毛が薄くて、つむじ割れを起こしている場合、ごまかして無理やりヘアセットしてしまうのではなく、前項でお話ししたように、脱毛や薄毛を起こしている4つの原因をカバーし、改善することが大切です。
それでは、順番に軽減させるための対策を見ていきましょう。
【男性型脱毛症の改善】
男性型脱毛症は、遺伝する聞きますが、100%薄毛になってしまうのではなく、薄毛になりやすい体質が遺伝するといわれています。
しかし、男性型脱毛症に合った育毛剤を使用することで、きちんと効果が期待でき、遺伝した体質でも薄毛を阻止できる可能性があります。
【生活習慣の乱れ】
偏った食生活を送っていたり、運動不足やストレスが多い生活を送っている場合もまた、薄毛を招く原因になりかねません。
きちんとバランスの取れた食生活や、適度な運動をすることで、同時にストレス発散するのも生活習慣を改善する方法の1つでしょう。
【悪い頭皮環境】
短髪の男性であれば、シャンプーをサッと終わりにしてしまっている人も、いるのではないでしょうか?
忘れられがちな耳の後ろの髪など、しっかりと髪や頭皮を洗い、きれいに保つことができれば、髪の毛も健やかに育ちやすくなります。
【そのほかの脱毛症】
自分の頭皮に合わないシャンプーを使用しまったり、整髪用が合わなかったりすると、フケが大量に出てしまうことがあります。
フケをきちんと取り除き、頭皮に優しいシャンプーに変えるなど、頭皮を労わるのも大切です。
そこで、頭皮を労わるシャンプー選びから、シャンプー方法のご紹介をしていきます。
正しいシャンプー方法
薄毛による、つむじ割れを防ぐためにも、きちんと頭皮の環境を整え、髪が生えてきやすい・育ちやすい状態をつくりましょう。
最初に、シャンプー選びですが、大きく分けて【高級アルコール系】【石鹸系】【アミノ酸系】の3種に分類されます。
【高級アルコール系】の特徴は、市販で最も多く存在していて、洗浄力が非常に高いとされているものです。
【石鹸系】こちらも、高級アルコール系と同様洗浄力が高く、洗いあがりがゴワゴワとする特徴がありますが、天然成分で作られていることが多いです。
【アミノ酸系】美容室などで使用されることが多いのが、このアミノ酸系のシャンプーで、洗浄力は多少劣るものの、髪と同じ成分で作られている場合が多く、低刺激といわれています。
このように、シャンプーにも種類があるので、自分自身に合ったものを選び、頭皮に優しくしましょう。
それでは、自分に合ったシャンプーを選んだところで、正しいシャンプー方法をお伝えします。
【正しいシャンプー方法】
①髪を38度~40度のお湯で2~3分以上すすぎます。
②シャンプーを手に取り、手の中である程度泡立ててから、髪につけて揉み洗いします。
③再度、2~3分以上すすぎます。
④リンスなどで、髪をコートして終了です。
驚くことに、短髪の男性の場合、①のすすぎの段階で、髪に付いたホコリや汚れはとれています。
ちなみに、注意して頂きたいのは、耳の後ろの髪は洗いづらい箇所とされていて、忘れられがちです。
そのため、上記のような正しいシャンプー方法で、きちんと頭皮や髪を洗い、つむじ割れや薄毛の予防をしていきましょう。
きちんとシャンプーをした後は、ドライヤーで髪を乾かし、つむじ割れを防ぎ、セットをしやすい状態を作ることが大切です。
つむじ割れにも効果あり?セットも楽になるドライヤー方法
短髪の男性の場合、ドライヤーを使わないで、「タオルで水気を取って終わり」という人も少なくないでしょう。
しかし、自然乾燥は臭いやかゆみの元ともされ、雑菌が繁殖しやすくなります。
しかも、髪が濡れたままだと、頭皮が冷えて血行が悪くなり、育毛の影響する可能性すらあるのです。
ところが、髪は乾いた時にその形をキープしようとする性質があるため、きちんとドライヤーで乾かすと、つむじ割れを防ぐことができたり、その後ヘアセットをすると、うまく決まるようになります。
ドライヤーを使用し、数分の時間でこんなにも頭皮や、髪に影響をもたらすのです。
それでは、正しい髪の乾かし方をお伝えします。
【正しい髪の乾かし方】
①タオルでしっかりと水気を取ります。
②ドライヤーを持つ手と反対の手で、髪の根本を動かし、均一に温風を当てます。
③仕上げに冷風で、髪の流れをつくり、終了です。
ここで注意したいのが、ドライヤーを当てる前に髪をブラッシングしてしまうと、摩擦により毛質が痛むことがあります。
そのため、乾いてから、調える程度クシを通しましょう。
つむじ割れが起きやすい後ろの部分は、クシが軽く頭皮に当たるように、とかしながらドライヤーを弱風で当てると改善されやすいです。
正しいシャンプー方法と、正しいドライヤー方法で、頭皮や髪を清潔で元気に保ち、育毛によい環境をつくりましょう。
つむじ割れを防ぐために今までの習慣を振り返ろう
今回は、つむじ割れの種類や原因、その対策についてご説明しました。
いつまでも男らしいヘアスタイルを楽しむために、生活習慣や、シャンプー・ドライヤー方法をもう一度振り返ってみることも大切なのかもしれません。
つむじ割れの対策に挑戦して生き生きした、頭皮と髪を保ちましょう。