薄毛でお悩みの男性の多くは、毎日の洗髪がとても大切だということをご存知でしょう。
しかし、シャンプーで正しい洗髪を行っていても、髪を乾かす正しい方法を知っていなくては効果が減少してしまうことをご存知でないことがあります。
じつは、ドライヤーの使い方によっても薄毛改善の効果が期待できるのです。
この記事で、薄毛改善のための正しいドライヤーの使い方と、冷風と温風の使い分けについてお話していきます。
ドライヤーはマスト?自然乾燥はNGなの?
男性のほとんどは髪の毛が短いため、自然乾燥ですぐに乾いてしまいますから、髪の毛をドライヤーで乾かす習慣がある方はあまり多くないかもしれません。
しかし、髪の毛を自然乾燥させることは、薄毛を引き起こす原因を生み出してしまう可能性があります。
髪の毛を自然乾燥させると、頭皮や髪の毛が以下のような状態になります。
●頭皮に雑菌が増殖してしまう
●頭皮の血行が悪化する
●髪の毛のキューティクルが開いたままになる
これらの状態が続くと、抜け毛・薄毛が発生してしまう恐れがあります。
そのため、濡れた髪の毛をドライヤーで速やかに乾かすことは、抜け毛・薄毛を回避するために重要なことなのです。
例え、髪の毛が短くてもドライヤーを使って乾かさなくてはいけませんよ。
しかし一方で、ドライヤーの使い方を正しく知らないまま髪の毛を乾燥させても、抜け毛・薄毛を招く可能性があります。
そこで、この記事の後半では正しいドライヤーの使い方をご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
次の項では、ドライヤーの冷風は髪の毛を乾かすときに使うべきかどうかについてのお話をしていきます。
ドライヤーの冷風は使うべき?温風だけではダメ?
ここでは、どのドライヤーにもある「冷風」機能についてお話をしていきます。
ドライヤーで髪の毛を乾かすときに、冷風は使うべきなのかどうか知らない方もいらっしゃることでしょう。
まずは、ドライヤーの「温風」と「冷風」それぞれの効果についてお話をしていきます。
まず、温風は熱を持った風ですので、短時間で髪の毛を乾かすことができます。
また、髪の毛のセットをするときに、うまくまとめてくれる効果もあります。
しかし、ずっと温風を使っていると髪の毛の水分がなくなってしまうため、髪が痛みやすくなります。
そのため、ずっと使い続けるのは髪の毛に良くなく、逆に薄毛につながることもあるようです。
一方冷風は、ある程度乾いた髪の毛に冷たい風を当てることで、キューティクルを引き締める効果があります。
キューティクルが引き締まると髪の毛に艶が出ますが、こちらも温風と同様に、ずっと使うのはNGです。
なぜなら、髪の毛が濡れた状態から冷風で乾かし始めてもなかなか乾きませんし、むしろ雑菌を繁殖させてしまう可能性があるからです。
その結果として、薄毛を進行させてしまうこともあるでしょう。
以上のように、ドライヤーで髪の毛を乾かすとき、温風と冷風のどちらか一方だけ使うのは髪の毛によくありません。
、
「髪の毛を乾かし始めてから、ある程度乾くまでを温風で、最後の仕上げを冷風で」というように、それぞれに適した使い方をすることが、薄毛改善のためにも良いのです。
冷風も重要!ドライヤーの使い方でのポイント
それではこの項から、薄毛改善のための正しいドライヤーの使い方をご紹介していきます。
そこでまず、ドライヤーを使ううえでのポイントについてのお話をします。
ポイントは全部で5つあります。
【1】髪の毛ではなく、頭皮をしっかり乾かすこと。
髪の毛を乾かすことに重きを置いてしまうでしょうが、髪の毛は完全に乾かさなくても問題ありません。
むしろ、髪の毛よりも頭皮の地肌を乾かす方が大切です。
地肌はしっかりと乾かして、髪の毛は完全に乾かさないことが、ドライヤーをかけるときのポイントです。
【2】ドライヤーを当てるときは頭皮に近づけすぎないこと。
ドライヤーから出る温風は、吹き出し口から3cm以内の距離だと100℃以上の熱さです。
この距離で頭皮や髪の毛に温風を当ててしまうと、どちらも熱には強くないため、結果として薄毛を引き起こす原因になる恐れがあります。
なるべく頭皮や髪の毛に熱によるダメージを与えないためにも、ドライヤーは頭皮や髪の毛から15~20cm程度離してかけることが大切です。
【3】冷風を使いこなすこと。
先ほどもお話しましたが、冷風には髪の毛のキューティクルを引き締める効果があります。
温風とうまく使い分けることにより、薄毛改善の効果が期待できます。
【4】同じ部分に風を当てすぎないこと。
頭皮とドライヤーの距離を離していたとしても、同じ部分にずっと風を当て続けると、その部分の頭皮や髪の毛に熱によるダメージを与えてしまう恐れがあります。
ダメージを蓄積しないように、ドライヤーはこまめに動かして、全体的に風を当てるようにしましょう。
【5】ブラッシングは髪を乾かしたあとに行うこと。
濡れた状態の髪の毛をブラッシングすると、薄毛を進行させてしまう危険性があります。
なぜなら、濡れた髪の毛はキューティクルが開いており、外からの刺激に弱い状態にあるからです。
もし濡れた髪にブラッシングをして髪の毛を引っ張ったりすると、ダメージが蓄積されていきます。
ですから、ブラッシングは髪をドライヤーで乾かし、冷風でキューティクルを引き締めてから行うことで薄毛予防につながります。
以上の5つのポイントを意識して、ドライヤーを使うようにしてください。
薄毛改善に!ドライヤーの正しい使い方①乾かす順番が大切!
それでは、薄毛改善のためのドライヤーの正しい使い方をご紹介していきます。
■はじめは、タオルドライで!
薄毛改善のためには、温風で髪の毛や頭皮に熱を与えすぎないことが大切です。
そのため、ドライヤーをかける時間が短くなるように、事前にタオルで髪の水分を吸収しておくことが大切です。
■ドライヤーで乾かそう!
先ほどご紹介した「ドライヤーを使ううえでのポイント」を意識しながら髪を乾かしましょう。
ここで大切なのは、乾かす順番です。
髪の毛には、乾きやすい部分と乾きにくい部分があることを知っていますか?
ドライヤーを使うときは、乾きにくい部分から乾かし始めることでムラなく髪を乾かすことができます。
髪の毛で1番乾きにくい部分は後頭部ですから、「後頭部→側面→前頭部」の順に髪を乾かしていくと良いでしょう。
また、気を付けるべき大切なことはもう一つあります
それは、「髪の根元をねらう」ように風を当てることです。
髪の根元をねらって温風を当てれば、髪だけでなく頭皮もしっかりと乾かすことができます。
もし、毛先から乾かしていくと、髪の根元部分を乾かすときに余計に熱を加えてしまうことになります。
ですから、毛先ではなく根元をねらってドライヤーをかけましょう。
髪の毛がある程度乾いたら、今度は冷風の出番です。
薄毛改善に!ドライヤーの正しい使い方②仕上げは冷風で!
引き続き、薄毛改善のための正しいドライヤーの使い方をご紹介していきます。
■最後は冷風で!
ドライヤーから出る温風を当てすぎてしまうと、薄毛の原因につながることがあるとお話をしました。
そのため、ある程度髪の毛全体が乾いてきたら、仕上げに冷風を当てることが大切です。
冷風を当てることで、ドライヤーの温風によって髪の毛を痛ませてしまうことを防げます。
また、髪の毛のキューティクルを引き締める効果も期待できます。
仕上げの冷風は、忘れずに行いましょう。
以上、ドライヤーの正しい使い方をご紹介してきました。
薄毛が進行している方のなかには「育毛剤」を使っている方もいるでしょう。
その方は、必ず髪をドライヤーで乾かしてから育毛剤を使ってください。
髪の毛が濡れた状態で育毛剤を使ってしまうと、ドライヤーで乾かす時に有効成分が蒸発してしまう恐れがあります。
十分に髪の毛を乾かしてから、育毛剤を使うようにしましょうね。
薄毛さんにオススメ!頭皮にやさしいドライヤー
ドライヤーの正しい使い方や、温風と冷風の使い分けを知ったところで、薄毛さんにオススメのドライヤーをご紹介していきます。
最近のドライヤーには頭皮ケアをできる製品も多くありますので、そういったドライヤーを使うことも薄毛改善に効果があるかもしれませんよ。
◆スカルプドライヤー
このドライヤーの特徴は、以下の4つです。
①温風の温度が60℃で、温風と遠赤外線を併用して髪を乾かしてくれるので、従来のドライヤーと比べて頭皮や髪の毛に対するダメージが軽減されること。
②低温の温風であっても、髪の毛を十分に乾かすことができること。
③マイナスイオンを発生させる機能があること。
④付属のアタッチメントを使うことで頭皮マッサージを行えること。
ドライヤーに頭皮マッサージ機能があるのは、薄毛でお悩みの男性にはかなり嬉しいことですよね。
他にも、頭皮や髪の毛にやさしいドライヤーが多くありますので、一度使ってみてはいかがでしょう。
ドライヤーで薄毛改善!
薄毛対策には洗髪だけでなく、髪の毛の乾燥の仕方も重要であることをお伝えしてきました。
洗髪を行ったら、髪の毛を自然乾燥させることはしないで、きちんとドライヤーを使って頭皮と髪の毛を乾燥させるようにしてください。
また、ドライヤーのかけ方によっても、薄毛予防や改善の効果が左右されます。
ぜひ今日から、正しい方法でドライヤーをかけて、薄毛の改善に努めましょう!