髪の毛の短い男性にとって、「ドライヤー」と「ヘアブラシ」は無縁だったかもしれません。
しかし、状況に応じてドライヤーとヘアブラシを使うことは、実は髪の毛や頭皮にとっていいことなのです。
これを機に、ドライヤーとヘアブラシを使ってみませんか?
ドライヤーとヘアブラシの上手な使い方についてもお話ししていきますよ。
濡れた髪の毛はドライヤーで乾かそう
髪の毛が短い男性からすると、濡れた髪の毛をそのままにしておいてもすぐ乾くので、ドライヤーは必要ないと思いがちですよね。
しかし、髪の毛を濡れたまま放置しておくことは、髪の毛にとって決していいことではありません。
その理由の1つ目として、「雑菌が繁殖しやすくなってしまう」ということです。
雑菌が繁殖すると頭皮は炎症を起こしてしまい、痒みやフケの原因ともなるのです。
2つ目として、「頭皮の血行が悪くなる」ということが挙げられます。
例えば、髪の毛が濡れたまま寝てしまった場合、頭皮の熱が奪われてしまい頭皮が冷えてしまうのです。
頭皮が冷えると、結果として頭皮の血行が悪くなってしまうということなのです。
頭皮の血行が悪くなるということは、頭皮から髪の毛へ送られる栄養や酸素が十分に届かなくなるということなので、栄養や酸素が届かない髪の毛は弱ってしまうのです。
さらに3つ目として、髪の毛が濡れたまま寝てしまうと、枕との摩擦で髪の毛はダメージをかなり受けてしまいます。
髪の毛は、「キューティクル」というタンパク質が保護してくれているのですが、髪の毛が濡れているとそのキューティクルはめくれてしまい、はがれやすくなってしまっています。
ちなみに、濡れた髪の毛をヘアブラシでブラッシングすることもキューティクルがはがれてしまう行為の1つです。
ヘアブラシの使い方にも注意するようにしてくださいね。
これらのように、髪の毛が濡れたままでいることは、髪の毛にとっていいとは到底言えません。
ぜひ、ドライヤーを活用して早めに髪の毛を乾かしてくださいね。
ドライヤーの上手な使い方!洗髪後編
髪の毛を濡れたまま放置するのはよくない、と分かったところで、ドライヤーの上手な使い方について学んでいきましょう。
まず、洗髪した後はしっかりとタオルドライするようにしましょう。
この時、濡れた髪の毛をタオルでごしごし拭いてしまうのは厳禁です。
さきほどお話しした通り、キューティクルがはがれてしまいます。
もちろん、タオルドライした後のまだ濡れている髪の毛をヘアブラシでとかすこともNGです。
タオルドライが完了したら、ドライヤーの強風モードで髪の毛全体を乾かすようにしてください。
ここで注意点ですが、ドライヤーは髪の毛から約15㎝~20㎝以上は離すように気をつけてくださいね。
そうしないと、ドライヤーの熱で髪の毛が傷んでしまうかもしれません。
洗髪後に髪の毛をドライヤーで乾かしていなかった方にとっては面倒なことかもしれませんが、男性の髪型だと短いことが多いでしょうから、数分で終わるでしょう。
ですから、髪の毛のためにもぜひドライヤーを使うように心がけてくださいね。
ドライヤーの上手な使い方!ヘアセット編
ドライヤーは、濡れた髪の毛を乾かすといった使い方だけではなく、出かける時に行うヘアセットでも使いますよね。
では、ヘアセットする際のドライヤーの使い方について学んでいきましょう。
まず、寝ぐせなどがついている場合は、その部分を濡らして寝ぐせをとりましょう。
そして、濡らした後はさきほどと同じようにタオルドライします。
この2つが済んだら、ドライヤーの出番です。
ドライヤーを「ターボモード(強風)」に設定し、髪の毛全体をまんべんなく、一気に乾かします。
この時、髪の毛全体の2割ほどを乾かすイメージで、あとは水分を残しておきましょう。
ある程度髪の毛が乾いてきたら、ドライヤーの「セットモード(中)」でヘアセットしていきます。
ボリュームを出したい時には、髪の毛を手で持ち上げて髪の毛の根元に風を何秒か当てると良いでしょう。
髪の毛に流れを出したい時は、ボリュームを出したい時と同様に、その部分を手で持ち上げてドライヤーを下から当てた後、流れを出したい向きにドライヤーを当てます。
最後は、手ぐしで髪の毛全体を整えます。
ドライヤーの上手な使い方がわかったところで、次からは男性にオススメのヘアブラシや、その使い方についてお話ししていきましょう。
男性へオススメのヘアブラシ
ドライヤーと同様、ヘアブラシも男性からすると必要がないものと思いがちかもしれません。
しかし、頭皮環境をよくするためにも髪の毛をブラッシングすることは大切なのです。
では、男性が使うヘアブラシはどのようなものがいいのかご紹介していきましょう。
男性は「モノ」にこだわりを持つ方も多いかと思いますので、髪の毛に艶を出すと言われる「動物毛」のブラシを中心にお話ししていきます。
ヘアブラシを選ぶポイントとして、まず、自分の髪質についてしっかり把握してください。
髪質によって、ブラシの種類が異なるためです。
髪の毛が多くて太い方は、「猪毛」ブラシがオススメです。
猪毛のブラシは、髪の毛の毛量が多くてもきちんと根元までとかすことができます。
また、毛に水分と油分が含まれており、静電気が発生しにくいので切れ毛になりづらいです。
ただし、価格が高くそんなに販売もされていないので、入手が難しいという点があります。
髪の毛が柔らかい方は、「豚毛」のブラシがオススメとなります。
豚毛は猪毛より柔らかく毛も細いので、髪の毛の摩擦が起こりにくくなります。
豚毛は価格もそこまで高価ではないので、手に入りやすいものでもあります。
最後に、「軟豚毛」のご紹介です。
軟豚毛のブラシは、髪の毛が柔らかく少ない方にオススメです。
柔らかい白豚毛と黒豚毛が混ざっているので、普通の豚毛より柔らかくできており、髪の毛が少ない方にも安心して使えるものとなっています。
これら以外にも、プラスチック製や木製のものもあります。
自分の髪質や好みに合ったブラシを選んで、正しい使い方を覚えてくださいね。
では、次項からブラシの上手な使い方についてお話ししていきましょう。
男性も積極的に使おう!ヘアブラシの使い方ご紹介
先ほど、ドライヤーを使うことは男性にとってもいいこととお伝えしました。
意外かもしれませんが、ブラシを使うことも男性にとって大きなメリットがあるのです。
頭皮環境をよくするためには、髪の毛のブラッシングをすることは大切だとお伝えしました。
では、それがどんな理由からなのかご説明していきましょう。
まず、ブラッシングすることによって、頭皮の血行が促進されて抜け毛や薄毛など、男性によくある悩みを防ぐことにつながります。
さらに、髪の毛にからまっている埃やゴミ、頭皮にたまっている角質などを落としてくれるのです。
そうすると、頭皮の皮脂の分泌がよくなり髪の毛に艶が出てきます。
では、具体的にどのようにブラシを使ったらいいのでしょうか。
ここからはブラシの使い方についてお話ししていきましょう。
最初に、毛先からブラッシングしていきます。
毛先を全体的にとかしたら、今度は頭の上から頭皮に優しく沿うようなイメージでブラッシングしていきます。
後頭部も同じようにブラッシングしましょう。
最後に、髪の毛全体をブラッシングします。
これらの工程だけで髪の毛の健康につながるのですから、さっそく取り入れてみてくださいね。
ブラシは清潔に保とう!ブラシのお手入れ方法
ブラシの使い方についてお話してきましたが、いかがでしょうか?
髪の毛を健康に保つためにも、毎日使いたくなるかと思います。
しかし、ドライヤー同様、ヘアブラシも毎日使い続ければ、もちろんその分汚れがたまっていきます。
特に、ヘアブラシは汚れたままの状態で使い続けると、思わぬ頭皮トラブルを招いてしまうかもしれないのです。
それでは、ヘアブラシのお手入れ方法についてお話ししていきましょう。
ブラシの素材によってお手入れ方法は異なります。
まず、先ほどもお話しした猪毛や豚毛などの動物毛のヘアブラシは、水洗いは避けるようにしてください。
動物毛を水洗いをしてしまうと、毛が抜け落ちてしまったりする可能性があるためです。
動物毛の場合は、地道に手で汚れを取るようにしましょう。
プラスチック製のヘアブラシは、水洗いOKです。
つけおき洗いをすると、汚れを簡単に落とすことができるのでオススメです。
木製のヘアブラシも動物毛のヘアブラシと同様に、基本的に水洗いはNGです。
お手入れする際は、綿棒や布などで汚れを拭き取るようにしてくださいね。
ご自分の使っているブラシの素材をきちんと把握して、素材に合ったお手入れを行うようにしましょう。
男性もドライヤーとヘアブラシを使おう!
髪の毛の短い男性にとって、「ドライヤー」と「ヘアブラシ」は無縁だったかもしれません。
しかし、どちらも使い続けることによって、髪の毛や頭皮にいい影響を与えることでしょう。
これをきっかけに、今までドライヤーもヘアブラシも使ったことがなかった方も、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。