うねりが頑固な前髪の産毛!くせ毛の予防と対策を知ろう!

髪の毛をスタイリングするとき、前髪のくせ毛に時間をとられて、なかなかセットできない男性は多いのではないでしょうか?

特に、生え際の産毛のうねりを直すのは、スタイリング時の悩みの種です。

なぜ産毛がうねうねとしたくせ毛になってしまうのでしょうか?

この記事では、前髪のくせ毛の原因を探り、予防と対策をご紹介していきます。

くせ毛がひどい前髪の産毛!くせ毛の原因その①

前髪の産毛のくせ毛は、なにしろ一番目立つ場所にあるので、どうしてもセットするときに手こずってしまう部分ですよね。

「そんな前髪のうねりをどうにか改善したい!」

そのために、まずはくせ毛になってしまう原因を知っていきましょう。

前髪以外の髪の毛にも同様に言えることなのですが、髪のくせ毛の原因は多岐に渡ります。

では、順にご説明していきます。

・遺伝

「くせ毛」や「天然パーマ」は、「優性遺伝子」と言われており、親から子に引き継がれやすい遺伝子の一つです。

もともと、髪の毛がくせ毛や天然パーマの方は、親も同じ髪質であることが多いです。

例えば、両親の片方がくせ毛の強い髪質だった場合、70%以上の確率で子供へと遺伝することが分かっています。

・髪の毛の主成分のバランス

髪の毛の構造は、大きく分けると3つの層になっています。

①キューティクル:髪の内部組織を守る、一番外側の表面部分

②コルテックス:髪の大半を占める部分

③メデュラ:髪の中心部

これらの3つの層から構成された髪の毛は、「ケラチン」というタンパク質からできているのですが、この3層の成分バランスが崩れてしまうと、くせ毛に繋がってしまいます。

成分バランスが崩れる原因としては、カラーリングやドライヤーなどの外部からのダメージ、また、血行不良や栄養の偏りなどが挙げられます。

引き続き、次項でもくせ毛の原因をご説明していきます。

前髪の産毛がなぜくせ毛に?くせ毛の原因その②

前項に引き続いて、前髪や生え際の産毛といった、髪のくせ毛の原因についてご説明していきます。

・血行不良

髪の毛を作るための栄養素は、血の巡りによって毛根まで運ばれていますが、血行不良によって、髪に必要な栄養素が行き渡らなくなってしまい、それがくせ毛に繋がる場合があります。

血行不良の原因としては、主に血管を収縮させてしまうストレスなどが挙げられます。

・毛穴詰まり

毛穴の詰まりは、皮脂や汚れの洗い残しによって起こります。

皮脂とは本来、紫外線などの外部の刺激から頭皮を守る機能があります。

しかし、髪の毛や頭皮を洗わなかったりすると、古い皮脂が毛穴に詰まってしまいます。

また、それとは逆に、1日に何度もシャンプーをしたり、洗浄力の強いシャンプーを使っていると、頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまい、失われた皮脂を取り戻そうと、過剰な皮脂の分泌を引き起こしてしまいます。

その余分な皮脂が、毛穴詰まりの原因になりかねません。

・ホルモンバランス

ホルモンバランスは、くせ毛に大きく関わっています。

その理由として、ホルモンバランスは加齢と共に崩れやすく、それによって頭皮の毛穴や、髪の毛のハリ・艶が衰えていきます。

つまり、ホルモンバランスの乱れによる、頭皮環境の悪化と毛穴の歪みによって、くせ毛が生えてきてしまうのです。

もともと直毛だった方が、最近くせ毛に悩んでいるようであれば、もしかしたらホルモンバランスが乱れているのかもしれません。

以上が、髪のくせ毛に繋がりうる原因です。

上記の通り、実に様々な要素から、くせ毛が引き起こされていることが分かります。

では、このような原因を根っことするくせ毛の改善方を、次項でご説明していきます。

前髪のくせ毛を改善するには?生活習慣から見直していこう!

これまで、前髪や生え際の産毛など、髪の毛のくせ毛の原因についてご説明していきました。

無意識のうちに、くせ毛が生えやすい生活習慣をしてしまっている方も少なくないと思います。

そこで、くせ毛の根本的な改善方法をご紹介していきます。

・ノンシリコン、あるいはくせ毛専用のシャンプーを使う

市販のシャンプーの多くは洗浄力が強いために、髪や頭皮へのダメージが大きいです。

また、毛穴詰まりになりやすいシリコンも多く配合されていますので、くせ毛を促す傾向にあります。

くせ毛が気になる方は、ノンシリコンのシャンプーや、ネットなどで購入できる、くせ毛専用のシャンプーを使うことをおすすめします。

・洗髪後は必ずドライヤーで乾かす

シャンプー後の髪の毛や頭皮は、傷つきやすくデリケートな状態になっています。

濡れた状態で寝てしまうと、枕などに触れた髪の毛が傷ついてしまいます。

また、濡れた状態の頭皮は、フケや痒みの原因である常在菌、「マラセチア菌」の繁殖を促進させてしまいます。

シャンプー後は、必ずドライヤーで乾かすようにしましょう。

・偏った食生活に気をつける

脂っこい食べ物や栄養の偏った食生活は、皮脂の分泌が増加してしまう原因になりますので、できるだけ控えましょう。

また、無理なダイエットも頭皮トラブルの元になります。

栄養バランスのとれた食事に見直し、特に、頭皮ケアの期待ができるビタミンB群は、魚、レバー、卵、納豆などに含まれており、頭皮の健康維持には欠かせない栄養分になります。

・ストレスを溜めない

ストレスが蓄積されると、血管が収縮し、髪の毛に必要な栄養分が行き渡らなくなってしまいます(血行不良)。

趣味などで適度なストレス発散を心がけましょう。

以上が、くせ毛を生えさせないような対策方法です。

普段から無意識のうちに行っている習慣ですが、できるだけ上記のことを意識して見直してみましょう。

頑固なくせ毛をどうにかしたい!ドライヤーでのセット方法!

これまでのご説明では、前髪などの髪のくせ毛の原因、それを改善していくための対策などをお話してきました。

次に、くせ毛に悩まされる方必見の、髪の毛のセット方法をご紹介していきます。

なかなかうまくセットできない方は、是非参考にしてみてください。

①まずは髪全体を濡らす(あるいは気になる部分を濡らす)

まず、出かける前のセット方法としては、髪全体を濡らしてからスタイリングしていくのが、くせ毛の方にとってはやりやすいでしょう。

②タオルで水分を拭き取る

タオルでしっかり水分を拭き取っていきますが、ポイントとしては、くせ毛をまっすぐ伸ばすように、優しく抑えるように拭いていきます。

③ドライヤーで乾かす

ドライヤーで乾かす際は、髪から15~20cmほど離して、動かしながら乾かすことを意識してください。

髪は熱によってくせが出やすくなるので、ある程度の距離を空けて乾かすことが大事です。

くせの強い前髪や、前え際の産毛などを乾かすときは、まず指で髪の毛を挟み、優しく伸ばしながら、または、くせの方向とは反対に向けながらドライヤーを当てます。

そして、なから乾いた状態になったら、髪の毛は指で伸ばしたままで、ドライヤーは遠ざけていきながら、5秒ほどかけて行います。

指で伸ばしたままの髪の毛が冷えてくると、まっすぐな状態で形が収まりやすくなります。

以上が、くせ毛を直しながらセットする方法です。

ただ、朝は忙しくて髪の毛のセットに時間をかけられない方もいると思います。

そのような場合は、前日の入浴後に、ドライヤーで上記のようにセットしてから寝ると、翌日のくせ毛も随分変わってくるはずです。

では次に、ヘアアイロンでのセット方法をご紹介していきます。

前髪の気になるくせ毛!ヘアアイロンなら一発解決!

前項のように、時間をかけてドライヤーで髪の毛をセットする方法以外にも、一番手っ取り早い方法で、ヘアアイロンがあります。

前髪や、生え際の産毛のくせ毛を直すのには、ヘアアイロンは一番簡単な方法ではあるのですが、その一方で、髪のダメージにもなるので、やりすぎには注意が必要です。

①まずは洗い流さないトリートメントを使う

アイロンは髪の痛みの原因になります。

洗い流さないトリートメントなどを使って、髪へのダメージを和らげましょう。

②高温でできるだけ短時間で行う

ほとんどのヘアアイロンには、温度調節機能が付いていますが、なるべく高温で、短時間ですることがおすすめです。

髪を小分けにして(ブロッキング)、少しずつアイロンをしていきましょう。

③スプレーなどの整髪料で固める。

アイロンだけでも良いのですが、スプレーなどで仕上げることで、セットの持ちもより良くなります。

以上が、ヘアアイロンをする上でのポイントです。

髪へのダメージはありますが、より簡単にくせ毛を直せるはずです。

くせ毛が多い前髪の産毛!ヘアスタイルへの活用術!

これまで、ドライヤーやヘアアイロンを使ったくせ毛の直し方をご紹介してきましたが、いっそのこと、その前髪や産毛のくせ毛を、ヘアスタイルに生かしてみてはいかがでしょうか?

悩みのくせ毛を利用した、おしゃれなヘアスタイルをご紹介しましょう。

・ショート+ツーブロック+前髪上げ

くせ毛を目立たなくするには、ショートヘアがベストです。

また、くせ毛の方を悩ませる「髪が広がる」髪質も、ツーブロックにしてしまえば解決してしまいます。

くせ毛が目立つ前髪も、ワックスで上に上げてしまえば、よりおしゃれで、清潔感のある印象が感じられます。

髪全体をパーマっぽくしても良いですし、バリエーションも多いですから、自分に合ったツーブロックを探してみてください。

・ショートマッシュ

マッシュルームのような丸くてゆるやかなラインのマッシュヘアは、くせ毛との相性も良く、おしゃれな雰囲気が一気に高まります。

前髪などのくせ毛を、あえてパーマっぽく見せるのも一つの手です。

・パーマ

いっそのこと、髪の毛全体にパーマをかけてしまうのもありです。

パーマをかけてしまえば、よりおしゃれに見えますし、毎日悩んでいたヘアスタイリングもやりやすくなります。

以上が、くせ毛を生かしたヘアスタイルです。

自分のコンプレックスだったくせ毛を活かして、ヘアスタイリングを楽しむことができれば、それが一番良い方法と言えるでしょう。

憂鬱なくせ毛をヘアスタイリングとしての楽しみに

くせ毛には様々な原因があり、くせ毛自体を改善していくことは短期的にできるものではありませんが、一つ一つの生活習慣を、確実に見直していくことが大事です。

また、もともとくせのある髪質の方は、それを直すのは尚更簡単なことではありません。

しかし、そのくせ毛をヘアスタイルとして活かすことができたなら、毎日のスタイリングも楽しみの一つになるかもしれませんね。