誕生日や退職祝い、何かに対してのお礼など、プレゼントをする機会は意外とあるものですよね。
そのプレゼント、品物の意味合いを深く考え、「なんて失礼な!」と感じてしまう人も中にはいるのです。
喜んでもらえるだろうと思ってプレゼントしたものが、相手にとっては失礼なものだと本末転倒ですよね。
異性に贈るアクセサリーや、同僚の退職祝いなどに贈ることがある電動歯ブラシをはじめ、いろいろな品物の持つ意味合いについて考えていきましょう。
どんなものが失礼にあたる?プレゼントの持つ意味合い
あなたはどのようなときにプレゼントを贈りますか?
誕生日・退職祝い・結婚祝い・クリスマス・新築祝い・出産祝いなど、プレゼントを贈るシーンはいくつもありますよね。
また、プレゼントを贈る相手も、家族・友人・恋人・同僚・上司などさまざまですよね。
子供の誕生日だとおもちゃ、友人の結婚祝いだと観葉植物、恋人へのクリスマスプレゼントにはアクセサリー、同僚の送別などにはハンカチや歯ブラシなどの雑貨・・・などなど、プレゼントの品物も多岐にわたります。
これまでよかれと思って贈っていたプレゼントですが、受け取り側によってはその品物の意味合いを深く考えてしまっていることがあるのです。
もしかしたら、それが失礼な意味を持たせしまっている可能性もあります。
その贈ったプレゼントがきっかけで相手の方と疎遠になってしまうことも考えられるので、プレゼントは慎重に選ぶようにしましょう。
男性は、好きな女性にプレゼント贈る際は、特に気をつけてくださいね。
これが失礼なプレゼント!?異性へのプレゼントは注意が必要!
せっかく贈ったプレゼントが、もしかしたらその相手の気分を害することになるかもしれません。
贈る際は十分に注意したいところですが、いったいどのようなものが失礼なプレゼントにあたるのでしょうか。
ここでは、男性から女性に対して贈る、注意したいプレゼントについて考えましょう。
男性から女性にプレゼントを贈ると言えば、やはりアクセサリー類でしょうか。
実は、アクセサリー類をプレゼントすることは、「その女性を独占したい」という意味合いがあります。
指輪やネックレスなど、輪の形状のものは「束縛したい」という意味が込められているのです。
相思相愛の相手でしたらなんの問題もないでしょうが、こちら側が一方的に好意を寄せている相手に贈るということであれば、避けた方が無難かもしれませんね。
深く考えず、これまで女性にこのようなプレゼントを贈っていた男性からすると、びっくりしてしまいますよね。
アクセサリー類以外だと、腕時計をプレゼントすることもあるかもしれません。
腕時計は「一緒の時間を刻みたい」という意味が隠れているので、プレゼントの意味合いを深く考えるような恋人に贈ると喜ばれること間違いなしでしょう。
次項では、同僚などに贈りがちな「電動歯ブラシ」をプレゼントにすることがなぜNGなのかをお話ししていきましょう。
歯ブラシをプレゼントすることはなぜ失礼?
歯ブラシをプレゼントすることが、なぜ失礼になるのかなかなか見当がつかないですよね。
歯ブラシの中でも、電動歯ブラシは高価なものもあるので、相手によっては喜んでくれることもあるでしょう。
しかし、歯ブラシを贈ることには失礼な意味合いが実はあるのです。
それは、「歯ブラシをプレゼントする」=「口臭がしますよ」と、暗に示してしまっているということです。
「さすがにここまで深読みしないよ」という方の方がおそらく多数でしょうが、そのように受け取ってしまう方がいらっしゃるのも事実です。
特に、男性から女性へのプレゼントで歯ブラシを贈るとなると、「私、口が臭いと思われているのかな・・・」と傷ついてしまう女性もいるかもしれません。
この記事をご覧になっているということは、あなたもプレゼントの持つ意味合いについてお考えになったということでしょうから、プレゼントにわざわざ歯ブラシを選ぶということはしない方がいいかもしれませんね。
歯ブラシは除外!プレゼントにはどんなものがおすすめ?
前項で、特に男性から女性に歯ブラシを贈ることは失礼にあたるとお伝えしていますが、それでは、どんなものが異性へのプレゼントに最適なのでしょうか。
相手が自分にとってどのような方なのかによってもプレゼントの内容は変わりますので、選ぶ際はよく考えてくださいね。
■恋人へ贈る場合
お財布や香水がおすすめです。
お財布は、「いつでもあなたのそばにいたい」という意味合いがあります。
香水には、「もっと親密になりたい」という意味合いが含まれています。
この2つは、恋人関係の女性へ贈るにはピッタリでしょう。
■気になっている異性へ贈る場合
相手の方がお酒がお好きであればとてもおすすめです。
お酒は、「あなたと親しくなりたい」「一緒にお酒を飲みたい」という思いが込められています。
女性へプレゼントを贈る際に、「お花」も定番でありますよね。
お花は、その種類によっても意味合いが異なってきます。
例えば「バラ」ですが、「私にはあなただけしかいない」という意味があります。
なんらかの意味を含ませて、恋人や気になっている女性へお花を贈ることもロマンチックでいいかもしれません。
まだある!歯ブラシ以外にも失礼にあたるもの
さきほどは、歯ブラシをプレゼントすることが失礼になることがあるとお話ししましたが、歯ブラシ以外にも相手から「この人、失礼だな」と思われる可能性のあるものについて考えていきましょう。
まず、男性が上司などの目上の人に贈るプレゼントで失礼にあたるものをお話しします。
男性が、何かお世話になったお礼や転勤のはなむけなどに、上司にプレゼントを贈るタイミングもあるでしょう。
そのようなとき、万年筆や名刺入れなどの仕事で使用するものを贈ることは避けてください。
仕事で使用するようなものをプレゼントすることは、「もっと仕事しなさい」という意味合いがあるからです。
ただし、部下や後輩などのプレゼントにはとてもいいので、プレゼントを贈る相手が自分にとってどのような立場なのかよく考えてプレゼントを決めるようにしましょう。
これも失礼!?プレゼントを選ぶ際に避けたいもの
引き続き、プレゼントをすることが失礼にあたるものをお話ししていきましょう。
男性も母の日にプレゼントをすることがあるでしょうが、そのときのプレゼントにも失礼なものがあります。
それはずばり「エプロン」です。
エプロンは母の日にはよくプレゼントするものの代表ですが、「もっと働くように!」という意味合いがあるのです。
しかし、自分の母親へのプレゼントでしたら、そこまで気にする母親もあまりいないかもしれませんね。
ここで注意していただきたいのが、自分の母親へ自分からではなく妻から贈る場合についてです。
この場合、嫁が姑に贈るというかたちになるので、エプロンをプレゼントすることは避けた方がいいでしょう。
あなたの母親がプレゼントの意味合いを深く考えるような方でしたら、嫁姑問題に発展しかねません。
また、「箸」も失礼にあたる可能性があります。
箸は、「人と人とを結ぶ橋(箸)渡し」という良い意味もあるのですが、高齢の方にプレゼントする場合は「三途の川への橋(箸)渡し」という意味合いを含んでいます。
つまり、「はやくあの世へ行ってほしい」というふうに捉えられるのです。
母親のみならず父親にも箸をプレゼントする際には、両親がどのようにそのプレゼントの意味合いを受け取るか考えて贈る方がいいでしょう。
これまで、プレゼントとして失礼なものと受け取られるかもしれないものとして、歯ブラシや万年筆、エプロンなどいろいろなものをお話ししてきましたがいかがでしたか。
「深読みしすぎでは」とのご意見もあるでしょうが、中には深く考えてしまう方もいらっしゃるので、プレゼントをする際は少し気をつかうようにするといいかもしれません。
プレゼントの意味合いも調べて贈ろう!
「プレゼント」は、相手のことを考えて贈りますよね。
そのプレゼントが、相手の受け取り方次第では大変失礼な意味合いを持たせてしまっているのかもしれないのです。
プレゼントを贈る相手の方は、あなたにとって大切な人だと思います。
その方の気分を害さないためにも、これまで何気なくしていたプレゼントを、これからはその品物の持つ意味合いをよく考えて贈るようにしましょう。