普段からおしゃれの1つとして、男性でも香水をつけている人はいるでしょう。
しかし、汗をかいてしまうと、汗の臭いと香水の香りが混ざることで、悪臭を放ってしまう可能性があります。
そうなれば「香水のいい香りの男性」ではなく、「悪臭のする男性」と周囲の人から思われてしまうかもしれません。
そこで今回は、汗と混ざらない香水のつけ方や、そのポイント、香りにつけられている名前などをご紹介していきます。
汗と香水が混ざると嫌な臭いに?その理由とは
汗をかいた日など、「香水の香りが消え、代わりに汗の悪臭がしていた」という経験がある人もいるのではないでしょうか?
本来、香水の香りは臭いを誤魔化すためのものではないので、汗をかいてしまうと香水が持つ「いい香り」はなくなってしまいます。
また、香水の香りがなくなるだけならまだしも、汗と混ざることで、悪臭に変化してしまうことすらあるのです。
その理由は、元々、体から分泌されたばかりの汗は、ほとんど臭いを伴いません。
しかし、毛穴や皮膚に付着している、皮脂や菌などが混ざることにより、悪臭に変化させます。
そこへ、香水の匂いがさらに加わると、もっとツンとした嫌な臭いに進化してしまうのです。
「魅力のある男性」になるために、汗かきの人でも香水の香りを漂わせる方法をご紹介していきます。
そのためには、香水のことを知りましょう。
香水の香りは時間とともに、香りが変化し、その香りにはそれぞれ名前がついていて、TPOによって香りを調整することもできます。
それでは、それぞれの香りの名前とその意味などをお伝えします。
香水は時間で香りが変化する?呼ばれる名前と与える印象の変化
香水は、大きく分けて4種類あり、その特徴はエタノールの濃度と、香りの持続時間で分けられていて、エタノールの濃度が濃いほど香りの持続時間は長くなります。
また、香りの名前は3つに分かれていて、それぞれの特徴は以下のようになっています。
・トップノート
香水をつけてから、10分程度までの香りで、香水の第一印象ともいわれています。
香りが強く華やかな印象をもたらします。
・ミドルノート
3時間程度までの香りのことをいい、香水をつけてから最も長く香ります。
一番香水をつけていて、香っている時間が長いのはミドルノートになります。
また、香りがはっきりしているため、汗と混ざることで嫌な臭いを放つのも、ミドルノートが多いでしょう。
・ラストノート
12時間程度までの香りで、余韻の香りのことを指します。
ほのかに香りが残っており、穏やかな印象をもたらします。
このように、香水をつけてからの経過時間によって与える印象も変わります。
与える印象をぐっと変えることもできるので、経過時間で訪れる香りを、上手く活用してみましょう。
これら香水の香りにも変化があるのです。
それでは、次からは、香水をつける際のポイントを知っていきましょう。
香水をつけるときのポイント
香水は、時間で香りが変わる特徴がありますが、実際につけるときには、この特徴を意識するよりも大切なことがあります。
その香水をつけるときにもっとも重要なポイントとは、「つける量」です。
香水をつけたときに、自分自身で香水の香りが分かってしまうようであればつけ過ぎです。
香りが強すぎると、相手を不快にさせてしまいますし、何より女性は香水の香りが強すぎる男性を嫌う傾向にあります。
「生理的に無理!」といわれないためにも、香水の量には注意しましょう。
程よい香水の量は、大体2プッシュ程度で、腕や体を動かしたときに、ほのかに香るのがちょうどいい量だといえます。
それでは、量に注意しながら、香水をつけてみましょう。
【香水をつけるときのポイント】
・手首に香水をプッシュします。
手首にかけた香水を擦ると、香水の粒子が壊れ、香りが変化するので、こすり合わせないようにしましょう。
・香水は温度に反応して拡散するため、血管が肌表面から近いところにつけます。
例えるなら、腕の内側や手首、ウエスト、足首です。
・レストランなどの食事をする場所にいくときは、下半身につけるようにします。
下の方で香ると、香水の香りと、食べ物の匂いが混ざるのを防ぐことができます。
それでは、汗かきの人はどのように香水をつければ、嫌な臭いにならないのでしょうか?
汗と香水の匂いが混ざるのを防ぐ!香水を「つける場所」に注意
汗かきの人が香水をつけるとき、「汗をこまめに拭くこと」がポイントになります。
香水をつける前に、ビオレなどの様々なメーカーから販売されている、汗拭きシートを使用して、わきの下・首・胸などをよく拭きます。
肌が乾いていて、サラサラした状態を作ってあげることで、汗と香水が混ざるのを防ぎます。
また、制汗剤などのスプレーを使うと、ひんやりした空気で、汗が引いていくことにも繋がるので、こちらもおすすめです。
その際、汗拭きシートも制汗剤も必ず「無臭」のタイプや「Ag」などの銀イオンのタイプを選ぶようにしましょう。
香りがついているタイプだと、その香りと汗が反応して、嫌な臭いを発生させてしまうことになりかねません。
そしてもう1つは「汗がたまる場所には香水をつけないこと」です。
前項でもお伝えしたように、香水と汗が混ざることで悪臭を放ちやすくなります。
そのため、間違ってもわきの下・足の裏などに香水をつけることは避け、手首・肩・腰など汗がたまらない場所につけるとよいでしょう。
小物を使って汗と香水の匂いが混ざるのを防ぐ!
前項では、汗に影響されずに、自分の体に香水をつける場所などをご紹介しましたが、その他にもおすすめの香水のつけ方があります。
それは、持ち物や身に着ける物につける方法です。
体に香水をつけると、多少体温に影響されて、香水の香りが変化してしまうといわれています。
しかし、小物などに香水をつければ、体温に影響されずに、ほのかに優しく漂う香りを楽しむことができるのです。
では、どのようなものにつけると、香水の程よい香りを楽しむことができるのでしょうか?
●ハンカチ
つけ方は、まず香水をハンカチにほんの少しだけ染み込ませます。
そのハンカチを、ズボンのポケットなどに入れていると、ほのかな香りを楽しむことができます。
汗をかいたときは、香水がついてない部分を使うか、別でもう一枚にハンカチを持ち歩くようにしましょう。
●ネクタイの裏
ネクタイから、10cmくらい離したところから、霧をかけるようなつもりで香水をかけましょう。
ネクタイが、風や動作によって動くたびにほんのり香ります。
●スマートフォンカバー
スマートフォンカバーに香水をつけると、スマートフォンを使用しているときに、さりげなく香水の香りを漂わせることができます。
しかし、つけすぎてしまうと、電車の中などで迷惑になってしまうので、微かに香る程度にしておきましょう
このように、日常的に使う小物に香水をつけることで、汗と香水が混ざることで生じる嫌な臭いに変化することもありません。
しかも、この方法であれば、香水の香りだけを十分に漂わせることができます。
「香水」を身にまとう以外で活用する方法とは?
更に、香水は体や小物につけるだけではなく、他にも応用できる方法があります。
どんなものに応用できるのか、こちらもご紹介していきます。
●芳香剤代わりになる
香水は可燃性のため、燃やすこともできるのです。
香水を燃やすと、一瞬で成分が拡散し、通常使用するよりも強く香りを出すことができます。
方法としては、灰皿などにお使いの香水を少量を溜めて、ライターなどで火をつけます。
すると、一瞬にして香水の香りが部屋にいきわたり、雰囲気を変えてくれるでしょう。
ただし、香水を燃やす際、火の取り扱いには注意しましょう。
●アロマ代わりになる
リラックスできるお気に入りの香水を、寝る前に枕カバーや寝具などに少しだけかけることで、リラックス効果が期待できます。
しかし、香水の香りがとても移りやすく、寝汗と混ざることもあるので、香水の量はごく少量にし、枕の端などにつけるとよいでしょう。
このように香水は、体など身に着けるもの以外にも、いろいろ応用できます。
香水を上手につけて印象を変えよう!
いかがでしたか?
汗と香水が混ざることで、せっかくの良い匂いも嫌な臭いに変化してしまいます。
そうならないためにも、香水をつける場所や量にも気を配ることが大切です。
また、香水は時間とともに香りが変化するので、TPOに合わせてその変化も楽しみたいですね。
さりげなく「いい香りが漂う男」になるためにも、香水のつけ方や、活用方法を上手に取り入れてみてはいかがでしょうか?