乾燥肌で肌が白っぽく粉吹きしてしまうと、見た目が悪く悩まれている方も多いでしょう。
また、このような状態ですと、他の肌トラブルにも発展しやすく、ますます肌が汚くなってしまう場合もあります。
なぜ、肌の粉吹きが起こってしまうのか、その原因と粉吹き肌の対策についてご紹介していきます。
粉吹き肌の主な原因は乾燥!
乾燥肌の方に多い粉吹き肌ですが、これは肌が乾燥して白っぽくなった状態のことを言います。
本来肌は、ターンオーバーという機能のおかげで古い角質が自然に剥がれ落ち、新たな肌を再生しています。
しかし、肌が乾燥状態であると、まだ剥がれるべきでない新しい角質までも剥がれ落ちてしまうことがあります。
これが、粉拭き肌の原因です。
このような粉拭き状態になると、どうしても「清潔感に欠ける」「痛々しい」という印象を持たれることも多く、マイナスイメージとなってしまいますね。
この粉吹き肌は、一般的に冬の乾燥している時期に起こりやすいとされています。
また、粉吹き肌が悪化すると、ひび割れたりかゆみを伴うこともあります。
こうなると、さらなる肌トラブルに発展してしまうことも考えられますので、早急に対処が必要となります。
では、なぜ粉吹き肌の原因となる乾燥肌になってしまうのでしょうか。
それは、なにげない普段の生活習慣が原因かもしれません。
その原因を突き止め、対策を考えていきましょう。
粉吹きを引き起こす乾燥肌は洗顔が原因?対策は?
まず、乾燥肌の原因に「誤った洗顔」が考えられます。
一般的に女性に比べると男性は、皮脂量が多い傾向にあります。
そのため、市販で販売されている洗顔料も洗浄力が高いものが多くあります。
洗浄力の高い洗顔料は、一見洗い上がりがさっぱりとして気持ちがよいかもしれませんが、必要以上に皮脂を取りすぎてしまうため、乾燥肌を招く可能性があります。
そのため、洗浄力の高いものを使っている方は、肌に優しいものへ替えてみるだけでも変化があるかもしれません。
また、洗顔の仕方にも問題がある可能性も考えられます。
顔をゴシゴシと強く擦るような洗顔方法ですと、肌に負担を与えることになり、肌のバリア機能が低下してしまいます。
そうすると、肌は乾燥し粉吹きしやすくなるのです。
対策としては、たっぷりの泡で優しく包み込むようにして洗顔していきます。
また、皮脂を取り過ぎないためにも、お湯ではなくぬるま湯で洗い流すように心がけましょう。
さらに、タオルで顔を拭き取る際にも同じようにゴシゴシとした拭き方はNGです。
水気を吸い取るように押えながら優しく拭き取りましょう。
粉吹きを招く乾燥肌の原因は髭剃り!?
髭剃りは男性の身だしなみを整える上で必要なものではありますが、この髭剃りが原因で乾燥肌を招いている可能性があります。
特に粉吹き肌のような状態で髭剃りを行った場合、正常の肌よりも負担が大きくなってしまい、カミソリ負けなどのトラブルに発展しやすくなってしまいます。
できれば、粉吹き肌のような状態のときは肌へ刺激を与えないためにも髭を剃らないことが1番ではありますが、仕事柄髭を剃らなければならない、という方も多いと思います。
そのような方は、髭剃りによる負担をなるべく軽減させましょう。
例えば、髭剃り前に髭を蒸しタオルに当て柔らかくしたり、シェービング剤などを利用する方法があります。
実は男性の髭は、同じ太さの銅線並みの硬さがあると言います。
その硬い髭のまま髭剃りを行ってしまうと、髭が肌を引っ張るように剃るため肌へダメージを与えてしまうことになるのです。
そのため、髭剃り前は髭を柔らかくするための蒸しタオルと、シェービング剤は必ず使用するようにしましょう。
また、髭剃りの方法としては、「カミソリ」と「シェーバー」がありますが、乾燥肌の方におすすめしたいのは、シェーバーです。
カミソリの場合、髭を深く剃ることには向いていますが肌の表面を削り取ってしまうため、乾燥しやすくなります。
一方シェーバーの場合は、肌を傷つけないよう外刃で肌を押さえ内刃でカットする構造になっており、肌への負担が少なくなっています。
今現在、カミソリをお使いの方はシェーバーに替えるだけでも粉吹き肌対策となるでしょう。
夏でも冬でも!紫外線をカットして乾燥肌対策
実は、乾燥肌と紫外線には大きな関係があります。
正常な肌の場合、少量の紫外線であれば、肌のバリア機能が働き紫外線によるダメージを防ぐことができます。
しかし、もともと乾燥肌の方の場合、肌のバリア機能が低下している状態ですから、紫外線を浴びることによって、肌の内部までダメージが浸透してしまいます。
そして、肌の潤いを保つために欠かせないコラーゲンをも破壊してしまうのです。
こうなると、肌の水分量を保持することができず、さらなる乾燥肌を招く原因となります。
特に、もともと乾燥肌で粉吹きをしているような状態の場合、肌へダメージも大きくなってしまいます。
紫外線は、乾燥だけでなくシミやたるみを引き起こす原因ともいわれていますので、しっかりとした対策をすることが重要です。
そのためにも、夏に限らず冬でもしっかりとした紫外線ケアをすることが大切です。
紫外線対策としては、日焼け止めを塗る、または帽子を被るなどがあります。
1年を通して、しっかりと紫外線対策を行っていきましょう。
粉吹き肌の最も重要な対策はなんといっても保湿!
粉吹きは肌の乾燥によって起こります。
そのため、乾燥肌による粉吹きの改善の基本は、やはり保湿にあります。
粉吹き肌は、いわば砂漠のような状態です。
肌にできるだけ水分を浸透させることで、肌も柔らかく滑らかになっていきます。
粉吹き肌対策のポイントとしては、洗顔後や髭剃り後はすぐに高保湿化粧水や乳液を使用し、できれば30秒以内に保湿するように心がけましょう。
そして、粉吹き肌のような状態の場合、化粧水の刺激によってさらに悪化してしまう恐れもありますので、できるだけ刺激の少ないタイプのものを選ぶとよいでしょう。
実は、紫外線も保湿をすることによってダメージを防いでくれる効果があります。
紫外線を浴びてしまったときも、できるだけ刺激の少ないものを使用し、しっかりと保湿していきましょう。
保湿によい食品を意識して摂取することも乾燥肌への対策
スキンケアに加え、毎日の食事にも目を向けてみましょう。
身体は外からだけでなく、内部からも対策することでより乾燥肌による粉吹きを防ぐ効果があります。
特に保湿に関する食材としては、タンパク質をビタミンを多く含む食品です。
タンパク質が多く含まれている食品といえば、以下のものがあります。
・豆腐や納豆などの大豆食品
・魚や肉
・卵
そして、ビタミンを多く含む食品といえば、以下のものがあります。
・果物
・野菜
・ナッツ類
特に乾燥肌になりやすい冬時期は、旬のみかんがおすすめです。
みかんは、ビタミンCを始め、ヘスペリジン、クエン酸、Bカロテンなど肌によい栄養分が豊富に詰まった食品です。
肌の改善はスキンケアだけでなく、保湿効果のある食品も意識して摂取することが重要となります。
保湿を意識したスキンケア+良質な食品で乾燥肌を改善していきましょう。
乾燥肌はしっかりと保湿をすること
このように、粉吹き肌の大きな原因は乾燥です。
乾燥の原因は、誤ったスキンケアや紫外線の影響、さらに栄養不足などによって引き起こされます。
また、乾燥肌を改善するためには、肌の保湿がとても重要です。
高保湿化粧水や乳液で肌の保湿をし、保湿効果の高い食品を意識して摂取するなど、外側からも内側からも対策して乾燥を改善していきましょう。