ヘアスタイルを変えたい場合に、前髪を分ける位置で悩む方もいるのではないでしょうか。
また、分けたいところで、思い通りに分かれてくれないこともあると思います。
今回は、前髪のスタイリングのコツや、トップの位置など、これからオシャレに変身したい男性の方に耳寄りな情報をお届けします。
前髪の分け目の位置は重要!さまざまなイメージに
ヘアスタイルを変えたときに、大きく印象を決める要素の一つは「前髪」です。
トップのボリュームやサイドの遊ばせ方など、全体的なバランスももちろん大切ですが、前髪の分け目の位置でその人のイメージが決まってくる、と言っても過言ではないでしょう。
前髪は「バング」とも呼ばれ、長めにして流すと落ち着いたイメージになり、短めに立たせるとアクティブで、清潔感あるイメージになります。
センターで分ければ、どこか中性的でクールなイメージ、七三で分ければまじめで誠実なイメージ、M字分けなら個性的な雰囲気になります。
また、長さや厚みが同じくらいでも、スタイリングによってイメチェンできます。
顔の形や目鼻立ちによっても、似合う前髪と似合わない前髪はあり、とても奥深いものなのです。
今まで、なんとなく伸ばしっぱなしにしていたり、おでこを隠したくて伸ばしていた方は、思い切ってあげてみるとスッキリするでしょう。
また、分け目を作って流すことで、一段と垢ぬけるかもしれません。
それでは、前髪の基本的なスタイリングの心得からご紹介していきましょう。
前髪をスタイリングするときに便利なアイテム
前髪を目にかからないくらいに伸ばし、左右非対称に分けるヘアスタイルは、顔の形や顔立ちを選ばず爽やかに見せられる、いわゆる「モテ系」前髪です。
もともとの前髪にクセがあったり、上に立ち上がってしまう場合は、熱によってスタイリングしてみましょう。
よほどの頑固なクセでもない限り、ヘアアイロンやドライヤーを使ってクセ付けすれば、サイドに流すヘアスタイルにすることができます。
ヘアアイロンで挟んで、流したい方向に引っ張るのですが、使い慣れていない方は注意が必要です。
まず、ヘアアイロン前に髪を十分に濡らすか、ヘアウォーターなどを使って、傷むことを防いでください。
これを怠ると、枝毛や切れ毛の原因になってしまいます。
また、長時間同じ位置に当てすぎないようにしましょう。
ヘアアイロンの前に、クセ付けしやすくなる専用のスタイリング剤などをつけても良いですね。
そして、ヘアアイロンで立体的に前髪をデザインしたら、ワックスで束感をつけるように、前髪をスタイリングしていきます。
前髪を細く取って、少しねじるようにしながら、束感をつけていきましょう。
トップやサイドも、ワックスで束感を出していってください。
前髪の位置を決めるポイント!トップからクセがあったら?
前髪を分ける位置を考える時に、ポイントになることがあります。
それは、「自然に見える位置で分ける」ということです。
ヘアカタログで見つけた髪型や、俳優やモデルの髪型を見ていると、真似したくなることがあるかもしれませんが、自分に合った分け方があります。
一番参考になるのは、通いなれた美容師のアドバイスや、身近にいる若い女性の反応です。
そのどちらの意見も聞くことができない場合には、無難に左右の黒目と黒目の範囲内で分けると良いでしょう。
それよりも外側だと、顔の形によっては違和感を感じやすくなります。
また、黒目と黒目の範囲で分けることによって、前髪が自然とハの字に流れると思いますが、これには小顔効果もあります。
「こめかみはなるべく隠す」ということがポイントです。
トップから生えグセがあったり、思い通りに分かれない場合は、思い切ってパーマをかけてみても良いかもしれませんね。
前髪をスタイリングするコツ
前髪を分ける位置が決まったら、実際にスタイリングしていきますが、ここでつまづいてしまう方が多いです。
さきほど、ヘアアイロンやスタイリング剤、ワックスを使うことをおすすめしましたが、どうしても上手にできないのなら、下記のことを試してみてください。
〇トップやサイドから全体的にブローする
前髪だけをスタイリングしようと思っても、髪質やクセなどにより、不自然に見えてしまいます。
そのため、少し手間はかかりますが、ブローすることで格段に髪が扱いやすくなります。
また、前髪のクセ付けをするときには、少し内向きにすると自然に見えやすくなります。
〇熱で形を記憶させるときは、髪が冷えるまで待つ
ヘアアイロンやドライヤーで熱を加えながらスタイリングするときに、少し時間をかけて丁寧に行うことで、分け目がキマりやすくなります。
長めの前髪の際は特に念入りに行いましょう。
雑にスタイリングすると、時間がたって目に落ちてきて、うっとおしい思いをすることになります。
美容院におまかせ!トップの位置って?
ここまで読んでいただいて、「スタイリングが面倒くさそうで無理かもしれない」とお感じの方もいると思います。
毎日忙しく、なかなかブローから始めることはできない方は、美容院で、スタイリングしやすいヘアスタイルにしてもらったり、スタイリングのコツを教えてもらうことをおすすめします。
美容師は専門的な知識があるので、つむじの位置や髪のボリュームなどを考慮して、的確なアドバイスをしてもらえるでしょう
今まで、床屋やセルフカットで済ませていたのなら、美容院に行くだけで、見違えるようにイメージが変わるかもしれません。
その際に、髪型についての基本的なワードを理解しておくと話しやすいので、少しご紹介します。
まず、さきほどからちらほらと出ていますが、「トップ」というワードです。
なんとなくは理解できていても、具体的にどのあたりか、分からないこともあると思います。
ここは、つまりは「頭頂部周辺」のことになります。
手を頭のてっぺんから乗せて、手のひらの面積くらいの部分と考えて良いでしょう。
「トップは短めで前髪は長めに」とオーダーすると、トップにボリュームを出しつつ、前髪を遊ばせることができるヘアスタイルになります。
年齢を重ねると清潔感が重要!トップから短めにしてスッキリと
ある程度の年齢になってくると、男性のヘアスタイルは清潔感がとても大切になってきます。
そのため、前髪も含めてトップから全体的に短くするビジネスマンは多くいます。
流行りを追いかけたり、個性にこだわったヘアスタイルは、なかなか年配男性には合いません。
例えば、前髪が目を隠すくらい長く、厚みも幅もしっかりととったマッシュヘアなどは、若い頃ならではのヘアスタイル、と言えるでしょう。
接客業の方は、特に前髪やえり足を短くし、2ブロックやソフトモヒカンにするなど、とにかく清潔感にはこだわらなければいけません。
生え際が後退してくると、前髪を分ける位置も徐々に後ろになっていき、長めの前髪が似合わなくなる場合もあります。
毛先を遊ばせた束感ショートやマッシュウルフ、マッシュベースのツーブロックショートなど、さまざまなヘアスタイルがありますので、楽しめるうちに思う存分、遊んでしまいましょう。
前髪のスタイリングにこだわろう
前髪は伸ばしてアシンメトリーに分けることで、ミステリアスなイメージや落ち着いたイメージなど、今までとは違った印象にすることができます。
童顔でも大人っぽく見せられたり、小顔に見せることもできる、お得なスタイリングなのです。
ヘアアイロンやワックスなどを使うのは、はじめは面倒かもしれませんが、慣れればパパっとできるでしょう。
上手にできるか自信がない方は、ネット動画を見たり、美容院で教えてもらったりして、少しずつ覚えてみてください。