今まで肌に問題なかった男性が肌トラブルを感じるようになったら、もしかすると洗顔料が原因かもしれません。
肌を正常な状態に戻すために「純石鹸」を使ってみませんか?
しかし、「純石鹸を洗顔で使うと肌が乾燥しやすい」という話も聞きます。
純石鹸がどのように肌に影響を与えるのかを知って、肌トラブルを改善していきましょう。
肌の乾燥は洗顔料が原因?怖い洗顔料の成分
男性でも洗顔料を使うことは多くなってきています。
普段何気なく使っている洗顔料、乾燥などの肌トラブルがなければ何も問題はありません。
しかし、洗顔料を使うと肌の調子が悪いのであれば、使用を中止する必要があります。
その場合、洗顔料の成分に注目してみてください。
以下の成分が洗顔料に入っていないか確認してみましょう。
〇石油系合成界面活性剤
これは、洗濯洗剤でも使われている合成洗剤です。
学校の家庭科などでも界面活性剤の怖さは教えられていますので、覚えている男性もいらっしゃるかもしれません。
CMなどで「頑固な汚れを繊維の奥まで入り込んで落とす」などと宣伝していることから、強力な洗浄力があることが分かります。
しかし、人によっては洗浄力が強すぎるため、必要な皮脂などを洗い流してしまうことが考えられます。
また、洗顔を通してこの成分が皮膚から入り込むと、身体に悪い影響を及ぼすこともあります。
〇添加物
洗顔料には、たいてい何らかの添加物が入っています。
たとえば、防腐剤・香料・着色料・アルコールなどです。
これらの添加物が肌に刺激を与え、乾燥などの肌トラブルを引き起こしている可能性があります。
上記のようなものが入っていないものとして、純石鹸があります。
純石鹸の成分
肌に乾燥などトラブルを抱えている男性に使ってほしい洗顔料として、純石鹸があります。
純石鹸は、石油系合成界面活性剤や防腐剤などの添加物が入っていないため、肌への刺激が少なく、肌のダメージを早く戻す効果が期待できます。
純石鹸は、成分が「脂肪酸ナトリウムまたは脂肪酸カリウムが98%以上のもの」と決まっており、それ以外の不純物は入っていません。
ですから、界面活性剤や添加物が入った洗顔料による肌のトラブルの場合は特に、純石鹸を使ってみることで肌が回復するかもしれません。
純石鹸であるかどうかの見分け方は、成分表示を確認してください。
「石けん素地」「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸Na」などと表示がしてあれば、純石鹸だということができます。
もちろん、添加物などは入っていませんので成分表示はこれだけです。
あと、純石鹸を作る過程で「グリセリン」というものができます。
グリセリンは保湿成分として使われ、純石鹸に含まれている場合と含まれていない場合があります。
グリセリンが含まれている場合には、成分表示に「グリセリン」と「水分」が追加されていることが多いです。
また、グリセリンが含まれていない場合は、保湿成分は含まれませんが固い石鹸になります。
純石鹸と無添加石鹸との違い
純石鹸とともによく比べられるものに無添加石鹸があります。
無添加石鹸というと、無添加という文字につられて「何も添加物が入っていない」と思ってしまうかもしれません。
しかし、無添加石鹸は成分に純石鹸のような決まりがありません。
ですから、無添加といいながら香料が入っていたり、防腐剤が入っていたりということが起きているのです。
添加物が完全に入っていないという決まりがない以上、こちら側としては成分表示に頼るしかありません。
また、無添加石鹸として売っている石鹸には、本当に純石鹸と同じように無添加になっているものもあります。
ですから、購入の際には成分表示をしっかり確かめることが必要になります。
洗顔は毎日行うものですので、肌トラブルを抱えている場合は刺激が少ないものを選びたいものです。
肌の乾燥などのトラブル肌には、成分に決まりがある純石鹸か、純石鹸に近い無添加石鹸を選んでください。
純石鹸で洗顔すると肌が乾燥するって本当?
純石鹸を使用している人の中には、「純石鹸を使うと肌が乾燥してしまう」という悩みを訴える方がいます。
純石鹸は添加物などが入っておらず、肌に良いように思いますが、なぜそのような意見があるのでしょうか?
もともと純石鹸は、洗顔後に肌がつっぱるように感じる傾向があります。
その理由には、純石鹸がアルカリ性であることが関係しています。
純石鹸は、アルカリ性によって肌の汚れを落としていきます。
そして、洗顔でアルカリ性になった肌は、自分の力で弱酸性に戻っていこうとします。
そのときに、肌がつっぱるように感じるのです。
肌が自力で弱酸性に戻るのには個人差があり、肌がもともと乾燥していたりトラブルを抱えている場合は、なかなか自力で元に戻すことは難しいといえます。
ですから、肌が乾燥しやすい男性はグリセリンが入った純石鹸を使用することをおすすめします。
グリセリンの保湿性は、肌に潤いを与える作用があります。
男性に行ってほしい正しい洗顔法
乾燥などに悩んでいる男性に行ってほしい洗顔法をご紹介します。
【純石鹸での正しい洗顔法】
①洗顔の前の手洗い
手はあちこちを触るため、あらゆる雑菌が付着しています。
そのままの手で顔を洗うことは、その雑菌ごと顔を洗うことになってしまいます。
面倒でも手洗いをしてから洗顔をしてください。
②洗顔にはぬるま湯を使う
洗顔するときに使う水は、熱すぎても冷たすぎてもいけません。
ぬるま湯で肌に刺激を与えないようにしましょう。
③純石鹸をしっかり泡立てる
純石鹸は、泡立てることが大事です。
泡立てネットは100均などで手軽に買えますので、ぜひ使用してみてください。
④すすぎはしっかりとする
添加物がない純石鹸であっても洗い残しは禁物です。
⑤水分はタオルに含ませる
すすぎの後はタオルで顔をふきますが、水分をタオルに含ませるようにしてください。
ゴシゴシこすると、肌のトラブルを招きますのでやめましょう。
乾燥対策!洗顔におすすめの純石鹸
肌の乾燥などトラブルを抱えている男性におすすめしたい純石鹸をご紹介します。
〇カウブランド 無添加せっけん
石鹸素地100%の釜だき石鹸になります。
皮膚アレルギーのテストを行っており、肌が敏感な男性にもおすすめしたい石鹸です。
また、肌への使用感が優しく肌がつっぱりにくいと感じるのではないでしょうか。
石鹸は少し水分に溶けやすい感じがありますので、水分につけっぱなしにしないよう注意してください。
〇ミヨシ 無添加白いせっけん
6日間の熟成によってつくられた石鹸です。
鮮度を保つために、1コ1コ個包装され、脱酸素剤入りになっています。
石鹸自体は固く作られており、溶けにくい使用感があります。
〇シャボン玉セッケン 化粧石けんシャボン玉浴用
天然の動物性油脂を昔からの製法であるケン化法で炊き上げた石鹸です。
グリセリンが入っているため、洗顔による肌の乾燥が特に気になる男性におすすめします。
添加物の無い純石鹸で乾燥無しの肌へ
純石鹸は、界面活性剤や添加物が入っていない石鹸です。
ですから、「今使っている洗顔料が合っていないな」と思うような男性におすすめします。
純石鹸は無添加石鹸と間違えやすく、それを防ぐためには成分表示の確認が大事になります。
純石鹸を使って、肌を少しでも早く正常な状態に戻しましょう。