帽子は、女性だけでなく男性にとってもオシャレに見られる万能アイテムです。
しかし、帽子を取ったら髪の毛がペシャンコになってしまったり、クセがついてしまって恥ずかしい、なんて経験をしたことはありませんか。
帽子のヘビーユーザーならば、必ず一度は経験したことがあるくらい、大きな悩みの種でもあります。
そこで今回は、帽子のクセがつきにくくなる方法と、帽子のクセを手軽に直せるオシャレな髪型をご紹介します。
オシャレなだけじゃない!帽子をかぶるメリット
男性向けの帽子も、多種多様のものがありますよね。
帽子をかぶることによって、コーディネートをオシャレに格上げしてくれます。
朝起きたら髪の毛にクセがついていて焦ってしまうシーンにも、帽子は活躍してくれます。
オシャレな男性には必須アイテムとも言える帽子ですが、こんな噂を聞いたことがありませんか。
それは、「帽子をかぶる=ハゲる」というものです。
なぜ、こんな噂が広まったのでしょうか。
帽子をかぶることで頭皮環境が悪化するという負のイメージがついた原因は、「蒸れ」にあると考えられています。
実際に経験済みかと思いますが、確かに帽子を長時間かぶり続けると、汗をかいて蒸れますよね。
その汗や皮脂によって雑菌が繁殖してしまう可能性は、ゼロとはいいきれません。
しかしながら、たいていの帽子は繊維素材でできています。
そのため、実際には通気性がそこまで悪いということは考えにくいのが事実です。
それに、毎日洗髪する人にとって、雑菌の繁殖に関してもそれほど気にする必要はありません。
むしろ、帽子をかぶることによって、紫外線や直射日光からのダメージを予防できるメリットが得られるのです。
帽子は頭皮ダメージを防ぐうえで、とても優れたアイテムといえるので、上手に活用しましょう。
しかし、どうしても帽子のクセはついてしまいがち…。
少しでもクセを抑えるための方法を、これからご紹介していきます。
帽子の跡のクセが残りやすい髪の毛のタイプ
帽子をかぶっている男性の印象は、女性から見るとどんな感じなのでしょうか。
「オシャレに見える!」
「似合うものをかぶって欲しい!」
などの意見が多いですね。
人それぞれ好みはあるので、全ての女性に受け入れられるかといったら難しいですが、否定的な意見は少ないように思います。
ただし、帽子をとった時の髪の毛のクセには要注意ですよ。
オシャレアイテムとしてではなく、仕事で必ず帽子をかぶらなければいけない人もいますよね。
特に、衛生上必要でかぶる帽子は、前髪も全て入れ込み、頭をぴったりと覆う形のものです。
こうなると、どう頑張っても髪の毛に帽子のクセがはっきりと残ってしまいますよね。
クセが残りやすい髪質もあります。
髪質が柔らかい場合には、髪の毛にクセがつきやすいです。
あなたの髪質はいかがでしょうか。
また、髪の毛が傷んで乾燥していてもクセがつきやすく、戻りにくい場合があります。
帽子をかぶると髪の毛にクセがつく原因
では、帽子をかぶると髪の毛にクセがついてしまう原因は、一体どこにあるのでしょうか。
考えられる最大の原因は、帽子内にこもってしまう湿度です。
湿気がどうやって発生するのかというと、頭皮からの汗と、帽子をかぶる前の湿気った髪の毛によるものです。
帽子をかぶる前に髪の毛がよく乾燥していないと、そこに汗が加わることで、グンッと帽子内の湿度が急上昇します。
湿度が高い状態の髪の毛が、帽子の圧を長い時間受けてしまうと、帽子をとった時に、恥ずかしいクセがつきやすくなってしまうのです。
クセがつくのが嫌で、帽子をかぶりたくても敬遠している人も多いでしょう。
しかし、帽子をかぶることによって、コーディネートの幅も広がり、オシャレがもっと楽しくなりますよ。
でも、「自分は帽子が似合わない」と思っていませんか。
実は、それはあなたの思い過ごしかもしれませんよ。
帽子の似合う人は、どんなタイプの人だと思っていますか。
芸能人に多い「顔が小さい人」だと思っていませんか。
確かに、顔が小さい人の方が似合う帽子の種類は多いです。
しかし、顔が小さいからといっても、サイズ選びを誤ってしまうと、オシャレな印象にはなりません。
男性はどちらかというと、顔が大きめの人の方が多いのではないでしょうか。
ですから、自分のサイズに適した帽子を選べば、決して似合わないなんてことはありませんよ。
髪の毛のクセを防ぐ!?帽子をかぶる前にやっておきたいこと
帽子をかぶる前も、かぶった後も髪型は崩したくありませんよね。
髪の毛の嫌なクセを防ぐには、帽子をかぶる前にやっておくべきことがあります。
それをご紹介しましょう。
●湿度を徹底的に排除しておく
寝癖も一発で直せるため、朝シャンしている人も多いと思います。
そういう人は特に要注意です。
なぜならば、先ほどもお伝えしたように、帽子をかぶる前の頭皮や髪は、乾燥していることが大切だからです。
朝シャンして、しっかりドライヤーで乾燥させたつもりでも、乾燥しきっていない場合も多いもの。
中には、時間が無いからと、ドライヤーもかけないでそのまま自然乾燥の人もいますよね。
出掛ける直前に慌てて洗髪すると、間違いなく湿気がこもった状態で帽子をかぶることになります。
朝シャンするならば、ドライヤーでしっかり髪の毛を乾燥できるように、時間に余裕をもって行動しましょう。
●帽子をかぶる前に分け目を反対側にする
帽子を脱いだ時に、分け目がペッタンコになるのを防ぐ効果があります。
●スタイリング剤を活用する
固めないタイプのスタイリング剤を髪全体になじませておきましょう。
手直しがしやすくなりますよ。
外出先で髪の毛の帽子のクセを直す方法
髪型を気にする男性としては、帽子のクセが髪の毛にくっきりついている姿を見られたくないですよね。
髪の毛がつぶれやすい細毛の軟毛男性は、特に気になるものです。
帽子をかぶって外出した先で、クセを直す方法があったら嬉しくありませんか。
実は、その方法はあります。
ドライヤーが使用できれば一番てっとり早いのですが、いつも持ち歩くのは困難ですよね。
まずは、髪の毛全体を根元から空気を含ませるように、手ぐしを入れましょう。
頭を下に向けてブラッシングした後に、髪の毛全体を左右に揺らしても、髪の毛が根元が立ち上がりやすくなるのでおすすめです。
次に、クセがついている場所に、霧吹きなどで水分を含ませましょう。
スタイリング剤を使用している人も同様にして、髪型を整えてください。
前髪は特にペッタンコになりやすいですよね。
思い切って、前髪を水道水で根元から濡らしましょう。
そして、ハンカチなどでしっかり拭き取ります。
ハンカチなどで乾燥させながら、根元が立ち上がるように手ぐしで空気を入れましょう。
帽子のクセも手軽に直せてオシャレな髪型
帽子をかぶって、髪の毛に絶対にクセがつかないようにするのは、正直難しいかもしれません。
人間は頭皮からも発汗するのが当たり前ですからね。
ですから、目指すべきは、帽子を脱いでも簡単に手直しできる髪型、クセがつきにくい髪型です。
さっとトイレに行って、少しの水で簡単に手直しできたら最高ですよね。
帽子をかぶった時に、最も影響をうけやすいのは髪の毛のボリュームです。
髪がペシャンコになってしまっては、格好良く決まりませんよね。
そこで最後に、クセ対策だけでなく、帽子をかぶった時の髪の毛のボリューム対策にもおすすめの髪型をご紹介します。
<ビジネス2ブロック>
前髪をおろさずにあげることで、爽やかな印象になります。
シンプルな髪型ですが、水を吹きかけるだけで、ついてしまったクセをリセットできます。
<コンパクトマッシュ・2ブロック・スムース・グランジ>
帽子をかぶった時に、前髪を出したい人やスタイリング剤でセットするのが苦手な人におすすめです。
根元にパーマをかけると、帽子を取った際にも簡単にボリュームを復活させることが可能ですよ。
この情報を基に、美容師さんに髪型の相談をしてみてはいかがでしょうか。
帽子のクセを気にせずおしゃれを楽しもう
帽子をかぶることと、髪の毛にクセがつくということは、残念ながら切っても切れない関係かもしれませんね。
しかし、ファッションアイテムとしても有力な帽子を、是非日々の生活の中に取り入れてもらいたいものです。
今回ご紹介したような、さっと手軽に手直しできる方法や髪型を選んで、オシャレをもっともっと楽しんでくださいね。