顔にあるうぶ毛。
それほど気にならないものであっても、顔の印象を変えてしまう部分でもあります。
男性も産毛の処理をすることでパッと明るい印象になったり、肌トラブルとなる要因を軽減できる効果が期待できますよ。
こうしたうぶ毛を処理する効果と、処理の仕方をご紹介します。
顔のうぶ毛を処理するメリットとは?
はじめに、うぶ毛の処理をすることで得られるメリットについてお話しします。
速攻性のあるメリットとしては、顔の印象を明るくできることです。
ヒゲやすね毛といった体毛とは違い、うぶ毛は1本1本がとても細くて薄いといった特徴があります。
ただし、私たち日本人は比較的うぶ毛が濃いとされていて、とくに男性は女性よりもうぶ毛が濃いのです。
意外としっかりと生えているうぶ毛を処理することで、顔の明るさをワントーン上げることができますよ。
また、明るい印象になるだけでなく、ニキビの予防にもなります。
外的から受ける汚れや皮脂が毛穴に詰まることで肌トラブルが起こりますが、うぶ毛を処理することで皮脂や古くなった角質を取り除くことができるため、ニキビ予防につながるのです。
そして、うぶ毛の処理をした状態でスキンケアを行うと、より効果が得られやすくなりますよ。
うぶ毛を処理するデメリット
どんなことにも、メリットもあればデメリットもあります。
ここでは、顔のうぶ毛を処理するデメリットについてお伝えしましょう。
デメリットの一つとして、外的からの刺激から肌を守れなくなります。
うぶ毛があることでバリアとなり、紫外線や雑菌といったことから肌を守ってくれているからです。
そのため、徹底的にうぶ毛の処理をするのではなく、適度に行うことが大切です。
また、うぶ毛の性質に目を向けてみると、ほかの毛よりも抜けやすい特徴があります。
うぶ毛が抜けると同時に、毛穴汚れも一緒に除去してくれているのです。
こうなると、古い角質や毛穴の汚れを除去するうぶ毛の処理ですが、うぶ毛本来の働きを妨げてしまう面もあることを知っておきましょう。
毎日処理を行うのではなく、多くても週に1回程度にとどめておくのがよいかもしれませんね。
どのようなことでも、やり過ぎてしまえば逆効果になってしまいます。
初心者でも簡単!顔パックでうぶ毛処理
うぶ毛の処理の良い面と悪い面をご理解いただけたら、ご自宅での自己処理方法を解説していきます。
まずは顔パックを使う、うぶ毛処理の方法からお話ししましょう。
顔のうぶ毛を処理する顔パックは、ドラッグストアなどで手に入ります。
価格はお手軽なものもありますし、簡単に処理ができるので、うぶ毛の処理がはじめてのかたでもチャレンジしやすいですよ。
また、うぶ毛の処理と同時に、古くなった角質も一緒に取り除ける商品もございますので、一石二鳥です。
顔パックでの処理方法を、①から⑤の手順にそって見てみましょう。
①顔を清潔な状態にします。
入浴後がおすすめですよ。
②目や口を避けながら、均等に顔パックを伸ばしながら塗っていきます。
③顔パックに記載されている時間を守って、パックを乾燥させましょう。
④パックが乾いたら肌に負担がかからないように、毛の流れにそって上から下に剥がしていきます。
このとき一気に剥がさず、ゆっくり剥がしてくださいね。
⑤剥がしたら保湿力のある化粧水をたっぷりと顔につけて、保湿力を持続するためにも乳液やクリームを塗りましょう。
おすすめの顔パック
では、おすすめの顔パックを2つ抜粋してご紹介します。
★がばいよか剥がすパック
佐賀弁で「とっても良い」という意味の「がばいよか」のネーミングが印象的な顔パックです。
うぶ毛の処理と一緒に、古くなった角質や毛穴の汚れを取り除いてくれます。
馬油が配合されたタイプと、炭が配合されているタイプがありますが、どちらも人気の商品ですよ。
お試ししやすいお手頃でもあります。
目安としている使用頻度は週に1回から2回です。
毎日行うと肌が乾燥してしまい、肌トラブルを招いてしまいますので、使用頻度は必ず守りましょう。
★ピカツル肌クリアパック
グリーンとブラックの2種類があり、どちらもジェルが透明になったタイミングで剥がします。
こちらも、うぶ毛と一緒に古い角質をスッキリと取り除いてくれます。
このほかにも顔パックはたくさんありますので、ご自身に合うパックを探してみてくださいね。
ただし、どんな顔パックでも、放置する時間を守らなければ肌からパックを剥がすときに大きなダメージとなってしまいます。
新しい角質までも一緒に剥がしかねませんので注意しましょう。
顔用のI字カミソリや顔用シェーバーで処理しよう
顔パックでのうぶ毛処理は、細部まで処理ができるのでおすすめです。
しかし、処理をしたいと思ったときに顔パックが無かったり、買いに行くのが面倒なときはどうしたらいいのでしょうか。
そのようなときは、I字カミソリや顔用シェーバーでもうぶ毛の処理ができます。
ただし、乾燥している肌にI字カミソリや顔用シェーバーを使用してしまうと、肌に大きな負担がかかるため、処理をする前は必ず保湿を行ってからにしてください。
では、カミソリやシェーバーを使ったうぶ毛剃りの手順と、コツをご紹介します。
顔が清潔で、肌が柔らかい状態にある入浴後に行うのがおすすめです。
①肌に乳液とクリームを塗ります。
②毛の流れにそって、力を入れずにやさしく剃っていきましょう。
このとき、同じ場所を剃っていると肌を傷つけてしまうので注意してください。
皮膚を少し引っ張りながら剃ると剃りやすいです。
③顔全体を剃ったら、ぬるめのお湯でやさしく顔を洗いましょう。
④化粧水を塗って、乳液やクリームで保湿します。
剃り終えてからヒリヒリと赤みが出てきたら、冷たくしたタオル等で冷やしてくださいね。
T字のカミソリで代用してしまうかたもいらっしゃいますが、肌に大きなダメージを与えてしまいます。
必ず顔用のものをお使いになってください。
うぶ毛処理にまつわる疑問
うぶ毛の処理は使用頻度を守り、保湿をするなどのアフターケアをきちんとすることで、明るく清潔感のある印象になります。
間違った方法で行うと効果は得られず、逆に肌トラブルを招きかねませんので、注意してくださいね。
それでは最後に、うぶ毛の処理に関する疑問について解説していきます。
まずは、うぶ毛を剃ったら濃くなったという噂です。
うぶ毛のみならず、すね毛や腕などの体毛を剃ると、以前よりも毛が濃くなったと思うかたは多いですよね。
ただし、うぶ毛を剃って毛が濃くなるという医学的な根拠はありません。
おそらく、毛をカミソリなどで剃ると毛の断面が広くなるため、毛が濃くなったと錯覚してしまうことから、このような噂になったと考えられます。
噂でいうと、脱毛クリームを使って顔のうぶ毛を処理しているとの声も耳にしますが、絶対に止めましょう。
顔の脱毛として販売されているものは問題ありませんが、通常の脱毛クリームは刺激が強いです。
また、万が一目や口に入ってしまったとき、何の保証もありません。
顔専用のものを、必ず使いましょう。
うぶ毛処理で好感度アップ!
うぶ毛の処理をしてみると、驚くほどたくさん生えてたことがお分かりいただけます。
今までうぶ毛の処理をしたことがなかったかたは、ビックリしてしまうかもしれませんね。
顔色を良くするだけでなく、肌トラブルを予防するうぶ毛処理をはじめてみませんか?
使う頻度やアイテムを守り、アフターケアをしっかりと行って好感度をグッとアップさせましょう。