洗髪の頻度を見直そう!頭皮の臭いが改善できるかも?

男性のみなさんは、洗髪の頻度を気にしたことがありますか?

そして、男性の場合は特に頭皮の臭いを気にしてる方も少なくないでしょう。

身だしなみとして、一日に数回洗髪をして清潔を心掛けているという方は、もしかしたら逆効果かもしれません。

洗髪の頻度を見直して、正しい洗髪を行い、頭皮の気になる臭いを改善させましょう。

洗髪頻度が多いと臭いが増す?

清潔のためと、一日2~3回の洗髪を行っていませんか?

一日2回以上は洗髪頻度が高いかもしれません。

フケや頭皮の臭いを気にして、洗髪の回数を増やすと逆に頭皮トラブルにつながります。

頭皮が健康な状態とは、皮脂が適切な量であることです。

一日2回以上洗髪をしてしまうと、必要以上に頭皮の皮脂を洗い流してしまいます。

皮脂が足りないと、乾燥してかゆみやフケの発生につながります。

さらには、乾燥による外的刺激から頭皮を守るために大量に皮脂を分泌するようになり、その結果、べたつきや臭いが気になるようになります。

そのように、頭皮がトラブルを起こしている状態は、髪の発育にも悪影響を及ぼす場合もあります。

弱った頭皮からは、細く切れやすく、すぐに抜けてしまうような質の悪い髪の毛が生えるリスクが高まります。

それゆえに、男性としては悩みの種となる薄毛へ近づいてしまうというわけです。

洗髪頻度が少なくても臭いが増す?

洗髪頻度が多いと、乾燥から頭皮トラブルになることは先ほどお伝えしましたが、それならば「洗髪頻度は少なくすればよいのか?」ということになります。

洗髪頻度は多すぎてもダメですが、長期間洗髪をしない状態が続くことも、髪にも頭皮にもいいとは言えません。

長期間洗髪をしないと臭いがきつくなり、かゆみやべたつき、フケがでる、などの症状が出てきてしまうのです。

さらに、周囲の人からも不潔という印象を与えてしまいます。

そして、頭皮の皮脂と汚れが積み重なることで毛穴が詰まり雑菌が繁殖、その後皮膚炎を引き起こす可能性があります。

このように、毛穴が詰まり雑菌が繁殖した頭皮では、髪の発育にいい環境とは言えません。

髪を洗わないことから「脂漏性脱毛症」を引き起こし、抜け毛につながることもあります。

洗髪を長期間しないということは、髪にも頭皮にも良くないでしょう。

理想の洗髪頻度を知りたい!

洗髪の頻度は多くても少なくても頭皮トラブルにつながりかねないということは、これまでにお伝えした通りです。

では、頭皮トラブルを予防するために具体的な洗髪頻度の目安が知りたいですよね。

洗髪の頻度を決める際に、頭皮状態・年齢・季節が大きな決め手になります。

【頭皮状態】

頭皮は、皮脂の分泌が多かったり、乾燥気味であったりと個人差があります。

理想の状態は、皮脂が多すぎず潤いのある頭皮です。

自分の頭皮状態を把握して、皮脂や臭いが気になるときは毎日か1日おきに洗髪しましょう。

乾燥が気になる場合は、1~2日おきに洗髪してみましょう。

【年齢】

年齢によって基本の洗髪頻度がありますので参考にしてみてください。

子供や成人前の若い方は、皮脂量が多いので、毎日か1日おきに洗髪しましょう。

成人の方は、先ほどの頭皮状態を確認して洗髪頻度を決めましょう。

お年寄りの方は、頭皮が乾燥気味になりますから、2~3日おきでも大丈夫です。

【季節】

気候が移り変わるにつれ、体もそれに合わせて変化します。

春から夏は汗をかき、皮脂の分泌が増えるため、清潔にするためにも一日1回の洗髪が理想です。

秋から冬は乾燥しますから、毎日洗髪する人は1日おき、1日おきの人は2日おきというようにすると頭皮の乾燥を予防できます。

洗髪方法を見直そう!

あなたに合った洗髪頻度の目安はつきましたか?

頭皮の臭いやべたつきは洗髪頻度だけではなく、毎日の洗髪方法が原因かもしれません。

正しい洗髪方法を実践すれば、さらに健康な頭皮に導くことができるでしょう。

【正しい洗髪方法】

①髪を濡らす前に、ブラッシングを行う

濡らす前に、ブラッシングすることで、髪についたほこりや汚れを落とし、髪の絡まりを防止します。

②ぬるま湯(38度くらい)で、しっかりと予洗いをする

3分ほど時間をかけてお湯で流すことで、頭皮や髪の汚れの8割を落とすことができます。

③シャンプーを手のひらで泡立てる

シャンプーは、髪や頭皮に直接つけてしまうとすすいだときに、十分に落としきれない場合があります。

そのため、一度手のひらで軽く泡立てることで頭皮にも泡が浸透しやすくなります。

④指の腹を使って頭皮を洗う

爪を立てずに指の腹で頭皮を洗うようにすると、毛穴汚れをしっかり落とすことに加え、マッサージ効果で血行促進され、抜け毛予防になります。

⑤シャンプーをしっかりとすすぐ

すすぎ残しがあると、シャンプーの成分によって、頭皮のかぶれや毛穴詰まり、臭いなどの頭皮トラブルの元となりますから、3~5分かけて丁寧に流しましょう。

⑥タオルで水分を拭き取り、ドライヤーで乾かす

清潔なタオルで、髪を包み、軽くおさえるようにして水分を拭き取りましょう。

ドライヤーは、根元から乾かし、手で髪を軽くひっぱりながら上から下に風を当てて乾かしましょう。

頭皮の臭いも気にならなくなる!「湯シャン」をしてみよう

シャンプーを使用した正しい洗髪方法を、頭皮の状態に合わせてた頻度にするのはとてもいいことですが、できれば、1日おきや2日おきではなく、毎日洗髪したいと思われる方も少なくないでしょう。

「毎日洗髪したい!」という方には、「湯シャン」という洗髪方法をおすすめします。

湯シャンは、お湯だけを使う洗髪方法です。

特別な方法ではなく、先ほどご紹介した【正しい洗髪方法】の予洗いのことです。

8割の汚れが落とせると先ほどご説明しましたが、お湯だけでもこれほどの効果を見込めるのです。

お湯でのマッサージは頭皮の血行促進や毛穴詰まりも防ぐことができますから、頭皮の臭いも気にならなくなります。

シャンプーを使わないので、すすぎ残しの心配もなくさっぱりするのでおすすめです。

洗髪に石鹸を使ってみよう!

洗髪の頻度は頭皮の健康にとって重要なことはご説明した通りですが、最後に頭皮や髪に優しい「石鹸洗髪」についてご紹介します。

石鹸を洗髪に使うということはあまり聞き馴染みがないかもしれませんね。

洗髪に使用する石鹸は、成分がシンプルなのでメリットがある反面、デメリットもあります。

それぞれみていきましょう。

【石鹸洗髪のメリット】

・赤ちゃんやアトピーなど肌の弱い方にも使える石鹸は、頭皮にも髪にも強い刺激が少ない

・頭皮の雑菌や汚れをしっかり落とし、臭いの改善

・香りも無臭で、泡立ちがきめ細かいので頭皮にダメージを与えにくい

・自然治癒力を高め、くせ毛の改善、抜け毛防止といった育毛効果を見込めることから、髪のボリュームが増える

【石鹸洗髪のデメリット】

・弱アルカリ性のため、髪がきしむ

・カラーリングしている髪は、ヘアカラーが流出する可能性があるため、不向き

・泡をつくるのが手間

・石鹸カスが残りやすいため、すすぎをしっかりと行う

男性にとって、頭皮を健康に保ち、「育毛効果」が見込めるのはうれしいことです。

石鹸洗髪はどうしてみきしみを感じますから、酸性のリンスを使用しましょう。

なお、成分にスクラワン(保湿)が配合されていると髪がしっとりする効果を期待できます。

適切な洗髪の頻度と、石鹸洗髪を取り入れることによって、頭皮や髪がより良い状態となるでしょう。

洗髪は自分に合わせた方法や頻度で行うことで頭皮トラブルを防げる

洗髪はシャンプーを使用するだけでなく、湯シャンや石鹸洗髪といった方法があります。

頭皮の状態は、季節や年齢、人によって様々ですから、自分の頭皮に合わせた方法や頻度を選ぶことで、かゆみや臭い、べたつきといった悩みを改善することができます。

自分の頭皮状態をこまめにチェックして頭皮トラブルの予防をしましょう。