女性の艶やかできれいな髪の毛は目を引きますが、それは男性にも当てはまることです。
ケアの行き届いた健やかな髪質にできれば、周囲の人にも良い印象を持たれることでしょう。
また、髪の毛のケアを早め早めに行うことで、髪の毛や頭皮に関係するトラブルを予防することに直結します。
そこで、今回は髪の毛の洗い方をはじめとした男性のヘアケアの仕方に焦点を当ててみました。
髪の毛を洗浄する目的
髪の毛の洗浄は、男女関係なくほとんどの人が毎日行っていることですよね。
このように、当たり前のように行っているのが髪の毛の洗浄ですが、改めてその目的について考えてみましょう。
まず、すぐに思い浮かぶであろう最大の目的は「地肌&髪の毛に付着したゴミや細菌、皮脂などの除去」ではないでしょうか。
地肌からは皮脂がどんどん出てくるので、髪を洗わないとベタベタしてきて不快感さえも感じることでしょう。
また、不要な皮脂があると毛穴詰まりの原因にもなり、さまざまな頭皮トラブルの引き金となりかねません。
言うまでもないかもしれませんが、地肌や髪の毛にはたくさんのゴミや細菌などの汚れが付着してしまいますので、それらを除去して清潔な状態にしてあげる必要性があります。
そうしないと、不快なにおいが発生したり、痒くなってしまったりする事を招く恐れがあります。
以上の他にも、髪の毛を洗うと頭皮の血の巡りが改善されるといわれていて、それも目的のひとつだといえますね。
マッサージするような洗い方をすれば、この効果がより高まります。
血の巡りが改善されると、頭皮の健康を維持するのに必要な栄養成分が届きやすくなるので、健やかな髪の毛を育てることにつながります。
男性も髪の毛の洗い方に気を配ろう!
仕事などで忙しい男性の方が多いかと思いますが、手を抜いてほしくないのが毎日の洗髪です。
髪の毛の洗い方に気を配ることは、薄毛や抜け毛、かゆみ、フケなどのさまざまな頭皮トラブルの対策になります。
ですから、髪の毛のお手入れとして基本ともいえる洗髪を丁寧に行うことが大切ですよ。
では、実際の髪の毛の洗い方について、順を追ってご説明していきますので参考にしてみてくださいね。
まずこちらの項では、シャンプー前の下準備の仕方についてお話ししていきます。
まず始めにやるべきことは「ブラシを利用して髪の毛をとかす」という作業です。
できればふんわりした素材のブラシを選択して、優しい力加減で行います。
力技で行ってしまうと地肌への刺激が強くなってしまうので、控えてくださいね。
前もって、くしで髪の毛をとかすことには目的があります。
それは、髪の毛や地肌にある細かいゴミ、埃、砂、フケ、雑菌などを排除しやすくするために浮かすという目的です。
さらに、髪の毛への刺激を軽減させることにも直結します。
くしを入れて髪の毛と髪の毛との間に空間を作り、お湯を通す道を作っているので、髪の毛同士が擦れ合ってしまうのを防ぎます。
髪の毛の洗い方のポイント!男性は特に注意
髪の毛にくしを通したら、一度髪の毛をぬるめのお湯ですすぐ「素洗い」を行っていきます。
素洗いをする時間の目安は、およそ2~3分間で十分だと思っておきましょう。
この素洗いにも行う目的があります。
それは、この段階で地肌と髪の毛にある細かい汚れのほとんどを洗い流すということです。
お湯だけで汚れは流せなそうな印象ですが、驚くべき事実ですよね。
また、素洗いには頭皮の毛穴を開かせる効果も見込めます。
その結果、シャンプーを行う際に、髪の毛や地肌を洗浄しやすくなるのです。
そこまで済ましたら、シャンプーに手をつけていきます。
シャンプー原液をダイレクトに地肌に馴染ませるという洗い方は、髪の毛に悪い洗い方ですから控えましょう。
なぜなら、キューティクルにダメージを与えてしまうことにつながり、艶やかなハリのある髪質からは遠ざかってしまうからです。
キューティクルを守るような洗い方をすることが大切ですので、もっちりとした弾力のある泡に仕上げてから洗い始めてください。
また、髪の毛の洗い方のコツとして、爪ではなく指の腹を使うことも挙げられます。
なるべく地肌に負担をかけずに洗い上げてくださいね。
最後に、お湯で泡を洗い流すときには丁寧にゆすぎ、泡が地肌にとどまったままにならないようにします。
そうすることで、炎症や痒み、薄毛、抜け毛の発生などの予防が可能になります。
男性のみなさんは、この一連の流れを今一度頭に入れておきましょう。
シャンプーを過度に使用しないのも正しい洗い方
髪の毛を洗浄するアイテムとして代表的なのがシャンプーですよね。
ボトル式のシャンプーは押すだけで簡単にシャンプーが出てくるため、思ったよりも多量のシャンプーを使用しがちです。
「シャンプーの使用量は多ければ多いだけ汚れが落ちやすくなるのでは」と思いがちですが、過度の使用はすすぎ残しを招く可能性が高まってしまいます。
先ほどもお話ししましたが、「すすぎ」はとても重要で、炎症や痒み、薄毛、抜け毛の発生などを未然に予防するためにも泡を完全にすすぐことが正しい髪の毛の洗い方でした。
ですから、シャンプーの分量にも気を配ることがポイントです。
男性の髪の毛は比較的短めなので、シャンプーの使用量は500円玉程度のサイズ感を目安にしましょう。
シャンプーをボトルから出した際には、サイズ感を確認してから使うようにできれば良いですね。
また、男性のなかには比較的髪の毛が長めの方もいるかと思いますが、その人は500円玉程度のサイズ感のシャンプーを2回だすのがベストな分量です。
髪の毛にリンスを塗る際は?
男性のなかには、比較的髪の毛が長めの方や美意識が高い方もいらっしゃいます。
そのような方は、シャンプーの後にリンスも有効に活用したいとお考えの方もいるはずです。
保湿成分などの栄養を髪の毛に与えてくれるリンスは、健やかでツヤやハリのある髪の毛を育てることを手助けしてくれます。
そんなリンスを活用する際には気をつけてほしい点があるので、髪の毛の洗い方と一緒に心得ておくのがおすすめです。
なぜなら、リンスは髪の毛を健康的にしてくれる効果が期待できますが、誤った使い方をしてしまうと薄毛につがってしまう恐れがあるからです。
まずは、リンスは地肌ではなく毛先のみに馴染ませることが重要です。
さらに、リンスを髪の毛に馴染ませておく時間にも配慮しましょう。
一般的な製品は、およそ30秒~1分間を目安にしているものが多いです。
男性も髪の毛を乾かす習慣を持つとグッド!
男性のなかには、髪の毛を洗ったあとにドライヤーを活用せずにいるという人も少なくはないのではないでしょうか。
たしかに、髪の毛が短めだとすぐに乾いてしまうので問題はないだろうと思ってしまいますよね。
しかし、髪の毛が湿ったまましばらくの間放置しているのは、髪の毛と頭皮に良くないことですから避けた方が無難です。
なぜなら、湿っている髪の毛はキューティクルが上手く機能せず、髪の毛を刺激から守る力が弱まってしまうからです。
せっかく髪の毛の洗い方に配慮していても、すぐに乾かす癖がないと傷ついたパサパサの髪質に近づいてしまうので、勿体ないことなのです。
さらに、髪の毛が湿っていると雑菌の数がどんどん増加してしまう傾向にあります。
雑菌の数が増加してしまうとなると、頭皮が不衛生で不潔な状態になってしまいますよね。
ですから、洗髪をして清潔な状態にしたら、タオルで軽く水気を吸い取りドライヤーを有効活用するのが良いです。
正しいヘアケアを継続して行おう
今回は男性のヘアケアについてお話ししてきました。
健やかな髪の毛のために、まずは基本的なヘアケアの見直しから始めてみてはいかがでしょうか。
間違った洗い方をしていたり、洗髪後にすぐに乾かす癖がなかったりすると、髪の毛や頭皮の健康を害してしまうことにつながってしまいますよ。
毎日行う洗髪を正しい方法で行うことができれば、頭皮トラブルの予防や髪質の改善効果が期待できます。