男性でも女性でも、シャンプーをした後にはリンスかトリートメントをすると思います。
中には面倒だと思ってしない方もいらっしゃるかもしれません。
ネットの情報などを見たりしていると「ハゲる」など色々な情報がありふれています。
では、実際にリンスはどのような人が使うべきなのかを髪の毛のプロに聞いてみました。
髪の毛のプロのお話を、専門用語をあまり使わずにわかりやすくお伝えします。
リンスはするべき?しないべき?
シャンプーをした後に必ずリンスをする方としない方がいます。
そもそもリンスとは何の役割を果たすと思いますか?
リンスの役割は、髪の毛の引っ掛かりであったり静電気を抑える役割を果たします。
シャンプーをした後に、髪の毛がきしんだりする方はそのままだと乾かすときに大変です。
その、きしみなどを解消してくれるのがリンスやトリートメントの役割です。
もちろん、髪の毛に対して悪い成分が入っているというわけではありません。
そのため、リンスはしても問題はないということです。
しかし、リンスをしないと本当にハゲるのでしょうか。
役割を考えれば、リンスをしなければ髪の毛に影響はあります。
ただし、髪の毛に影響というのは「きしみ」や「引っ掛かり」のお話です。
つまり、髪の毛の引っ掛かりがない方にはハゲの影響はさほどないということです。
では、リンスをしなくていい髪というのは、どのような状態なのでしょうか?
リンスをしないといけない髪・しなくてもいい髪
リンスの役割は、引っ掛かりや静電気を抑えることです。
髪の毛に引っ掛かりがある方というのは、髪の毛に何かしらの負担をかけている方です。
例えば、毎月ヘアカラーをしているとかパーマを頻繁にかけている方などです。
髪の毛に薬品を使うことにより、化学的ダメージを受けている方です。
そのほかにも、髪の毛が細い方やサーフィンをしたりする方も負担がかかります。
海やプールには「塩素」が含まれているため、髪の毛に影響を与えてしまいます。
つまり、髪の毛が「ダメージ」を受けている方が引っ掛かりやきしみに繋がりやすいのです。
その方がシャンプーをした後に、リンスをしなかった場合は髪の毛が絡んでしまい大変です。
その絡みをなくするためにリンスの役割があるということです。
では、髪の毛に負担をかけていない方はリンスは必要なのでしょうか。
カラーやパーマなど薬品を何も使っていない方は、どちらでも問題ありません。
傷んでいなければ、乾かすときにも引っ掛かるということもありません。
では、なぜリンスをしないとハゲると言われているのでしょうか?
リンスをしないとハゲると言われる理由とは?
リンスを必要とする方と、しなくてもいい方がいるとお伝えしました。
しなくてもいい方は髪の毛に負担がかかっていなければ、どちらでも大丈夫です。
なぜ、リンスをしない方がハゲると言われるかというと、ダメージを受けている方のお話だということです。
ダメージを受けた髪の毛というのは、シャンプーだけでは髪がツルツルになりません。
しっかりとしたケアが必要になります。
その方が、リンスをしないでドライヤーを使うと髪の毛が引っ掛かってしまいます。
その時に無理に髪の毛をほぐしていこうとすると、引っ張ってしまったりするのです。
その時に髪の毛にはかなりの負担がかかってしまうので、中には「切れてしまう」こともあります。
しかも、引っ張ることにより「頭皮」にも負担がかかってしまうのです。
これにより、「ハゲる原因の1つ」として言われているのでしょう。
ダメージのある髪の毛の方は、できるだけリンスをしたほうがいいということですね。
ダメージのない方は、上記の原因にはならないので髪の毛には負担がかかりません。
では、リンスだけで髪の毛のケアはしっかりできるのでしょうか?
リンスだけで髪の毛はケアできるのか?
よく、リンス・コンディショナーという言葉を聞いたことあると思います。
「一体どう違うの?」と思う方も多いと思いますが、基本的には同じ効果です。
言い方を変えただけだと思ってもらっても大丈夫です。
しかし、トリートメントはリンスとは全く効果が変わってきます。
リンスの効果は「表面の手触りをよくするもの」と思ってもらえればいいです。
髪の毛の内部に成分を与えることができないので、ダメージのある髪の毛には向いていません。
つまり、リンスは表面にしかつかないので髪の毛のケアには向いていないということです。
逆にトリートメントの方は、内部まで浸透する効果があるので髪の毛のケアがしっかりできます。
リンスとトリートメントでは、価格も全然変わってきてしまいます。
リンスは表面だけなので、成分をあまり使わない分安い価格設定です。
トリートメントはダメージを補修する成分が入っているので、その分高くなっています。
ダメージのある髪の方はトリートメントを使うことをオススメします。
ダメージがない方は、トリートメント・リンスをしないとしても問題ありません。
さて、本題の「ハゲるのか?」について、大事なことがもう1つあるのでお伝えします。
リンスをすることで「ハゲる」可能性もある
ハゲる原因の1つとして、ダメージヘアの方が無理に髪を引っ張って負担をかけるとお伝えしました。
頭皮にも影響が出てきてしまうので、ハゲる可能性があります。
しかし、リンスをしない方ではなくリンスをする方が「ハゲる」可能性もあります。
どういうことかといいますと、リンスをつける際に「頭皮につける」と危険です。
リンスが毛穴に詰まってしまう可能性があるからです。
毛穴にリンスが詰まってしまうと、生えてこようとする毛が詰まることで出てこられなくなります。
たくさんの毛穴が詰まることにより、生えてくる毛が少なくなってしまうので「ハゲる」原因の1つになります。
これは、トリートメントでも同じことが言えます。
頭皮が健康な状態ではなければ、ハゲる可能性は非常に高まります。
もし、リンス・トリートメントを使用する際には髪の毛だけにつけるようにしましょう。
では、頭皮が健康な状態ではないと、どのような影響を受けていくのでしょうか?
健康な頭皮が維持できなければ「ハゲる」可能性も
健康な頭皮の状態というのは、頭皮が青白い状態です。
不健康な状態とは、頭皮が赤くなっている可能性が高いです。
赤くなる原因は、外部からと内部からの影響で出てきます。
外部は、カラーやパーマなどの「薬品」や「日焼け」などによるものだったりします。
内部は、ストレスや生活習慣(食生活・睡眠不足)などによるものです。
規則正しい生活ができていたとしても、頻繁に薬品で髪の毛をいじっていれば赤くなる可能性があります。
薬品は高い確率で頭皮についてしまうので、リンスを用いても健康な状態は維持できません。
逆に、全く薬品を使わなかったとしても職場やプライベートでストレスを溜めれば赤くなる可能性もあります。
色々な原因で赤くなってしまうため、そうならないようにするには色々改善しないといけません。
しかし、赤くなったら絶対に「ハゲる」とも言い切れません。
これは、その方の体質なども関係してきます。
絶対はないので、あくまでも可能性として覚えておいてもらえればと思います。
リンスは直接的に「ハゲ」には関係がない
髪の毛がダメージヘアではなければ、リンスの使用はあまり必要ありません。
一方、髪の毛にダメージがある方はリンスが必要といえます。
ケアをしっかりしたい方は、内部に浸透するトリートメントをオススメします。
しかし、リンスやトリートメントを頭皮につけると毛穴が詰まるので注意してください。
髪の毛や頭皮に負担をかけなければ、ハゲる可能性もグンと下がります。
今回のことを参考にして、薄毛予防につなげてみましょう。