歯並びのガタガタは自力で治せる?矯正方法を紹介

子供の頃には気にならなくても、思春期や大人になってから気になりだすことってありますよね。

歯並びも、その一つだと思います。

歯並びが悪いことを気にしている方は男女問わず多いですが、大人になってから自力で矯正することはできるのでしょうか。

歯並びがガタガタだと悩んでいる男性のために役立つ情報をまとめました。

歯並びがガタガタだと気になる!アメリカはもっと意識が高い

歯並びが悪くガタガタして見える場合に、女性にどう思われるのか、自力で治すことはできるのか、気になる方は多いです。

歯が汚いと恋愛対象として見てもらえないのかもしれないと悩んでいると、口を開けて笑うことが難しくなってしまいますよね。

個人的な意見としては、「歯並びが悪い」ということだけで男性的な魅力が無くなるわけではないと思いますが、好みや価値観は人それぞれです。

実際のところ、「子供のころに親に矯正してもらえなかったのだろうか。」「矯正するお金が無かったのだろうか。」と思ってしまう方もいるようです。

芸能人も、歯が汚いということだけでネットで叩かれることがあります。

また、歯に対する考え方は日本よりもアメリカのほうがシビアで、きれいに整った白い歯は一つのステータスだと考えられています。

仕事や恋愛でも歯並びは大きな影響を与えると考えており、「ガタガタの歯を矯正するのは親の責任」とされ、中には借金をして歯列矯正をするご家庭もあります。

歯並び矯正は保険適応外!?ガタガタな歯並びをきれいにするメリット

歯に対する意識の高いアメリカの場合は、ケースバイケースではありますが、保険を使って矯正することもできます。

安価な矯正プランも多く、周囲からのアドバイスもされるため、子供の頃に矯正を済ませてしまう方も多いのも頷けます。

しかし、日本の場合は、ほとんどのケースで保険が適応になりません。

骨の異常などの場合は別ですが、基本的には矯正は自腹で行わなければならず、「自力で治せないだろうか」と思う場合もあると思います。

歯並びがきれいなことには、見た目や社会的なメリット以外にも良い点があります。

●虫歯・歯周病・口臭対策

歯並びがガタガタだと、歯磨きで磨き残すところが多くなり、虫歯や歯周病のリスクが高まることが考えられます。

また、口腔内の不潔さは口臭の原因になるため、女性に嫌がられるかもしれません。

デンタルフロスやうがい薬などの予防グッズを正しく使えば防げますが、整然とした歯並びなら、毎回のケアは楽になることは言うまでもありません。

●発音が良くなる

歯並びが悪いことで、滑舌が悪くなってしまったり、くぐもったような声になる場合もあります。

矯正によって聞き取りやすい声になれば、話す仕事の場合には特に有利になりますよね。

●噛み合わせや全身の歪みに良い効果

噛み合わせが良いと体が歪みにくく、頭痛や肩こりが改善することもあります。

ガタガタな歯並びを自力で治す方法ってあるの?

歯並びがガタガタの場合に、自力で治す方法はあるのでしょうか。

参考までに、巷でささやかれる歯並び矯正方法を調べました。

・指で歯を押す

出っ歯の場合に、少しでも引っ込まないかと自分で歯を押してみる方もいるようです。

指ではなく机の角や、何か硬い物を使って押し込んでみることもあるようですが、歯にダメージを与えてしまう可能性が高いので、おすすめはできません。

・口呼吸を治す

口呼吸でいつも口を開いていると、歯と舌と唇のバランスが悪くなり前歯の歯並びに影響する、という意見があります。

唇の筋力の無さが原因の場合、唇を引き結んだり勢いよくパッと開いたりするトレーニングをされる方もいます。

口呼吸は、歯並びの問題だけでなく、口臭やドライマウスの原因になるので改善するメリットは大きいです。

・歯並びを悪化させないための方法

歯並びを治す効果まではないものの、これ以上悪くしないための方法があります。

それは悪い習慣を直すことです。

例えば、頬杖、下唇を噛むクセ、前歯を下で後ろから押すクセ、うつぶせ寝、猫背などです。

こうした悪いクセは、歯だけではなく全身を少しずつ歪ませていき、不調の原因になることがあります。

歯並びを自力で治そうとする人は多い!本当に治る?

歯並びを自力で治す方法として試されていることは他にもあります。

ガムを噛んで噛み合わせを治そうとしたり、割りばしなどを噛みしめてトレーニングしたりする方法もあるようです。

しかし、どれも「歯がガタガタにまでなっている場合」の矯正方法としては弱く、「子供のうちに安く矯正させる方法」としてなら、何とか効果が期待できることだと言えます。

しかし、やり方を間違えると歯や歯肉を傷つけたり、逆に歯並びが悪くなったりと、リスクもあります。

そのため、確実に効果があるとは断言できないことだと言えます。

歯医者に行かずに歯並び矯正を自力でしたい場合、噛み合わせマウスピースや、口周りエクササイズアイテムの購入を考える方もいますが、これも効果についてはグレーゾーンです。

例えば、噛み合わせを治すために形状記憶マウスピースがありますが、歯がガタガタ前後に出ている場合に治せるものではありません。

エクササイズも同様で、口元が引き締まり印象は良くなるかもしれませんし、歯並びの悪化を防ぐことはできますが、歯の生え方を整えていく効果は期待しない方がいいでしょう。

歯並びを自力で治そうとする意識は大切!一般的な矯正方法

これまでご紹介してきた方法は、歯並びがガタガタとして見える場合の矯正方法ではないのですが、絶対に無理だとも言い切れません。

中には「効果があった」という報告も見られます。

口呼吸の改善や歪みを招くクセを直すことなどは、歯並びへの効果以外のメリットもありますし、「歯並びを良くしたい」という意識を持つことは、決して悪いことではありません。

矯正する費用が無いからといって投げやりになるのではなく、口元を引き締めておくことで、男らしい顔つきになるかもしれません。

自力で歯並びの悪化を防ぎつつ、矯正費用があれば、医師の指導のもとで正しく矯正していくことをおすすめします。

矯正方法は主に下記のような内容になります。

・マウスピース矯正

・抜歯矯正

・ブラケット矯正

・インプラント矯正

・セラミック矯正

・ダイレクトボンティング

この他に、外科手術で大掛かりな矯正をする場合もあります。

歯並びがガタガタな場合は歯科医院で相談

歯並びがガタガタして見える場合の矯正方法をご紹介しましたが、一番知られているのはブラケット矯正です。

これは、歯に取り付けた装置をワイヤーを通して引っ張り、歯並びを改善する方法です。

自力でする方法と比較すれば高いですが、歯科医院で受けられる方法としては費用が安く済み、いろいろなケースで対応できる、というメリットがあります。

ただ、金属アレルギーの場合にはワイヤーは使用できません。

その場合には料金は上がりますが、樹脂やセラミックでつなぐ「審美ブラケット」を選ぶことができます。

その呼び名通り、「見た目が目立たない」という利点があります。

また、すきっ歯に有効なダイレクトボンディングや、顎が小さい場合の抜歯矯正、骨にチタンを埋め込むインプラント矯正など、さまざまな方法を選べます。

それぞれにリスクがあり、効果が表れる期間も違いますし、痛みが発生することもあります。

メリットとデメリットを比較し、歯科医院でよく相談してから決めた方が良いでしょう。

歯並びを治して笑顔に自信を持とう!

「歯並びなんて気にしなくても大丈夫。」「人は見た目じゃない。」という意見も多く、筆者もどちらかと言えば気にならない派です。

しかし、外見を変えたことで自信がつき、物事が良い方向に向かったりすることもあります。

大きくなってから歯並びを治すのは大変ですが、歯並びを良くすることができれば、気持ち良く笑うことができるようになるかもしれません。

残念ながら、自力で確実に治す方法はありませんが、矯正費用が捻出できるまでは、口元のトレーニングをしたり悪いクセを直したりして、悪化するのを防いでみてください。