髪の毛にフケを発見!洗い方や乾かし方などに配慮して対策!

ふと鏡を見たら、肩周りや髪の毛にフケが付着していることに気づいて焦ったなんて経験はありませんか?

痒みを感じた頭皮を掻いたところ、大きなフケが出たなんてこともあるかもしれません。

フケの発生にお困りの男性は少なくはないと思いますが、どのように対処していけば良いのでしょうか。

そこで、今回はフケが発生する流れや、フケ対策として行っていただきたい髪の毛の正しい洗い方・乾かし方などについてお伝えしていきます。

髪の毛にフケが付着する流れ

今現在、髪の毛や頭皮にフケが発生してしまうことが悩みの種になっているという男性もいることでしょう。

誰しも一度は体験したことのあるのがフケの発生ですよね。

このように悩みの種となりがちなフケですが、その正体は一体何なのか気になりませんか。

結論からいいますと、フケとは「老化した角質」のことなのです。

私たちの頭皮は、常にターンオーバーと呼ばれる、古い皮膚を新しい皮膚に入れ替える作業をしています。

健康的な状態の頭皮であれば、このターンオーバーの周期は一定で安定感を保っています。

しかし、いろいろなことが原因となってターンオーバーの周期が崩れてしまう場合もあります。

もしターンオーバーの周期が崩れてしまい、通常よりも早いペースで進んでしまうと、角質の剥離の仕方に違いが出てきてしまうのです。

健康的な頭皮の場合は、ターンオーバーの周期が訪れると、老化したいらない角質は目視が困難なほどの小さなサイズで剥離していくといわれています。

反対に、ターンオーバーの周期が崩れた不健康な頭皮の場合は、目視ではっきりと確認できるサイズで角質が剥離していくという特徴があり、私たちはこれをフケと呼ぶのです。

フケの発生は、髪の毛の洗い方や乾かし方をはじめ、生活習慣を改める必要性があるという警告ともとることができます。

普段の生活を見直してフケの発生を食い止めましょう。

頭皮や髪の毛に付着するフケのタイプ

頭皮や髪の毛にフケが付いてしまう流れについてはおわかりいただけましたか。

一口にフケと言っても、タイプ別に区別することが可能です。

そこで、こちらの項ではフケのタイプについてご説明していきますね。

フケのタイプとしては、「乾性フケ」と「脂性フケ」の2タイプが存在しています。

まず、乾性フケの実態についてお話しします。

見た目は小さなサイズで、パラつきがあるのが印象的です。

フケと聞くと、肩周りに落ちてしまっている小さなものが想像しやすいかと思いますが、それは乾性フケのことだったのです。

この乾性フケが発生すると、地肌が痒くなってしまう傾向があります。

比較的、乾燥しやすい肌質であったり、地肌が乾燥状態のままであったりする場合に、乾性フケを引き起こしてしまう恐れがあります。

次に、脂性フケの実態についてお話しします。

見た目は大きいサイズで、べっとりとした印象があるのがこちらのタイプです。

この脂性フケが発生すると地肌が痒くなるだけではなく、同時に赤みも伴う傾向があります。

比較的、脂っぽさが気になる肌質であったり、地肌が皮脂などでベタベタの状態のままであったりする場合に脂性フケを招く可能性が高くなります。

以上のようにフケは区別することができるのです。

次項からは実際にフケを改善すべく、その一環として行っていただきたい、髪の毛の洗い方や乾かし方、普段の生活で見直してほしいことを順にお伝えしていきます。

こんな洗い方してない?髪の毛の洗い方を見直してみよう

肩周りや髪の毛を確認していたらフケが付着していた、頭が痒くて爪で引っ掻いてしまった際に大きなフケを発見した、となるとどうしても悩みの種になってしまいがちです。

フケがあると、清潔感がある男性のイメージとはかけ離れてしまうものです。

周囲の人に不潔な印象を与えやすくしてしまう厄介者のフケですから、一刻も早く除去してしまいたいと思いますよね。

そのような人に多いのは、焦って髪の毛を過度に洗浄してしまうというケースです。

しかし、このような洗い方は厳禁です。

なぜなら、1日に何回も髪の毛を洗浄すると、フケ対策としては逆効果となってしまうといわれているからです。

つまり、フケの数がさらに増えてしまう確率を上げてしまう恐れがあるのです。

その理由は、過度な洗浄行為を行うと必要な皮脂量までも奪ってしまい、頭皮が乾燥しやすい状態になることにつながるからです。

そして、その影響を受けて、フケを引き起こしてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

皮脂の奪いすぎはよくないことだったのですね。

1日あたり髪の毛の洗浄回数は、1回が理想ということです。

フケの発生を食い止めたい!髪の毛の洗い方に注意

さて、フケの発生を抑えたいのであれば、実際の髪の毛の洗い方に気を配ってみましょう。

誤った洗浄方法を続けているとさらに頭皮環境は悪化してしまい、フケの発生に結びついてしまいます。

そこで、こちらの項では、髪の毛の正しい洗い方についてお伝えしていきますので、フケ対策として取り入れてみましょう。

最初に、くしを使って髪の毛をとかしていき、髪の毛に付着したゴミや汚れなどを落としやすい状態にしておきます。

その後は、いきなりシャンプーを手に取るのではなく、38度くらいのぬるめのお湯で素洗いをします。

どうしてこの作業を行うのかというと、髪の毛に付着したゴミや汚れの大半をここで流してしまうためです。

結果的に、必要最低限の分量でシャンプーを終えることができますよ。

さて、素洗いを終えたら、シャンプーを手に取って濃密な泡状にしていきます。

たっぷりの泡は毛穴詰まりの改善に役立ちます。

また、シャンプーをダイレクトに地肌に広げるという洗い方を行うとすすぎ残しをしやすく、シャンプーの成分を完全に落とすのに手こずるケースが多いです。

たっぷりのキメ細かい泡が完成したら、地肌をマッサージするイメージで洗浄開始します。

一通り洗い終えたら、すすぎ残しに気をつけてお湯で丁寧にすすいで完了です。

髪の毛の洗い方をマスターしたら乾かし方にも配慮を

頭皮や髪の毛にフケが付着してしまうことを予防したり解消するためには、正しい髪の洗い方をすることが大切でした。

しかし、大切なのは洗い方だけではありません。

普段髪の毛を乾かす癖がない男性は、その習慣を改める必要性があります。

女性の方は髪の長い方も多いので、ドライヤーを活用して髪を乾かす癖がある方が多い傾向にあります。

反対に、短髪の方が多い男性は、髪を自然乾燥で済ませている方も少なくはないはずです。

しかし、髪の毛を湿らせた状態のまましばらく放置していると、とある菌の数がどんどん増えてしまうことに直結してしまうのです。

その菌とは「マラセチア菌」と呼ばれるフケを引き起こすカビで、私たちの地肌で繁殖してしまうものです。

この菌の数を抑えるためには、ドライヤーで丁寧に乾かす癖をつけることが必須です。

ドライヤーを手に取る前には、乾いたタオルで髪の毛の水気を拭うタオルドライをするのが大切ですよ。

また、ドライヤーを使う際には、熱風を地肌にダイレクトに当てることは厳禁です。

少し距離をとって、地肌が乾燥しすぎることを防ぎましょう。

ストレスもフケを生じさせる要素

髪の毛の洗い方と乾かし方に配慮することはフケ対策の基本です。

一方、一見関係なさそうな「ストレス」も、フケの発生と深く関係しています。

毎日生活をしていると、気づかないうちにストレスを受けてしまうのが現状です。

そんなストレスとフケが結びついているというのは意外なことですよね。

ストレスによってフケが発生する一番の理由としては、ホルモンバランスが崩れてしまうことにあります。

男性のホルモンバランスが上手く機能しなくなると、皮脂分泌量が増加する傾向にあり、フケの発生を招いてしまうのです。

さらに、ストレスを受けると頭皮の血の巡りが悪くなったり、頭皮に栄養が行き渡らなくなったりしてしまいます。

このような事態に陥ってしまうと、ターンオーバーの周期が崩れてしまう恐れも生じるのです。

そのため、できるだけストレスを解消させてあげることもフケ対策だといえます。

正しい頭皮&髪の毛ケアを行うのがフケ対策で重要!

フケと一口に言っても、「乾性フケ」と「脂性フケ」の2タイプが存在していました。

いずれにしても、まずは髪の毛の洗い方や乾かし方を正しく行うことが大切です。

今まで行ってしまっていた間違ったケアを正すだけでも、頭皮の状態は変わってくるでしょう。

基本的なケアを行うのと同時に、意識的にストレスを解消させてあげることも求められます。