薄毛の方はシャンプーリンスの使用に要注意!混ぜるのはOK?

毎日の洗髪はどのようになされていますか?

じつは、薄毛になってしまう原因の1つに、毎日の洗髪のしかたもあるのです。

ここでは、まずシャンプー・リンスの役割についてご説明し、薄毛になってしまう原因についてもお話します。

さらに、「シャンプーとリンスを混ぜることは、髪の毛に良いのか悪いのか」についてもご紹介します。

シャンプーとリンスの役割を知ろう!

はじめに、シャンプーとリンスの役割についてお話していきますね。

シャンプーの役割は、頭皮に付いている余分な皮脂や汚れを落とすことです。

頭皮をケアすることで、健康な髪の毛も生まれてきます。

だいたいの男性は、シャンプーだけで洗髪しているのではないでしょうか。

そして、リンスやコンディショナーの役割は、髪の毛の表面に保護膜をつくり、外部からの刺激から守ることです。

また、リンスを使うことにより、髪の毛をしっとりさせてパサつきを抑えてくれます。

時間短縮のため、シャンプーとリンスを混ぜる使い方をする男性も増えていると耳にします。

ちなみに、トリートメントの役割は、美容成分を髪の毛の内部に届けることです。

それにより、髪の毛のダメージを修復したり、うねりを抑えてくれるなど、髪の毛の質感をコントロールしてくれます。

それでは、洗髪のしかたが薄毛に関係しているのかを、次からお話していきます。

男性は使用率は3割未満!?リンスと薄毛は関係ある?

最近、男性の方でも、リンスやコンディショナーを使う方が増えてきましたよね。

しかし、まだ3割未満の方しかリンスを使っていないのです。

男性がリンスを使わない理由の1つに、「リンスを使うとハゲる」ということが囁かれているからです。

ここでは、リンスと薄毛が本当に関係しているのかをお話していきます。

まず結論からいいますと、間接的には関係しています。

なぜ、直接的ではなく間接的なのかをお話しますね。

それは、リンス自体は先ほどお話したとおりの役割ですから、薄毛とは関係ありません。

しかし、その使用方法を間違えることで、頭皮環境の悪化を招いてしまい、薄毛につながる可能性があるのです。

間違った使用方法というのは、リンスを髪の根元や頭皮に付けてしまうことです。

きちんと洗い流す分には問題ありませんが、男性の多くはサッと洗うだけでしょう。

そのような場合、リンスが頭皮などに付いたままになり、リンスに含まれる油分が毛穴をふさいでしまいます。

毛穴がつまってしまうと、皮脂の過剰分泌が起こるなど、頭皮環境が悪化していくのです。

それにより、髪の毛のサイクルが乱れてしまい、健康な髪の毛が成長しきれず、細く弱い毛になってしまいます。

そうして、抜け毛が増えて薄毛につながるのです。

ですから、それを考慮すると、特に短髪の男性は頭皮を守ることができるので、できるだけリンスを使わない方がオススメですよ。

では、シャンプーとリンスを混ぜるのはOKなのかを、次にお話します。

シャンプーとリンスを混ぜるとどうなる?!

「シャンプーとリンスを1回1回行うのが面倒くさい」と思う人のなかには、両方を混ぜて使う方もいるでしょう。

もしくは、市販のリンスインシャンプーを使う方もいるかもしれませんね。

シャンプーとリンスを混ぜて使用したり、リンスインシャンプーを使うことで、ヘアケアの時間や手間を少し省くことができるので楽になりますよね。

しかし、市販のシャンプーとリンスを混ぜて使うことは、あまりオススメできません。

なぜなら、それらを混ぜることで、お互いの効果を消し合ってしまうからです。

また、人によっては、髪の毛の絡まりやベタつきを感じる場合もあります。

シャンプーとリンスを混ぜて使うとどのようになるのかについて、次にお話しますので参考にしてくださいね。

なぜ?シャンプーとリンスを混ぜると効果が消える理由

それでは、市販のシャンプーとリンスを混ぜて使うとどうなるか、をお話していきます。

シャンプーとリンスを混ぜて使うと、ヘアケアの効果が高まるイメージをお持ちの方もいるでしょう。

しかし、結果から先に述べますと、効果が高まることはありません。

先ほどお話したとおり、シャンプーとリンスを混ぜるとお互いが効果を消し合ってしまうからです。

「なぜ混ぜるだけなのに効果がなくなるのか」と、疑問に思いますよね。

それは、シャンプーとリンスが作り出すイオンの違いにあるのです。

まず、シャンプーは髪のイオンがマイナスになるため、水に濡れてしまうと髪の毛が絡まりやすくなります。

そのため、シャンプーだけで洗うと髪の毛が絡まりやすく、パサパサな髪の毛になってしまうのです。

そのパサパサで絡まった髪の毛を解消するために、多くの人がシャンプーの後にリンスを使います。

リンスは髪のイオンをプラスに戻すため、しっとりしたサラサラの髪の毛にしてくれます。

ですから、シャンプーとリンスを混ぜて使うと、イオンのマイナスとプラスを単純に混ぜ合わせた状態になるので、どちらの効果も現れないのです。

このようなことから、シャンプーとリンスを混ぜることは髪の毛にはあまり良くありませんので、しない方が良いでしょう。

混ぜる派の方必見!オススメのリンスインシャンプー

先ほどお話したように、市販のシャンプーとリンスを混ぜて使うことは、髪の毛にとって逆効果になってしまうのでオススメしません。

男性のほとんどは、リンスを使わなくても問題ありません。

しかし、リンスをどうしても使いたい男性であれば、分けて使用するのが理想です。

それでも少しでも短く洗いたい方は、市販のリンスインシャンプーをオススメします。

リンスインシャンプーとして売られているものは、成分が調整されて開発されているので、シャンプーとリンスを混ぜるよりは、こちらを使った方が良いでしょう。

そこで、オススメのリンスインシャンプーをご紹介します。

■ノンシリコンのリンスインシャンプー

最近ブームにもなっている、ノンシリコンでオーガニックのシャンプーですが、じつはリンスインシャンプーもあるのです。

また、ものによっては、ボディソープとして使えるものもありますので、一度に頭皮から全身まで洗えますので、時間もコストも節約できますよ。

■馬油が配合されたリンスインシャンプー

馬油を配合していることで、髪の毛だけでなく頭皮もしっかりと保湿してくれる効果があるでしょう。

また、アルガンオイルも一緒に配合されているリンスインシャンプーもありますが、髪や頭皮がベタつくことがありませんので、誰でも使いやすいです。

■海藻成分が配合されたリンスインシャンプー

海藻成分は、栄養不足で細くなった髪の毛を補修する効果が期待できます。

お値段もノンシリコンのものよりも安価なので、気軽に試すことができるリンスインシャンプーです。

女性の間で人気のノンシリコンやオイルシャンプーですが、男性にも嬉しい成分が配合されているものもありますので、髪の毛のために一度検討してみてはいかがでしょう。

薄毛でお悩みの方は要チェック!正しいシャンプーのしかた!

最後に、薄毛でお悩みの方にはぜひ知っておいてほしい、正しいシャンプーのしかたをご紹介します。

正しいシャンプーをすることで、薄毛の進行を抑制し、新しい健康な髪の毛が育つ土台作りを始めていきましょう。

シャンプーとリンスを混ぜる派の方もやり方は同じですので、リンスインシャンプーを使って行ってくださいね。

ポイントは全部で10項目です。

【1】髪の絡まりをとかしておく

※髪の毛が絡まったまま洗うと、無理な力が入るので抜け毛の原因につながります。

【2】シャンプーをする前に丁寧に髪を濡らす

【3】シャンプーは直接髪につけない

※シャンプー液を泡立てネットなどに含ませ、十分に泡立てたものをつけるようにしましょう。

【4】爪を立てて洗わない

※爪を立てて洗うと、頭皮を痛めるだけでなく、洗髪後の皮脂分泌をさらに活発にさせてしまう危険性があるからです。

【5】シャンプーは1分以内で行う

※万が一薄毛が進行している場合は、40秒くらいで行いましょう。

【6】すすぎは1分30秒~2分かける

※髪の毛や頭皮にシャンプーが残らないようにするため、シャンプーの時間よりも2倍の時間をかけてくださいね。

【7】2度洗いはしない

【8】リンスは基本不要

【9】トニック・育毛剤は直接頭皮に塗る

※塗り終わったら軽くマッサージをし、育毛剤が浸透するまでの間に首を回したりすると血流が良くなるのでより効果的です。

【10】洗い終わった髪の毛は、すぐにタオルドライしてからドライヤーで乾かす

※タオルでゴシゴシふくのは、髪の毛と頭皮を痛めてしまうのでやめましょう。

以上です。

家を建てるように、髪の毛もまずは土台作りが大切です。

毎日のシャンプーで、健康な髪の毛を育てる地盤を築きましょう。

正しい洗髪で健康な髪の毛を!

薄毛になってしまう原因は様々ですが、洗髪を正しく行うことも重要です。

さらにいえば、使っているシャンプーやリンス自体も、髪の毛の健康に影響を与えてしまう可能性もあるのです。

まずは今までのシャンプーやリンス、そして洗髪のしかたを見直してみましょう。

健康な髪の毛を作るためにも、毎日の洗髪を正しく行い、頭皮の地盤を整えましょうね。