髪の毛がベタつく!前髪が脂っぽくなってしまう原因と対策

髪は女性のみならず、男性もキレイにサラサラな状態をキープしたいものですよね。

しかし、毎日ちゃんと洗髪しているのに、いつからか前髪が脂っぽくベタつく感じになってしまい、そのことで悩んでいる人はいませんか。

なぜ、前髪がベタついてしまうのでしょうか。

今回は、その原因と対策についてご紹介します。

髪の毛がベタついて束になる原理とは

人は誰でも、他人からどう見られているのか気になるものですよね。

男性も、見た目の印象を大きく左右する髪の毛が、少しでもベタつくと気になってしまいますよね。

ベタついた髪の毛は周りにも不快感を与え、不潔に見られてしまいます。

頭には、髪の毛が沢山生えています。

成人した日本人の髪の毛の平均は、およそ10万本くらいと言われています。

多い人で13から14万本、少ない人で6から7万本と、かなりの幅がありますが、すごい数ですよね。

髪の毛は普通の状態であれば、髪の毛同士がくっつくことはありません。

しかし、水や油が髪の毛がつくと、隣同士の髪の毛がくっついて束になってしまいます。

水のみの場合は、乾燥すれば元通りになります。

ですが、油の場合は粘度があって、乾いても髪の毛同士が離れずに束になったままの状態になってしまうのです。

これは、スタイリング剤のワックスの原理と同じです。

髪の毛が脂っぽくなりやすい人は、ワックスを前髪につけるのは控えた方がよさそうです。

前髪がベタつく原因①髪の毛の洗髪編

日本人の髪の毛は平均すると、1日に約0.3~0.4mm伸びます。

体の中のどの部分と比較しても、これほどの成長を見せる場所はないと言われています。

つまり、すさまじい髪の毛の成長は新陳代謝も激しく、汚れが溜まりやすいということになります。

頭皮や髪の毛がベタつく原因を、これからお話していきますね。

●洗い残し

「前髪がベタつく」と感じたら、まず一番最初に思い浮かぶ対策は、洗髪ではないでしょうか。

しかし、せっかく念入りに洗髪したつもりでも、洗いにくい場所の洗い残しはよくあることです。

しっかり洗うには、シャンプーブラシの使用がおすすめです。

頭皮をまんべんなく洗えるだけでなく、マッサージ効果で血行促進もできますよ。

ブラシが尖りすぎていないもの、髪質に合った材質のものを選びましょう。

また、シャンプーを洗い流す時にも、サッと適当に済ませていませんか。

洗い流しに手を抜くと、シャンプーのカスが毛穴に残ったままになります。

詰まった毛穴は、頭皮や髪の毛がベタつく原因となるのです。

シャンプーの量を必要以上に多く使用すると、洗い流しが足りなくなる確率も高くなります。

必ず適量を使うようにしましょう。

美容師さんが洗ってくれた後は、不思議とサッパリ感が味わえますよね。

それはやはり、しっかり洗えているからなのでしょうね。

●洗いすぎ

実は、ベタつくのが嫌だからといって、洗髪しすぎも髪の毛にはあまり良くありません。

洗いすぎは、必要な皮脂までも根こそぎ洗い落としてしまうからです。

そうなるとベタつきどころか、今度は乾燥した状態になってしまいます。

乾燥は、カユミやフケの原因を作ることになるのです。

前髪がベタつく原因②頭皮環境・生活習慣編

引き続き、前髪がベタつく原因についてお話していきます。

ヘアスタイルにおける前髪は、とても重要です。

前髪のベタつきの原因を知って改善に役立てましょう。

●皮脂

頭皮の毛穴からは他よりも多く皮脂が分泌されるため、頭皮や髪の毛はベタつきやすい部分です。

また、男性は女性と比較しても皮脂の分泌量が多いです。

そのため、頭皮や髪のベタつきが女性よりも起こりやすく、状態も悪化しやすいのです。

また、前髪のベタつきは、額の皮脂に原因があることも考えられます。

前髪のみ脂っぽくなる方は、これが原因かもしれません。

●新陳代謝の低下

新陳代謝が低下すると、頭皮に栄養が行き届かなくなります。

そうなると、頭皮は免疫力を失い、健康な髪の毛を生えさせることができなくなります。

それは薄毛や抜け毛の原因にもなります。

頭皮が健康ではないことも、ベタつきの原因となります。

●食事

髪の毛が脂っぽいと感じる人は、髪の毛だけでなく、体全体も脂っぽさを感じませんか。

原因は、油分の多い食事かもしれませんね。

脂肪分や糖分を多く摂取すると、肌の脂質も増加して多量に分泌されてしまいます。

頭皮からの分泌も増加するので、髪の毛が脂っぽくなってしまうのです。

前髪などの髪の毛がベタつくのを解決する方法

原因がわかったところで、前髪などの髪の毛がベタつくのを解決する方法をご紹介します。

この問題の解決方法は、しっかりとシャンプーで洗い流すことです。

皮脂が沢山出ている状態の、髪の毛についた脂は頑固です。

しかし、正しいシャンプーのやり方をすることで、ベタつく髪の毛から脱却できるかもしれません。

前髪の脂っぽさを取るためには、これまで自分がやってきたやり方が正しいのかどうかも、確認しておく必要があります。

ここで一度、自分のやり方を見直してみましょう。

シャンプーを泡立てる際は、どうやっていますか。

シャンプーは、一度お湯で泡立ててから髪の毛に乗せて洗うのが正解です。

髪の毛を濡らし、そのまま直接シャンプーを髪の毛に乗せて、ゴシゴシと洗っていませんか。

それは大きな間違いですよ。

ほとんどの男性が、間違った洗髪の仕方をしていたのではないでしょうか。

そして、洗うべきなのは、髪の毛ではなく頭皮なのです。

髪の毛は、頭皮を洗っている間に流れる泡だけで、キレイになるのです。

頭皮を洗う際は、絶対に力を入れすぎずに、下から上に向かって優しく指のお腹で洗いましょう。

頭皮をマッサージする意識を持って行うといいでしょう。

さらに、シャンプーの種類にもこだわりましょう。

発泡剤が含まれているシャンプーは、確かによく泡立ちます。

泡立つから洗えている気になります。

しかし、意外に思うかもしれませんが、泡で髪の毛の脂を落としているわけではありません。

髪の毛とシャンプー剤が混ざり合うことで、髪の毛の汚れを落とすのです。

泡が立つ=洗えてると思っている人は要注意ですよ。

困った!前髪がベタついた時の対処方法は?

こちらでは、前髪がベタついてしまった時の対処方法をご紹介します。

まずは、脂取り紙で余分な皮脂を取ってあげましょう。

脂取り紙は女性のみならず、男性の必需品ともいえます。

こすると肌を傷つけてしまうので、皮脂をふき取るのではなく、脂取り紙に皮脂を吸収させるイメージで、上から優しく押さえましょう。

次に、前髪がベタつくときの改善に役立つのが「ベビーパウダー」です。

男性は、初耳の方もいるかも知れませんね。

ベビーパウダーは昔から日本人に愛用されていて、赤ちゃんのオムツ替え時によく使われていました。

しかし、メイク用品として女性に人気があるのです。

このベビーパウダーを使うことで、額の汗や皮脂が前髪に付着するのを防いでくれます。

ゆえに、前髪の束感がほぐれ、サラサラキープにも繋がります。

ベビーパウダーには、固形タイプとパウダータイプがあり、ドラッグストアなどで手に入れることができます。

ご自分が使いやすいほうでOKです。

使い方は、家を出発前の朝、額に軽くベビーパウダーをはたくだけです。

とても簡単なお手入れなので、前髪がベタつくのが気になる人にとって、助かりますよね。

しかし、付けすぎると髪の毛が白くなるので、そこは自分でうまくパウダーの量を調整してください。

髪の毛のベタつき予防には頭皮環境を整えることが大切

前髪だけでなく、髪の毛全体がベタつくのを予防するには、頭皮環境を整えることが大切です。

最後に、頭皮環境を整えるためにも大事なことをご紹介します。

●整髪剤をしっかり落としておく

よく使用されるワックスやジェルなどの整髪剤には、油分が多く含まれています。

男性のように髪の毛の短い人は、髪につけた整髪剤が頭皮にもくっついている可能性が高くなります。

その油分が頭皮に残ったままでは、毛穴を塞いでしまうので気をつけてくださいね。

今回の記事でご紹介したような正しいシャンプー方法で、しっかりと落としましょう。

●朝シャンはしない

寝ぐせもなくせてスタイリングもしやすいため、朝にシャンプーをする人も多いです。

一見、一日の始まりにシャンプーをすることで、頭皮のベタつきを抑えられるような印象を受けますよね。

しかし実は、この行動もベタつきの原因になります。

就寝前に一日活動した汚れを落とさないまま眠ってしまうと、肌サイクルを邪魔してしまいます。

頭皮の新陳代謝が円滑に行われ、皮脂の分泌を正常にするためにも、就寝前に洗髪をして、汚れをしっかりと落とすことを心がけましょう。

●頭皮マッサージをする

頭皮の新陳代謝を活発にするには、頭皮のマッサージで血行を促進することも大切です。

湯船に浸かりながら、爪を立てないように気をつけて、ゆっくりと頭皮をマッサージをしましょう。

ベタつき改善方法を実践しよう

いかがでしたか。

髪の毛の状態によって、他人からの評価や、自分自身の気持ちのモチベーションも変わってきますよね。

清潔感を感じるヘアスタイルの維持は、髪の毛以外の改善点を見つけることも重要です。

ぜひ、今回ご紹介したベタつき改善方法を実践してみましょう。