セルフカラーリングは、何より安く簡単にできるので、節約しながらオシャレをしたい男性の方には便利ですよね。
その一方で、ムラができたり、うまく染まらなかったり、そんな声も少なくないため、初めてセルフカラーリングをする人にとっては、誰でも不安になってしまうことでしょう。
そこで今回は、初めてのセルフカラーリングを失敗させないために、メンズ向けのコツや注意点をご紹介していきます。
初めて自分でするヘアカラー!セルフと美容院の違いとは?
「今までは美容院に通っていたけれど、今回は節約のためにセルフカラーデビューをしてみよう!」
この記事を見ている方は、まさしくセルフカラーデビューをしようと検討していることと思います。
オシャレでかっこいい色に、安く手軽にできてしまうセルフカラーですが、そもそも美容院で染めるカラーリングとは、髪にとっても大きな違いがあります。
初めてセルフカラーリングをされる方は、その違いについてよく知っておきましょう。
では、市販のヘアカラー剤と美容院のメリット・デメリットをそれぞれまとめていきます。
【市販のメリット】
・ほとんどが千円以内で購入できるものが多く、安く済む
・美容院のように予約や通う手間がかからず、好きなときにできるので手軽
・時間がかからず早く染められる
【市販のデメリット】
・一般人でも綺麗に染められるように、染料成分が強いため、髪へのダメージが強い
・ムラができてしまう場合がある
・仕上がりの色調整が難しい
・美容院と比べると色落ちが早い
【美容院のメリット】
・強さが異なる数種類カラー剤を使い分けるので、髪へのダメージも極力軽減できる
・色の種類が豊富
・仕上がりが綺麗で、思い通りのカラーになる
・トレンドカラーにできる
・カラー後のケアもしっかりしてくれる
【美容院のデメリット】
・カラーだけで数千円かかり、トリートメント代を加えれば、更に値段が張る
・カラーリングに時間がかかる
上記を見れば分かるように、自分でヘアカラーをするよりも、美容院でカラーリングをした方が、髪の毛にとってはベターだと言えます。
しかしながら、自宅でセルフカラーをする際も、髪の痛みを最小限に抑えられる方法があります。
では次に、ヘアカラーをする上で、髪の痛みを軽減させるための注意点をご説明していきます。
髪が痛みやすいセルフカラー!染める前に控えたいこと
セルフでのヘアカラーリングは、手軽にできる分、ふと思い立って行うことがあると思います。
しかし、ヘアカラーをする前には、できるだけ控えてほしいことがいくつかあり、特に初めて自分でカラーリングをするという方には、是非知っておいてほしいです。
①シャンプー後のヘアカラーは控える
実はシャンプーは、どんなに髪に優しいシャンプーであっても、髪の毛や頭皮にダメージを与えています。
そのため、シャンプー後の髪や頭皮は、ダメージを受けた分、デリケートで傷付きやすい状態になっています。
そんな状態の髪や頭皮に、更にヘアカラー剤で刺激をしてしまうのは、髪の痛みだけでなく、頭皮トラブルに繋がってしまう可能性があります。
したがって、これはセルフでない場合にも言えることですが、ヘアカラーリングをする際には、できるだけ前日にシャンプーを済ませておきましょう。
②ワックスなどのヘアスタイリング剤はしない方がベター
ヘアカラーをする上では、多少のスタイリング剤であれば、通常どおり色は入ります。
しかしながら、ベタベタになるほどの極端な量で髪の毛を固めている場合は、ちゃんとした色の入りは保証できません。
ヘアカラーリングをする際には、できるだけ何も付けていない状態で行いましょう。
以上が、ヘアカラーリングをする前に避けた方がベターなものになります。
初めてのヘアカラーを失敗しないためにも、髪へのダメージを抑えながら、綺麗に染められる環境を整えましょう。
また、その他に、セルフでヘアカラーをする前に必ず行ってほしいこともあります。
では、次項で詳しくご説明していきましょう。
初めて行うセルフカラーリング!その前に必ずすべきこと
自宅でセルフカラーリングをする前には、必ず行うべきことがあります。
それは、パッチテストです。
パッチテストの手順は、購入したヘアカラー剤の説明書に記載されていますが、基本的には、ヘアカラーをする48時間前(2日前)にパッチテストをすることになっています。
先にも述べたように、市販のヘアカラー剤は、一般人でもうまく染められるように、染料成分が強くなっています。
それため、パッチテストはそのヘアカラー剤に対して、アレルギー体質であるか否かをチェックするテストになります。
これは、初めての方だけでなく、以前にも異常なくヘアカラーをしていた方でも行うべきテストです。
と言うのも、体質の変化によって、そのヘアカラー剤にアレルギー反応を起こす場合があるからです。
パッチテストを行わずに、実際に染めてから重大なアレルギーや炎症、抜け毛が起こっては遅いです。
そうならないためにも、必ずパッチテストを行いましょう。
必ず購入したヘアカラー剤の説明書に従い、パッチテストを行うようにしましょう。
では続いて、セルフでヘアカラーをする際の必須アイテムをご紹介していきます。
セルフカラーを失敗しないために!準備すべき必須アイテム!
自宅で初めてするセルフカラーリング。
自分で染めるからには、失敗したくないですよね。
カラーリングをやり始めてバタバタすることのないよう、事前に準備をすることが大事です。
では、カラーリングのための必須アイテムをご紹介します。
・カラーリング剤
・使い捨てビニール手袋(ほとんど購入したヘアカラー剤に付属)
・時計
・汚れてもいいタオル1、2枚
・汚れても良い服(前開きのもの)
・ラップ(保温時用)
・リップクリーム(肌が染まらないように生え際や耳に塗る)
・シャンプー(普段使っているものでOK)
・トリートメント(普段は使わない人も使用する方が良い)
・ティッシュ
・クシ(購入したカラー剤に付属していない場合に)
・新聞紙
以上が、自分で髪を染める際に必要になるアイテムです。
100円ショップでも手軽に買えるものもあるので、カラーリング前に準備しておきましょう。
また、男性が使用するヘアカラー剤は、男性用のものでも良いですが、ヘアケア成分が含まれている女性用の方が尚良いでしょう。
初めてのセルフカラーリング!手順その①
では次に、いよいよヘアカラーのやり方について、初めてセルフをする人にも分かりやすくご説明していきます。
【事前準備】
①室温調整
ヘアカラー剤は温度が高いほど早く浸透し、染まっていきます。
暖かい時期はできるだけ室温を下げ、寒い時期は染まりにくいので、温かく調整しましょう。
20~25度が最適です。
②汚れ防止と着替え
汚れてもいい、前開きの服に着替え、カラーリングを行う床などに新聞紙を敷きます。
そして、髪の生え際や耳周り、うなじなどにリップクリームを塗り、ヘアカラー剤から保護します。
汚れてもいいタオルを肩にかけ、ビニール手袋をつけます。
また、手の届く距離にティッシュ、タオル、ラップ、時計、鏡などを置いておきましょう。
【カラーリングの手順】
①染剤を作る
ヘアカラー剤に付属している説明書に従って染剤を作ります。
②染剤の塗布
液体タイプ、泡タイプのどちらであっても、手に出して染剤を塗布するとやりやすいです。
襟足→後頭部→左右サイド→前髪→頭頂部の順に塗布していくのが理想です。
注意するポイントは、このとき、髪の根元にはまだ塗らないようにしましょう。
体温の高い髪の根元は染まりやすいので、後でなじませていきます。
また、染剤はケチらずたっぷり使った方が、ムラは出にくくなります。
③染剤を全体になじませる
髪全体の塗布が終わったら、まずはクシで縦、横、斜めにといてください。
そして、両手で頭全体をもみ込んでいき、同時に髪の根元までしっかりとなじませましょう。
ここまで終えたら、次は保温から最後のケアまでご説明していきます。
初めてのセルフカラーリング!手順その②
前項では、染剤の塗布まで終わったので、その続きをご説明していきます。
【保温】
①髪をラップで覆う
保温するために、塗布の終わった頭をラップで覆い、放置します。
汚れてもいいタオルを巻けば、短時間で保温ができるので、尚良いです。
放置時間は勝手に判断せずに、説明書通りの時間で行いましょう。
②時間が経ったら再確認
説明書通りの時間が経ったら、ラップを外して染まり具合を確認してみましょう。
染まりのチェックは、ティッシュで少し拭き取りながら行うのが良いです。
まだ十分に染まっていなければ、更に5分ほど放置しましょう。
【乳化と洗い流し】
①乳化させる
イメージ通りの色に染まっていれば、頭の染剤を流す前に、少量のお湯を用意します。
お湯の温度は40度以上にならないよう、38度程度を目安に設定しましょう。
そのお湯の中で、塗布した髪を揉み込んでなじませていきます。
これによって、地肌についた薬剤が落ちやすくなり、同時にムラなく仕上げられます。
②シャンプーとトリートメント
染剤をしっかり洗い流したら、シャンプーで洗い残しのないように洗いましょう。
洗い流したお湯が透明になるまですすいでください。
普段トリートメントを使わない人も、シャンプー後はトリートメントをしてください。
また、一回分のトリートメントはヘアカラー剤に付属していることが多いですが、少なくとも、1~2週間の継続的なトリートメントが必要で、髪質にも影響してきます。
③丁寧に乾かして終了
以上が、セルフカラーリングの方法です。
初めて一人で行うのは大変でしょうから、できれば家族や友人に手伝ってもらうのがベターです。
その方が、塗り残しやよりムラのないカラーリングが行えるはずです。
綺麗に染めるためには事前準備が大事!
セルフカラーリングは安く手軽な面もありますが、その一方で、うまく髪を染めるためには、注意することがたくさんあります。
特に、カラーリングを失敗しないためには、事前準備が重要で、ヘアカラー剤に付属されている説明書も必ず読むようにしてください。
せっかく自分でするカラーリングです。
長持ちさせて、おしゃれも長く楽しみましょう。