ゴミ箱の臭いとプラスチックに染み付いた臭いを完全除去!

ゴミ箱の臭いに悩まされたことはありませんか?

特に暑い時期は、蓋付きのゴミ箱であっても、ゴミ箱周辺にまで悪臭が漂ってしまうことがあります。

しかも、プラスチック製のゴミ箱の場合、ゴミ箱自体にまで臭いが染み付いてしまっているなんて場合もよくあることです。

このように悩ませるゴミ箱の臭い問題は、異性への好感を下げるきっかけになってしまいます。

男性であるなら、女性からの好感を良くするために、臭いのない部屋にしてみましょう。

正しい知識で対処すれば、ちょっとしたひと手間で臭いの対策をすることができますよ。

プラスチック製のゴミ箱は臭い移りしやすい?

昔から人気の高いプラスチック製のゴミ箱。

色や形状やサイズなど、幅広いデザインのものが多く製造されていて、比較的価格が安い上に、軽くて扱いやすく、また、水分の付いた生ゴミなどによって、錆びる心配もないなど、良い点がたくさんあります。

しかし、アルミやステンレスやブリキのゴミ箱に比べて臭い移りがしやすい欠点もあるのです。

しかも、一度臭い移りをしてしまうとなかなか取り除くことができず、ゴミ箱のお手入れには、ちょっとした工夫をしないといけないのが事実です。

ではなぜ、捨てたばかりのゴミはさほど臭くないのに、ゴミ箱自体まで臭くなってしまう程の臭いになってしまうのでしょうか。

まずは原因を探っていきましょう。

そもそもなぜゴミ箱は臭くなる?

前項では、プラスチック製のゴミ箱には様々な良い点がある反面、臭い移りがしやすいという欠点があるというお話をさせていただきましたが、そもそもなぜ、ゴミは悪臭を発してしまうのでしょうか。

その原因は、ゴミの腐敗です。

生ゴミが常温で放置されることで、雑菌が繁殖し、腐敗がすすんでいく過程で、さまざまな悪臭や有害物資を発生させます。

臭いの原因となる菌を増やしてしまう主な要因は4つあり、以下のことに気を付けることが、菌の繁殖と臭いを抑える対策になります。

1、生ゴミ…菌の栄養分である生ゴミの量をできるだけ減らすこと。

2、水分…水分は菌を繁殖するには必要なものなので、水気を十分に切ってから捨てること。

3、温度…菌は温かい場所であるほど増殖するので、生ゴミは涼しい場所で管理すること。

4、酸素…生ゴミの臭いの要因となる嫌気性菌は、酸素が少ないところを好み、生ゴミを入れて一度密封したビニール袋の中で活性化するので、袋は再開封しないようにすること。

上記のような臭いの原因が分かったところで、具体的な臭いの対処法をご紹介していきます。

臭いが漏れないゴミ箱で対策!

前項では、臭いの原因についてご説明してきましたが、実際、ゴミ箱の中の菌の繁殖を100%止めることは難しいものです。

そこで、できるだけ嫌な臭いを避けるためには、臭いを漏らさないことも対策のひとつになります。

そのためにおすすめしたいのが、蓋付きのゴミ箱を使用することです。

プラスチック製のゴミ箱の中には蓋付きの商品はたくさん販売されていますね。

蓋付きのゴミ箱を選ぶ際に重要なのは、臭いをゴミ箱の外に漏らすことをどれほど防げるかです。

そのためには、蓋とゴミ箱本体の間に隙間ができることを防げるようなパッキン付きのものを選ぶと良いでしょう。

例え、蓋付きのゴミ箱であっても、パッキンがなくては臭いは隙間から漏れてしまいます。

更に、蓋にバックルなどがついているゴミ箱なら、強力に蓋とゴミ箱本体を閉じることができますので、より効果があります。

ただし、バックル付きのゴミ箱は、何度も蓋を開け閉めしたりする場合には、ちょっと不便に感じることもありますので、用途に応じて選んでください。

ゴミ箱から発する臭いには重曹での対策が簡単かつ効果的!

前項では、ゴミ箱の中の臭いを外に漏らさないという対策をご紹介してきましたが、ここでは、実際にゴミ箱の中の臭いを防ぐ対策をご紹介します。

ゴミ箱の中の臭いの対策にぜひお試しいただきたいのが、「重曹」です。

大半の臭いは生ごみが腐敗しているものが原因なのですが、このような腐った生ごみは酸性です。

そこへ、消臭効果の高いアルカリ性である重曹を混ぜることで、中和して臭いを打ち消してくれるのです。

重曹を使っての消臭法は、至って簡単で、ゴミを捨てるたびに、重曹を直接振りかけるだけでも効果があります。

その他にも、ストッキングや靴下に重曹を適量入れて、こぼれないように縛ったものをゴミ箱の底に置いておくだけでも良いのです。

また、ゴミ袋をセットした時に、袋の内側の底部分に新聞紙を敷き、その上に重曹をパラパラと撒いておくことも効果的です。

新聞紙が水分を吸い取ることで生ゴミの腐敗を抑え、更に重曹による消臭効果も期待できます。

注意していただきたい点は、重曹には消臭効果はありますが、殺菌効果はありませんので、使用済みの重曹はこまめに処分をするなどしてください。

さて、ここまでで、重曹を使ったお手軽な臭い対策のお話をしてきましたが、次項では、プラスチック製のゴミ箱によくある、「それでもまだ染み付いた臭いが取れない」という困った場合の対策をご紹介します。

塩素系漂白剤を使ってプラスチック製ゴミ箱の臭いを完全に断ち切る!

プラスチック製のゴミ箱に染み付いた臭いは、ただ雑巾で拭くだけでは取れるものではありません。

ここでは、塩素系漂白剤を使って、プラスチック製のゴミ箱の臭いを完全に断ち切る方法をご紹介します。

塩素系漂白剤で有名なのは、「ハイター」です。

ハイターの中でも数種類のものがありますが、ゴミ箱のお手入れには、キッチンハイターの薄めて使うタイプのものを使用すると良いでしょう。

キッチンハイターは、除菌・漂白・消臭効果があり、臭いも汚れもスッキリ落としてくれます。

使い方としては、つけ置き洗いをおすすめします。

【キッチンハイターを使ってつけ置き洗いをする方法】

・ゴミ箱の蓋が取り外し可能であれば、取ってゴミ箱の中に入れておく

・水5Lに対し、キッチンハイターをキャップ2杯(50ml)入れる

・30分ほどつけ置きした後、水でよくすすぐ(臭いがひどい場合はもう少し長めにする)

・よくすすいだ後は、水分が残らないようによく乾かす

一番強力な臭い対策なので、この方法を行えば、ほとんどのゴミ箱の臭いは断ち切れるはずです。

ただ、ハイターはとても強い効能があり、使い方を間違えると危険も伴うので、使用上の注意をよく読んで、十分に注意して扱ってください。

また、プラスチック製品の中でもメラミンには使用できませんので、その点もご注意ください。

プラスチック製ゴミ箱の臭いを比較的安心な方法で取り除くなら酸素系漂白剤!

前項では、プラスチック製のゴミ箱の臭いに、一番効果的な塩素系漂白剤を使っての対策をご紹介しましたが、強い効能を持つがために、使うことにためらってしまうという人もいるかもしれません。

そんな人におすすめしたいのが、安心素材である酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)です。

酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤よりも強さは劣りますが、臭いが少なく、肌への刺激も少ないので、比較的安心して使えます。

強さが劣るといっても、プラスチック製のゴミ箱の除菌・消臭には、十分な効果を発揮してくれます。

使い方は、前項の塩素系漂白剤と同じように、つけ置き洗いをおすすめします。

また、粉末タイプを使うときは、水では溶けにくいので、できるだけ50度くらいのお湯を使うようにしましょう。

ゴミ箱の臭い対策をして快適な生活を!

ゴミ箱が臭いと異性と同じ部屋にいても、相手に想像以上のストレスを与えてしまうことになることもあります。

生ゴミの捨て方や、ゴミ箱の選び方、また、普段からできるひと手間で、臭いの対策はできますし、臭い移りのしやすいプラスチック製のゴミ箱に染み付いた臭いも取り除くことができます。

ゴミ箱が臭いことに、良い点などひとつもありません。

しっかり対策をして、好感の持てるお部屋づくりをしましょう。