最近では認知度も高く、メンズの身だしなみとして必須になりつつあるメンズスキンケア。
なかでも眉毛のお手入れは、顔の中でもよく見られる場所だけにとても気になるところですよね。
また、「とりあえず切ったり剃ったり整えたりはしてみたけど、どうキープしたらいいかわからない」、という方もいることでしょう。
そこで、今回はそんな疑問にお答えすべく、眉毛を剃る頻度や眉毛のケアの仕方などについてアプローチしていきます。
そもそも眉毛って剃ると生えてくるの?
眉毛も髪の毛と同じ体毛で、ホルモンバランスの関係や個人差はありますが周期によって成長を繰り返し、一本一本生えかわっています。
一般的な体毛の周期は、
・眉毛、まつ毛
1日に約0.18mm伸び、約2か月で生えかわる
・髪の毛
1日に約0.3mm伸び、約4か月で生えかわる
・わき毛
1日に約0.3mm伸び、約4か月で生えかわる
・手、脚
1日に約0.2~0.4mm伸び、約3~5か月で生えかわる
となっているそうです。
つまり眉毛も、1か月何もしなければ1cm近く伸びていることになりますね。
間違って剃りすぎてしまったりした場合でも、そのままにしておけば元に戻りますので安心してください。
ただし、これは剃る場合であって、眉毛を抜く場合は別です。
頻度にもよりますが、一度抜いた眉毛は生えかわるのが極端に遅くなったり、最悪の場合同じ場所に生えてこなくなったりすることもあるようです。
こうなったら眉毛の栄養や保湿、育毛剤などのケアが必要になり、とても大変ですね。
特に今までスキンケアをしていなかった男性の場合、最初は眉毛を整えるだけでも相当なイメージアップが期待できます。
そのため、抜くのはできるだけ避けるようにしましょう。
剃るだけ!でも頻度に注意!眉毛の生え方は季節や年齢によって違う?
髪の毛でも同様の話を聞いたことがある方は少なくないと思いますが、一般的には眉毛も同じく、春から夏、さらに秋の初めまでは生えかわりの周期が早くなります。
これは季節的なホルモンバランスの変化や、暑い季節に汗が目に入るのを防ぐためとされています
この結果、冬に比べて約1.3倍のスピードで生えかわると言われているのです。
また、年齢を重ねることによっても眉毛の生えかわりの周期が変わります。
「おじいちゃんの眉毛は、どうして長くてふさふさなんだろう…」と一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
これは一般的に毛根細胞の老化によって起こるそうで、40代を過ぎた頃から多くなってくるそうです。
結果として、突然長い眉毛が生えてきたり、毛の量が増えてきたりといったことになるようですね。
これらを踏まえて、眉毛を剃るのに慣れてきたとしても、急に頻度を増やしたり、冬の間は周りの人がびっくりするほどガッツリ剃るのは避けるようにしましょう。
どうキープしたらいい?肝心の眉毛を剃る頻度を教えて
前述した通り、眉毛は髪の毛と同じで、放置しておくと毎日伸び、長さも量も元に戻ってしまいます。
「じゃあ毎日剃らないといけないの?」
「一体どのくらいの頻度で眉毛を剃るのがいいの?」
眉毛は毎日剃る必要はまったくありません。
幸いにも男性は毎日ヒゲを剃る習慣のある方がほとんどだと思いますので、ついでに毎日鏡で眉毛もチェックしてみてください。
「形がくずれてきたな…」とか「なんだか野暮ったくなってきた…」と感じたらお手入れのサインです。
伸びたところをササッとはさみでカットしたり、眉毛の形がくずれたところを軽く剃る程度でOKです。
これは3日に1回くらいで大丈夫です。
程度が難しいですが、やり過ぎは不自然な印象になったり、眉毛周辺の肌荒れの原因にもなるので十分に注意しましょう。
そして、1~2週間に一度じっくり眉毛全体のバランスをみて、長さの細かい調整や毛の量の調整ができたらベストですね。
朝や出かける前は忙しくなりがちで慣れないうちは失敗も怖いので、夜のお風呂あがりなどゆっくり時間のとれる時がおすすめです。
また、剃った直後の眉毛周辺はどうしてもデリケートになってしまうため、できるだけ外気にさらされにくい夜に剃る方が肌荒れになりにくいようです。
簡単で済ませたい!セルフメンテナンスの場合
眉毛のお手入れの頻度について触れたところで、自分でメンテナンスをしていきましょう。
セルフで行う場合は、さほど気にならない程度のときに簡単にカットしたり、形を整える程度に軽く剃ることをおすすめします。
道具は、眉毛用はさみ、眉剃り用カミソリ、眉毛用コーム・ブラシ、毛抜き等となります。
これらは、近所の100均やドラッグストアで簡単に手に入り、もうちょっとお金を出せるなら、最近ではお好みの長さに眉毛を剃ってくれる眉毛用シェーバーもあります。
これらを用意したら、鏡で自分の眉毛を見ながら理想の形をイメージして、お手入れ開始です。
まずはブラシで眉毛の流れを整えて、長い毛をコームとはさみでカットしましょう。
いらない部分がはっきりしてきたら、周りの産毛といっしょにカミソリで優しく剃っていきます。
ここは明らかに必要ないな、と思われる部分の眉毛は抜いてしまってもよいでしょう。
この時、肌荒れが気になる場合は後述のシェービングジェルや化粧水等をつけておきます。
剃った後も保湿効果のあるローションや化粧水でケアしましょう。
最後に外側の毛足の部分をコーム・ブラシで整えて、長さが気になる部分をカットしましょう。
切りすぎにはくれぐれも注意してください。
ここまでできたら、ひとまずは十分です。
あとはじっくり時間をかけて、左右のバランス、顔全体のバランスをチェックしながら、目指す眉毛の形になるように調整していきましょう。
手間も頻度も面倒な眉毛のお手入れ!プロに任せる?
先ほどセルフメンテナンスのお話をしていきましたが、眉毛は太さ、形や濃さ、毛の長さ、量、色などいろいろな観点からお手入れしなくてはいけません。
そのため、自分の雰囲気と顔のイメージにぴったりの理想の眉毛を作るというのは、とても手間がかかり、難しいです。
そこで眉毛のお手入れをプロにお願いしてみるという選択肢も考えられます。
プロの専門的、かつ客観的な視点で眉毛を整えてもらう方が、頻度は限られてしまいますが、自分でやるよりも結果的に良くなる可能性が高いです。
また、最近ではメンズ向きの眉毛サロンも増えてきていますし、美容室などでもヒゲや眉毛のお手入れをしてくれるところも多くなっていますよね。
「自分でやるのはどうにも抵抗が…」と思われる方は、こういったところに問い合わせてみたり、普段通いなれた美容室で美容師さんに相談してみるのもいいかも知れません。
また、普段から眉毛のお手入れをしている「プロ」が、実は身近にいる可能性もあります。
その身近にいるプロとは、身近にいる女性です。
女性は、毎日お肌の調子と相談しつつ、チェックして整えたり、週に何度も切ったり抜いたりと、眉毛のお手入れにとても時間と手間をかけています。
このように考えたら、我々男性に比べ、すべての女性がプロと言っても言い過ぎではないかもしれません。
美容室や眉毛サロンに行ってプロにまかせるのも間違いない選択ですが、奥様や姉妹、友人や彼女さんなど身近な女性がいらっしゃる場合は、勇気を出して頼んでみるのも一考の価値ありです。
眉毛を剃ると肌荒れの原因になる!
男性は一般的に普段あまり肌荒れを気にしないと思われていますが、ヒゲ剃り後などカミソリ負けでヒリヒリして嫌な気分になった方は多いと思います。
特に皮膚の弱い方など、シェーバー選びに非常に気を使っている方や、シェービングクリームが欠かせない方もいますよね。
眉毛もヒゲと同じ顔の毛なので、当然何もつけずにいきなり剃るとヒリヒリしたりします。
ヒゲ剃りのように毎日の頻度でしなくて済むのであまり気にならないかもしれませんが、傷がついたり肌荒れになったりするとせっかくのお手入れも台無しなので、できるだけ気を付けていきましょう。
ケアを怠るとひどい場合、雑菌侵入や炎症の原因になったり、ニキビの原因になったりしてしまいます。
また、筆者の経験としてですが、ヒゲ剃り用のシェービングクリームを代用したところ、刺激が強く逆に肌荒れになったり、泡で眉毛の形を見失って剃りすぎてしまった経験があります。
そこで、個人的には保湿効果のある化粧水タイプのシェービングジェルをおすすめしたいです。
スムーズに剃れるので傷がつくのを防げたり、ジェル自体が透明なので間違って剃る心配がありません。
剃ったあとのヒリヒリ感をまったく無くしてくれるのもポイントが高いです。
ほとんどのドラッグストアでお手頃な価格で置いてあります。
当然ヒゲ剃りにも代用できますので、今まで使ったことのない方には是非一度使っていただきたいですね。
【おすすめのシェービングジェルと使用感】
・シック ハイドロシェービングジェル 399円 (税込)
カミソリ用で内容量240g、しっとり感強めです。
伸びがよく、忙しい朝にも剃り残しの心配なく安心して使えます。
コスパ良好なところも嬉しいですね。
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム・加水分解ヒアルロン酸の成分が含まれています。
・マンダム ギャツビーうるおいシェービングジェル 325円 (税込)
カミソリ用で205g、さっぱり感強めです。
塗った直後からスーッと潤い感が続きます。
毛を柔らかくしてくれる効果があるそうなので、ヒゲ剃り用としても優秀です。
ヒアルロン酸・加水分解コラーゲン等を配合しています。
※電気カミソリを使っている方は、お使いの機種に対応しているか必ず使用前に確認してください。
これらのシェービングジェルを使って潤いそのままにお手入れできたら、最後に乳液でケアしてあげたらベストです。
理想の眉毛をキープしよう!
今ではスキンケアにリソースを割く男性も増えてきて、眉毛のお手入れも女性だけのものではなくなってきました。
眉毛は顔の中でも目や鼻、口と同じかそれ以上によく見られている部分と言われています。
それだけに、さりげなく整えられて適度に均整の取れた眉毛を常にキープできれば、周囲からのイメージアップは間違いなしです。
だからと言って、やりすぎると不自然になったり、ビジネスシーンで浮いてしまったり、肌荒れの原因にもなったりしてしまいます。
適切な頻度で、適切なお手入れができるようにしていきたいですね。