洗顔のし過ぎで乾燥肌になる!乾燥肌が招く大人ニキビの対策

清潔の肌を保ちたいという意識は、悪いことではありません。

しかし、洗顔のし過ぎはかえって悪影響になってしまうことはご存知でしょうか。

水分が失われた肌は乾燥肌となり、大人ニキビが発生する原因にもなりかねません。

ここでは、乾燥肌や大人ニキビを防ぐ対策方法をご紹介します。

洗顔は一日何回?

みなさんは、一日に洗顔を何回行っていますか?

肌荒れや大人ニキビといった症状が肌に発生すると、早く治したい気持ちから一日に何回も洗顔したり、ゴシゴシと強い力で洗ってしまいがちです。

しかし、こうした行動は、肌荒れ対策として得策とはいえません。

一時的に清潔になっても、肌へのダメージは蓄積しています。

では、なぜ過剰な洗顔は肌に悪いのでしょうか。

具体的にお話ししていきます。

洗顔する意味としては、毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除くためです。

一日に何回も洗顔をするということは、肌に必要な皮脂も取り除いてしまうことになります。

必要な皮脂が奪われてしまうと身体からSOSが発信されて、余計に皮脂を分泌しようと働きかけてしまうのです。

顔はテカテカとテカりはじめ、脂っぽい肌となってしまいます。

脂っぽい肌は、肌荒れの原因にもなりますよね。

また、洗い過ぎることで乾燥肌となり、大人ニキビといった悩みにもつながりかねません。

洗顔料の選びかたで乾燥肌やニキビが防げる

では、一日に何回の洗顔が目安になるのでしょうか。

一般的には、朝と夜の2回がベスト、多くても3回が目安となっています。

4回以上の洗顔は、肌へのダメージが懸念されますのでお控えください。

洗顔をするときは、肌が乾燥したり荒れたりしていないか、夏なのか冬なのかでも洗顔の回数は変わってくるため、「一日〇回」と決めつけず、現在の肌の状態を見て判断してみましょう。

また、洗顔を適切な回数で行うことも大切ですが、洗顔料の選びかたも重要です。

男性用やニキビ対策の洗顔料は洗浄力が強いものが多いため、普通肌や混合肌、オイリー肌であれば問題はありませんが、乾燥肌であると余計肌荒れを招いてしまいます。

乾燥肌のかたは、低刺激な洗顔料を選びましょう。

皮脂の分泌は夜のほうが多いため、夜は男性用の洗顔料、朝は女性用の洗顔料を使うなど、洗顔料を使い分けてもいいかもしれません。

洗顔方法のほかでは髭剃りが原因で乾燥肌になる

乾燥肌は、肌の表面にある角質層の水分が低下していて、外部刺激などから肌を守るバリア機能も低下している状態です。

角質層は0.02mmの薄さですが、雑菌やウイルスなどが侵入してこないように守ってくれています。

しかし、乾燥肌のかたはこうしたバリア機能が低下しているため、大人ニキビといった肌トラブルに見舞われやすいのです。

洗顔のし過ぎで乾燥肌となってしまうのはイメージできますが、なかには頻繁に洗顔していないのに、乾燥肌で悩んでいるかたもいらっしゃいますよね。

というのも、乾燥肌になる原因には、毎日行うことが多い髭剃りが挙げられます。

髭剃りは直接肌に刃をあてて剃るため、髭とともに大事な角質まで削り取ってしまい、肌の乾燥を促進してしまうのです。

肌へのダメージを極力抑えるためにも、清潔で剃り心地の良い髭剃りの刃を使い、シェービング剤を使用して肌との摩擦を少なくしましょう。

そして、髭を剃ったら必ず、保湿成分が配合された化粧水でしっかりと肌を保湿してください。

また、T字カミソリを使っているかたは、比較的肌にやさしい電気シェーバーに替えてみるのもひとつの手段ですよ。

乾燥肌やニキビを防ぐ洗顔方法

これまでのことをふまえて、乾燥肌や大人ニキビを防ぐために、正しい洗顔方法をマスターしましょう。

男性がやってしまいがちな洗顔方法こそ、肌トラブルと関係しているかもしれません。

■手と顔を清潔にしてから洗顔

目には見えないですが、手には雑菌が多く存在しています。

雑菌だらけの手で洗顔してしまうと、肌荒れの原因にもなります。

洗顔をする前に、手を洗いましょう。

また、顔についている汚れを、あらかじめ落とすために、ぬるま湯で軽くすすいでください。

■十分に泡立てる

摩擦が起こると、肌へのダメージが起きやすくなり、乾燥肌となってしまいます。

洗顔料を十分に泡立ててから、顔にのせてくださいね。

■優しく洗う

皮膚が薄い目元、口元はとくに優しく洗いましょう。

摩擦を起こさないためにも、ゴシゴシと強い力で洗顔するのは避けましょうね。

■ぬるま湯で洗顔

お風呂のついでに洗顔するかたも多いかもしれませんが、熱いお湯を使って洗顔をしてしまうと肌がかさつき、乾燥肌を招いてしまいます。

理想としては、35度前後のぬるま湯で洗うことを推奨いたします。

■優しく拭き取る

ワイルドにタオルでゴシゴシ水気を拭き取っている男性が多いですが、肌への負担が心配です。

乾燥肌を招くだけでなく、フケ顔に見られてしまうシワやたるみの原因となります。

タオルを優しく当てるように、拭いてくださいね。

大人ニキビを防ぐためには洗顔後に化粧水でケア

正しい洗顔はマスターできたでしょうか。

次は、洗顔後のケアについてお話しします。

洗顔をしたあと、そのままにしていませんか?

何もケアをしていないと、肌はどんどん乾燥してしまいます。

乾燥からくる大人ニキビを引き起こさないためにも、洗顔後は化粧水でケアしましょう。

化粧水の選びかたですが、下記のような成分が含まれているものがおすすめです。

●アルコールフリー・オイルフリー

アルコールの含まれる化粧水は乾燥肌を招き、大人ニキビを引き起こすアクネ菌は、オイルを栄養分としています。

できるだけ肌にやさしく、アルコールやオイルを含まないものを選びましょう。

●ビタミンC配合

敏感肌からオイリー肌まで幅広く使うことができますよ。

ビタミンC配合の化粧水は余計な皮脂を抑え、肌に起きている炎症を除去する抗酸化作用が働きかけてくれる効果が期待できます。

乾燥肌の人は冬に注意!十分な睡眠はニキビ予防に!

これまでお話ししてきたとおり、過剰な洗顔や、洗顔後のケアを怠ると乾燥肌となり、大人ニキビになるリスクを上げてしまいます。

大人ニキビは肌がベタつく夏場にできるイメージですが、乾燥肌が原因と考えると、空気が乾燥しやすい冬場も気をつけてケアしましょう。

また、関係のないことにも思える睡眠も、実は健康な肌を保つためには必要不可欠といえます。

睡眠不足は、大人ニキビができる原因のひとつでもあるのです。

私たちが睡眠をとる目的は、ただ単に身体を休めることだけでなく、皮膚や筋肉、骨などを回復させています。

寝る時間をとらないでいると、新しい皮膚は作られないのです。

加えて、睡眠不足はホルモンバランスにも影響してくるため、ニキビの悪化を促進してしまいます。

忙しいときでも最低6時間は睡眠時間をとり、生活リズムを改善してみましょう。

保湿と睡眠

大人ニキビに悩んだら、肌が乾燥していないか確認してみてください。

洗顔後に肌がつっぱるようであれば、乾燥しています。

化粧水で肌にうるおいを与え、十分な睡眠をとりましょう。

忙しさを理由に、肌ケアや睡眠をいい加減にしてしまうと改善させることは難しくなります。

肌トラブルが起きたときは、生活習慣を見直してみてくださいね。