男の身だしなみと言えば、髭剃りが代表的ですよね。
ビジネスマンのマナーとして、欠かすことのできない、朝のルーティーンになっている方も多いと思います。
そんな髭剃りのお悩みで多いのは、「【T字カミソリ】と【電気シェーバー】結局どちらを選べばいいの?」という問題です。
今回は、それぞれのメリットやデメリット、使い方などをご説明していきますので、一緒に考えてみましょう。
髭剃りアイテムその①T字カミソリの特徴
カミソリには、T字型とL字型のタイプがありますが、髭剃りで使用するのは、T字型のタイプが主流です。
刃の枚数が多いほど、肌への負担は少なくなります。
スムーサーと言って、水溶性樹脂を主成分としたパーツが付いているものもあります。
最近では振動するタイプのものも普及しており、カミソリは日々進化しています。
では、T字カミソリで髭を剃る際のメリットとデメリットを挙げてみます。
【T字カミソリのメリット】
・安価で売られているため、コストパフォーマンスが良い
・深剃りができて、ムラなく剃りやすい
・細い毛も綺麗に剃れる
・コンパクトで携帯しやすい
【T字カミソリのデメリット】
・電気シェーバーに比べて肌を傷めやすい
・洗面所に髭が飛び散ってしまうので、片付けが面倒くさい
・蒸しタオルなどで毛穴を開かせる必要がある
・刃の寿命が短い
T字カミソリには、このような特徴があります。
T字カミソリを使った髭剃りのやり方
それでは、実際にT字カミソリを使用した基本の髭剃り方法をご紹介していきます。
①髭を剃る前に洗顔し、肌の調子を整える
②蒸しタオルを顔に乗せて毛穴を開かせる
③シェービング剤を全体になじませて髭を湿らせる
④「順剃り」髭の生えている方向に沿って剃る
⑤「逆剃り」剃り残した髭だけ流れに逆らって剃る
⑥剃り終えたら、冷水で顔を洗ってシェービング剤を洗い流し、パッティングで肌を乾かす
⑦ローションまたはアフターシェーブで肌をしっかりと保湿する
以上が基本的な手順です。
髭は様々な方向に生えますので、順剃りと逆剃りは両方行いましょう。
方向を変えて剃っていくことで剃り残しを防げます。
高性能な複数刃のカミソリを使用すると、逆剃りをした場合でも快適に剃ることができます。
また、ストロークしていく際には、軽く優しくを心掛けましょう。
強く押し当ててしまうと、流血する可能性があるので危険です。
そして、刃は頻繁にすすぎ、肌に負担がかからないよう配慮してきましょう。
それでは次に、電気シェーバーの特徴をお話ししていきます。
髭剃りアイテムその②電気シェーバーの特徴
電気シェーバーは、刃が肌に直接当たることはなく、網刃と内刃の2つの刃で髭をキャッチし、剃り上げていく仕組みです。
往復式、回転式、ロータリー式など様々な種類があります。
ここでは、一般的な電気シェーバーで髭を剃る際のメリットとデメリットを挙げてみます。
【電気シェーバーのメリット】
・カミソリに比べると肌に優しく、トラブルになりにくい
・髭を濡らさなくても剃ることができる
・場所を選ばずに、短い時間で剃ることができる
・刃を交換する頻度が少なくて済む
【電気シェーバーのデメリット】
・初期投資にお金がかかる
・髭剃り後にザラつきが残りやすい
・細い毛を剃り残しやすい
・小まめにお手入れが必要になる
電気シェーバーには、このような特徴があります。
電気シェーバーを使った髭剃りのやり方
電気シェーバーの髭剃り方法は【ドライシェービング】と【ウェットシェービング】の2種類があります。
今回は、それぞれのシェービング方法をご紹介していきます。
●ドライシェービングとは?
ドライシェービングは、肌が乾燥している状態で髭を剃る方法です。
ウェットシェービングよりも、手早く気軽に剃ることができます。
濡らす手間やシェービング剤が必要ないので、髭の量が少ない方や時間のない場合は、こちらの方法をおすすめします。
しかし、深剃りがしにくいので、しっかりと剃りたい方には向いていません。
●ウェットシェービングとは?
ウェットシェービングは、髭を剃る前にシェービング剤などで肌に水分を与えてから剃る方法です。
T字カミソリを使用した髭剃りと手順は一緒です。
洗顔をする必要もありますので、ドライシェービングと比べると時間がかかります。
しかし、手間をかけた分肌の調子も整い、スムーズに剃ることができます。
また、ウェットシェービングをする際は、防水機能が備わっている機種か確認してから行いましょう。
T字カミソリと電気シェーバー、結局よく剃れるのはどっち?
男性の中でも、「髭が濃いのがお悩み」という方は多いと思います。
「1日に何度も髭剃りをしなくてはいけなくて、苦痛を感じてしまう」という場合、T字カミソリと電気シェーバーのどちらを選ぶべきなのでしょうか?
一般的に深剃りしやすいのは、T字カミソリの方です。
毛の流れに逆らって剃る【逆剃り】は、最も深剃りできる処理方法です。
そのため、T字カミソリを使う方が綺麗に剃れます。
しかし、最近では深剃りタイプの電気シェーバーも増えてきています。
電気シェーバーの方が肌を痛めづらいので、肌のことも気にする方はこちらも検討してみてはいかがでしょうか。
その中でも、【往復式】というタイプの機種が1番おすすめです。
刃が一方向に往復するように、振動しながら剃っていく構造になっています。
音や振動が大きいのが難点ではありますが、改良されているものもありますので、気になる方は最新機種をチェックしてみましょう。
往復式の電気シェーバーは様々な機種がありますので、きっと自分に合ったものが見つけられるはずです。
気になる機種がある方は、実際に店頭で手に取ってみることをおすすめします。
髭剃りのお悩み解決!肌が弱い人はどうする?
肌にとって、摩擦などの物理的な刺激はあまり良くありません。
そういった観点から、直接刃を当てて剃るT字カミソリの方が、肌を傷めやすいと言えます。
肌の弱い方がどうしてもT字カミソリで髭剃りをしなければならない場合、気を付けたいポイントが3点あります。
①髭を柔らかくしてから剃る
蒸しタオルやシェービングジェルは必ず用意しましょう。
毛穴を開き、ジェルを髭の根元まで浸透させ、剃りやすくすることが重要です。
②剃る回数をなるべく少なくする
刃を肌に当てる度に、毛細血管を傷付けるリスクは高まります。
手短に済ませることが大切です。
③刃は新しいものを使う
劣化している刃を使うことは、確実に肌を痛める原因になります。
また、1回1回剃る度に刃を洗うことが理想的です。
刃を清潔な状態に保つことで、錆を防ぎ、切れ味が悪くなるのを防ぐことができます。
やはり、肌がヒリヒリしやすい方や血が出やすい方には、敏感肌向けの電気シェーバーを使うことをおすすめします。
肌に当てる部分が丸い形をしている【回転式】のものは、刺激が少ないので、肌が弱い方にはおすすめです。
しかし、電気シェーバーの方が肌に優しいとしても、多少のダメージを与えてしまうことは確かです。
重度の敏感肌の方や、アトピーに悩んでいる方は、髭脱毛を考えてみるのも良いかもしれません。
まずは、皮膚科などでカウンセリングを受けることを検討してみてください。
自分に合っているのはどちらでしたか?
髭剃りは、男性にとって欠かすことのできない習慣です。
毎日使う道具だからこそ、きちんと比較してから、検討していきたいですよね。
T字カミソリと電気シェーバーのメリット、デメリットをそれぞれ理解することで、自分に合ったものを選びやすくなります。
時と場合によって、使い分けていくことも大切かもしれません。
是非、参考にしてみてください。