男性の髭剃りには、一般的にT字カミソリや電気シェーバーが使われていることがほとんどです。
しかしながら、髭剃り後に髭からする嫌な臭い、そしてT字カミソリや電気シェーバー自体からも独特な臭いがするようになり、スッキリするはずの髭剃りも、良い気持ちにはなりません。
なぜ嫌な臭いがするようになるのでしょうか?
そこでこの記事では、その臭いの原因から対策まで、詳しくご説明していきます。
髭剃り後の髭から嫌な臭いが!この臭いの原因とは?
髭剃りをした後に、髭からする嫌な臭いは一体何なのでしょうか?
髭が臭くなることには、主に二つの原因が挙げられます。
それについて、早速ご説明していきます。
①皮脂
そもそも顔自体は、皮脂が分泌されやすいと言われており、その中でも、特に髭は毛穴の多い場所で、多くの皮脂が分泌されています。
皮脂の分泌量が多い髭では、髭剃りをすることで皮脂が酸化され、それが髭に付着することで嫌な臭いを発生させる場合があります。
また、髭の臭いの原因が皮脂である場合、髭のみならず、特に皮脂を分泌する皮脂腺が最も多い、頭皮からも同様の臭いが発生している可能性もあります。
②傷ついた肌
髭剃りによって傷ついた肌が、嫌な臭いを発生している場合があります。
肌が傷ついてしまうと、その細かな傷から侵入した細菌が、内部で繁殖していき、悪臭の発生源になります。
以上が、髭剃りをすることで発生する、嫌な臭いの原因です。
また、男性の皆さんはご存知の通り、この悩まされる臭いは、T字カミソリや電気シェーバーからも発生してしまいます。
では、なぜ髭を剃る道具からも臭いがしてしまうのでしょうか?
次項で詳しくご説明していきます。
嫌な臭いは髭剃り機からも!臭いがしてしまう原因は?
髭剃りをする上では、基本的にT字カミソリや電気シェーバーを使うことが多いでしょう。
肌の傷つきから考慮すれば、T字カミソリよりは電気シェーバーの方が肌に優しく作られています。
しかしながら、いずれにしても、髭を剃ることによる嫌な臭いは、T字カミソリでも電気シェーバーでも発生してしまいがちです。
では、その原因をご説明してきましょう。
T字カミソリや電気シェーバーの髭剃りは、髭だけでなく、同時に皮膚表面の汗汚れや皮脂を剃っていきます。
そのため、それらが付着したまま放置してしまうと、髭剃りをした刃に菌が繁殖する、更に皮脂汚れも酸化することで、独特な嫌な臭いを発生させます。
特に、顔を洗った後の、肌が濡れている状態で髭剃りをしてしまうと、付着した皮脂汚れが柔らかくなり、いっそう臭いが強くなる傾向があります。
髭剃りは、毎日使うことで皮脂や汚れが蓄積されていくので、T字カミソリの場合は定期的な交換、電気シェーバーの場合には、こまめなお手入れが必要です。
では続いて、まずはT字カミソリの交換についてご説明していきます。
T字カミソリの交換は定期的に!
電気シェーバーよりも、比較的きれいに剃ることができるT字カミソリは、その反面、肌へダメージを与えやすくもあります。
また、電気シェーバーとは違い、交換して使っていく消耗品でもあります。
では、T字カミソリの交換頻度はどれくらいなのか、皆さんはご存知でしょうか?
T字カミソリは、1日1回を目安に使った場合、長く使えても約2週間が限度と言えます。
一般的に、T字カミソリの刃は2~5枚付いており、毎日使っていくうちに、刃は磨耗されていきます。
髭は私達の想像以上に硬い性質をしているので、毎日髭を剃れば、刃にはかなりのダメージが溜まっていきます。
その証拠に、刃こぼれをしたりもするので、そういった場合はすぐに刃を交換することが大切です。
刃こぼれをしたまま髭剃りをしてしまうと、肌に傷を付けてしまい、その傷から汚れや細菌が侵入し、それがまた髭からの悪臭に繋がります。
また、T字カミソリには、毎日の皮脂汚れも溜まっていくので、長く使い続けると臭いの原因にもなります。
T字カミソリは、2週間を目安にした定期的な交換を心がけ、刃こぼれがしたらすぐに交換をしていきましょう。
では次に、電気シェーバーのメンテナンスについて、ご説明していきます。
髭剃り後はこまめに掃除!電気シェーバーの洗い方
前項では、T字カミソリの交換目安についてご説明しました。
では引き続き、電気シェーバーの洗い方のコツについて、見ていきましょう。
電気シェーバーの嫌な臭いを予防するためには、髭剃りをしたらそのつど念入りに掃除することが大切です。
基本的に、電気シェーバーには掃除ブラシが付属されており、刃の間に挟まった髭を取り除くことが可能です。
しかし、臭いの原因である皮脂汚れを、そのブラシで落とすことは難しいので、頑固な皮脂汚れは、十分に水で洗い流すことがベターです。
そして、水で洗い流す際は、できるだけ刃やカバーを取り外して、一方向だけ流すのではなく、多方向から水を流し、お手入れをしましょう。
また、電源を入れながら水で洗い流していくのも、よりきれいに洗える方法の一つです。
ただ、単に水できれいに洗い流すだけでは、臭いの元を防ぐには不十分なので、洗い終わった電気シェーバーを、しっかりと乾燥させる必要があります。
では次に、電気シェーバーの乾かし方をご説明していきます。
半乾きも臭いの原因!電気シェーバーの乾かし方
洗い終わった後の乾かし方と言っても、その方法は、電気シェーバーを強く振って水を切るだけです。
電気シェーバーによっては、刃やカバーを取り外さずに、水洗いするだけでOKとされているものもありますが、分解せずにそのまま放置してしまうと、うまく乾燥されずに内部に水分が溜まってしまい、嫌な臭いの原因になります。
では、順に追ってご説明していきましょう。
①電気シェーバーを振って水分を飛ばす
この際、刃が飛んでいかないように注意しましょう。
②電気シェーバーの電源を入れる
電源を入れて振動させることで、細かく残った水分を飛ばしていきます。
③風通しのよい場所で乾かす
ただし、日光の当たる場所は極力避けましょう。
以上が、髭剃り後の臭いを防ぐ電気シェーバーの乾かし方です。
また、出張先や旅行先で電気シェーバーを使用した際は、ドライヤーの冷風で乾燥させるのが良いでしょう。
しかし、注意してもらいたいのは、電気シェーバーの中には、水洗いが禁止されているものもありますので、必ず付属されている取扱説明書を読んできましょう。
嫌な臭いを徹底的に!重曹を使った電気シェーバーの洗い方
前項では引き続き、電気シェーバーの日頃のお手入れ方法をご説明してきました。
しかしながら、髭剃りはほとんど毎日するものですし、長年使っていると、どうしても頑固な皮脂汚れが付着してしまいます。
そこで、臭いの原因である皮脂汚れを徹底的に落とすために、重曹を使うことがおすすめされています。
その理由として、重曹には、臭いの元である皮脂汚れを分解する作用があり、更に消臭効果も備わっています。
では、重曹を使った、電気シェーバーのお手入れ方法をご紹介していきます。
①電気シェーバーの水洗い後、まずは、分解した刃が全て浸かる量の重曹水を作ります。
【重曹水の対比目安】
・水:コップ1杯
・重曹:小さじ1杯
できるだけ、皮脂汚れが落ちやすいように、ぬるま湯を使いましょう。
③作った重曹水の中に、取り外した刃を浸からせます。
浸けておく時間は、5~10分程度で、汚れ具合を見て調節してください。
④時間が経ったら、重曹の洗い残しがないようにしっかりと水で流し、水分を飛ばして乾かしてください。
以上が、より効果的な重曹を使った洗い方です。
重曹は、100均などでも安価で手に入れることができますので、是非使ってみてくださいね。
気持ちの良い髭剃りをするために
T字カミソリや電気シェーバーの嫌な臭いを予防するには、定期的な交換、日頃のこまめなお手入れが重要であることが分かりました。
これをすることで、髭剃りの肌へのダメージを減らし、また、髭の臭いも比較的抑えることができます。
特に、電気シェーバーの場合は、少しお手入れが面倒かもしれませんが、長くより気持ち良く使うには、できるだけメンテナンスをしていきましょう。