髭の白髪が気になり始めた!白髪はなぜできる?年齢との関係

自分の髭や髪の毛を鏡で見たとき、思いのほか白髪の多さにびっくりしてしまうことがありますよね。

若いつもりでも白髪が生えているのを目の当たりにすると、男性でも少し元気がなくなってしまうかもしれません。

白髪は年齢と共に増えるのが通常ですが、年齢とどのような関係があるのでしょうか。

髭に白髪ができるメカニズムを知って、白髪対策をしていきましょう。

髭に白髪ができる年齢はいつ頃から?

若いころは真っ黒だった髪の毛も、年齢と共に白髪がふえてきてしまった男性もいらっしゃることでしょう。

では、一般的に髪の毛に白髪ができる年齢の目安はあるのでしょうか。

あるデータによると、白髪ができ始める年齢は、「男女ともに30代半ば」という結果がでました。

もちろん、なかには10代から白髪に悩む人もいますし、40代になっても白髪知らずという人もいますが、だいたい平均的には30代半ばから増え始めるということです。

では、髭はどうかというと、「30代前半から増え始める」とのことです。

髪の毛の白髪よりも少し早いという結果なのです。

ですから、ご自分の髭の白髪が早いのか遅いのかは、30代前半を目安に考えることができます。

30代から増え始めた白髪は、歳を重ねるごとに増えていきます。

50代では髪の毛の半分くらいは白髪になり、70代になると髪の毛全体が白髪になってしまうことが多いです。

70代となればそれ相応の年齢ですので、ある程度の白髪は当然かもしれません。

しかし、50代くらいはまだまだ若くて元気な男性も多いので、白髪によって実際の年齢よりも歳をとって見えることは不本意かもしれませんね。

髭に白髪が増える原因!年齢を重ねたから

髭に白髪がなぜ増えていくのか、その原因のひとつとして年齢を重ねたことが挙げられます。

年齢によって髭や髪の毛を黒くする作用が衰えてしまうのです。

髭や髪の毛は、若いころは真っ黒なため、最初から黒いように感じますよね?

しかし、髭や髪の毛にはもともと色がついていません。

髭や髪の毛の色を作り出すメラニン色素によって、色を黒くしているのです。

しかし、歳をとると身体のあちこちが衰えるように、メラニン色素を作る機能も衰えてしまいます。

メラニン色素が作られないということは、髭や髪の毛に色を入れられないということですので、結果としてもともと白い髭や髪の毛がそのまま生えてしまい、白髪になってしまうのです。

身体の機能の衰えとして、心肺機能の低下も挙げられます。

血液を作り出している心臓、酸素を運ぶ肺の働きが鈍ると、血液の循環が悪くなったり酸素不足の状態に陥ります。

そうなると、メラニン色素を作り出す細胞に十分に栄養が行き渡らず、白髪が増えることもあるのです。

このことから、年齢によって身体の機能が衰え、白髪が作り出されていることがよく分かりますね。

年齢だけじゃない!髭に白髪が増える原因は?

髭などに白髪が増える原因は年齢によることも多いですが、それだけではありません。

考えられるのは以下のとおりです。

〇遺伝

〇睡眠不足

〇乱れた食生活

〇ストレス

まず、遺伝についてですが、実際のところ白髪が直接遺伝とどのように関わってるかは分かっていないことが多いです。

これは、家族間で体質などが遺伝しやすかったり、実際に髪質が親子で似ている場合が多いためと言われています。

髪の毛の太さやハゲのなりやすさなどは遺伝によることが多いので、白髪もそのひとつと考えることができるかもしれません。

つぎに、睡眠不足についてです。

睡眠不足は、成長ホルモンと関係しています。

睡眠が十分に取れていれば、成長ホルモンによって髭などの体毛も順調に成長します。

しかし、睡眠不足の状態だと、体毛を成長させる細胞が十分に働けなくなってしまいます。

寝ている間に分泌されるといわれるのが成長ホルモンですので、睡眠が足りていない状態では白髪が増えてしまうのも納得ですよね。

また、乱れた食生活も白髪が増えてしまうことになります。

必要な栄養分が十分取れていないため、身体のすみずみまで栄養を行き渡らせることができなくなるのです。

白髪が増える原因!ストレスが身体に及ぼす作用

髭や髪の毛に白髪が増える原因として、現代の社会では切っても切れないストレスが挙げられます。

ストレスには、身体を錆びさせる作用がある活性酸素を増やし血行不良を招いてしまう作用があると言われています。

そして、体を老化させる活性酸素は、髪の毛のメラニン色素を増やす細胞にも影響を及ぼすのです。

まだ白髪ができるような年齢ではないのに、遺伝など考えられる要素がなく白髪が増えている場合は、ストレスが原因であることも考えられます。

若白髪があると、「いろいろ大変なんだね」と人から言われたりするのは、ストレスと白髪が関係あるという説によるからです。

また、ストレスは自律神経を乱すことでも知られています。

交感神経と副交感神経の働きがうまく作用せず、緊張状態が続くことから、頭痛やめまいなどの体調不良が現れたりします。

ストレスを抱えていると、身体を正常な状態に戻すのはなかなか難しいことですので、不調が続くことによって白髪も増えてしまうことがあるのです。

増えてしまった白髪!抜いてもいいの?

髭にできた白髪を抜くのは大変ですが、髪の毛の白髪も生えていると気になりますよね。

髪の毛の白髪は生え始めの数が少ないと、「抜いてしまってもいいんじゃないの?」と思う男性がいるかもしれません。

白髪が少ない場合、周りが黒髪ばかりですので、抜いたらスッキリするように感じますよね。

しかし、これは白髪対策で最もやってはいけないことのひとつです。

なぜなら、一度生えてしまった白髪の場所にはまた白髪が生えてくるからです。

白髪になってしまうということは、メラニン色素を入れ込む作業ができなくなっている状態で、白髪を抜いたところで黒い毛が生えてくるということは普通ならあり得ないことなのです。

そして、年齢を重ねることによって白髪はどんどん増えていきますので、抜かなければならない白髪がどんどん増えてしまうことになってしまいます。

また、髪の毛を無理やり抜くという行為は毛根を傷めることにつながるため、白髪すらはえなくなってしまうことも考えられます。

髪の毛が白髪になってしまうということは、身体の機能が弱ってきている証拠ですから、白髪を抜くよりも頭皮や毛根細胞などを守ることに力を注ぐことが大事なのです。

これ以上白髪を増やさないためにしてほしいこと

髭や髪の毛の白髪を急激に減らすことは難しいですが、今あるよりも白髪にさせない努力はできそうです。

それには、普段の生活を見直す必要があります。

まずは、ストレスが多い男性の場合は、ストレスを少しでも減らす努力をしましょう。

ストレスを減らすと言っても、疲れているとなかなか頭も働きませんよね。

ですから、「ストレスを減らそう」と気負わずに、リラックスできる時間を持つことを考えてください。

それは、自分が好きなことをするのが一番おすすめです。

食べることが好きなら食べること、人と話すことが好きな男性は家族と話す時間を増やすといった方法でいいのです。

特にこれといった決まりはありません。

普段の緊張がうまく取れるよう、自由な時間を有効に使ってください。

また、顔周りの血流を良くすることも効果が期待できます。

顔周りをマッサージしたり、口元を動かすトレーニングをして血流を良くし、髭などを作り出す細胞にまで栄養を届けるようにしましょう。

年齢に関係なく、白髪が気になるようになったら日頃の生活を見直してみてくださいね。

髭に白髪が生えるのに年齢も関係している

髭に白髪が生える原因は、髪の毛に白髪ができる作用と同じようなことです。

年齢を重ねることによって髪の毛に白髪が増えるように、髭にも白髪が増えてしまうのです。

加齢のほかに考えられる原因として、遺伝・睡眠不足・乱れた食生活などがあります。

そして、ストレスも白髪に大きな関係があるのです。

髭などに白髪が増えてきた男性は、普段の生活を見直すことから始めてみましょう。