もう生えた!髭が伸びる速度は変わるの?早くなった原因は?

男性は髭を毎日剃っている方が多いと思いますが、髭を剃っているうちに髭について疑問を持つ方が多いようです。

その疑問とは、髭が伸びる速度が早くなったように感じることや、朝剃ったのにどうしてかお昼ごろにはもう生えてることなどです。

毎朝ていねいに剃っても、一日中髭剃りの効果が持たないようだと困ってしまいますよね。

この記事では、髭が伸びる速度や早くなった原因などについてお伝えしていきます。

伸びるのが早くなった!?髭が伸びる速度はどれくらい?

男性の髭が伸びる速度は、一日に0.2~0.4mmといわれています。

とはいっても個人差があるため、これ以上伸びてしまう男性の方もいますし、ほとんど伸びない男性の方もいらっしゃいます。

あくまでも平均的な数値と考えてください。

では、一日の中の時間別で伸びる速度に違いはあるのでしょうか?

じつは、「髭は午前中にもっとも伸びる」と言われています。

時間で言うと、午前6~10時くらいの間です。

一日に髭が伸びるサイクルとしては、起きてから10時くらいまでに一度伸びて、日中はほとんど伸びることがありません。

そして、夕方になると再び少し伸びますが、夜になるとまた伸びなくなります。

男性のなかで、お昼頃には髭がもう生えたと実感する方がいるのは、こういった理由があるのです。

夕方に鏡をみてさらに髭が伸びているのを確認するのは、やはり夕方に髭が伸びやすいという結果があるためでしょう。

どうしても気になる男性の方は、髭剃りを会社に持参して、お昼休みのときに一度剃るだけでも違うと思いますよ。

午前10時過ぎからお昼位の時間帯で「髭が伸びるのが早くなった」と思うのは、その前の時間帯に髭が伸びやすいということが原因でありそうですね。

季節で違う?秋になると髭が伸びるのが早くなった?!

前項では、一日の中の時間別に髭の伸びる速さの違いについてお話ししてきました。

ここからは、季節による髭が伸びる速さの違いについてお伝えしていきます。

男性のなかには、「秋になると髭が伸びるのが早くなった」と実感する方がいるようです。

実際のところ、季節によって違いはあるのでしょうか?

じつは、「季節によって髭の伸びる速さは違う」というのは本当です。

一年のうち髭が伸びるのが早くなるのは、やはり「秋」なのです。

どうして秋に髭が伸びるのかは分からないのですが、動物の毛が秋になると冬に備えて冬仕様になるのと同じような仕組みなのではないでしょうか。

秋に髭が伸びるのは、髭を生やすことによって冬の寒さから守ろうとしているのかもしれませんね。

野生の動物の場合、冬になると活動も少なくなるせいか髭の成長もあまり見られません。

しかし、春が来ると少し生える速度がスピードアップして、秋にかけてどんどん早くなってくるというサイクルになっています。

髭が伸びるのが早くなったのは男性ホルモンの影響から

ここからは、髭が伸びるのが早くなった原因として考えられるものをお伝えしていきます。

まず、一番考えられるのは「男性ホルモンの影響」からです。

男性ホルモンは髭の成長に大きく影響しているのです。

髭が伸びるのが早くなったと感じる場合は、男性ホルモンのバランスが崩れていることが考えられます。

男性ホルモンが増えると、テストステロンが増えることが知られています。

このテストステロンは、通常ならジヒドロテストステロンという物質に変化します。

ジヒドロテストステロンは髭を濃くすることで知られています。

つまり、男性ホルモンは男性らしさの象徴のようなものですが、過度に分泌されると、ジヒドロテストステロンという髭を濃くする原因を作り出してしまうのです。

男性ホルモンのバランスが崩れてしまう原因として、普段の生活習慣が影響していると考えられています。

具体的には、食生活の乱れ・睡眠不足・ストレス・運動不足などが挙げられます。

髭が伸びるのがあまりにも早くなったと感じるのであれば、これらの生活習慣の見直しで効果が得られるかもしれませんよ。

お手入れの仕方も髭の伸びる早さに影響

髭が伸びるのが早くなったと実感する原因として、「間違った髭のお手入れ」も考えられます。

まず、髭を抜いている男性は要注意です。

髭を毛抜きなどで無理やり抜いてはいませんか?

髭を抜くとその部分に炎症が起きたりするため、その部分の肌を守ろうとする作用が働きます。

そうすると、髭を早く生やそうとするのです。

つぎに、カミソリで髭を剃っている男性です。

シェーバーなどは直接肌に当たらないような構造になっているため、肌が傷んでしまうことはあまりありません。

しかしカミソリの場合、刃が直接肌に当たるため、肌を傷めやすいですよね。

ひどい場合はカミソリ負けしてしまうこともあるでしょう。

そうなると、髭を抜く場合と作用は一緒です。

やはりその部分の肌を守ろうとして、髭が早く生えなければと感じ、伸びるのが早くなってしまうことになるのです。

髭が濃い男性は頻繁に髭剃りしたいところでしょうが、カミソリは肌を痛めやすいため、シェーバーのような肌を傷めにくいものを使うことをおすすめします。

そのほかに考えられる原因!加齢や遺伝の可能性も

髭が伸びるのが早くなったと感じる場合、「加齢や遺伝」も原因として考えられます。

男性ホルモンは年齢によってだんだんと減少していくことが分かっています。

そのため、年齢を重ねることによってバランスも崩れやすくなっていくのです。

男性ホルモンの乱れはテストステロンを増やし、結果としてジヒドロテストステロンを増やすことに繋がります。

加齢による体の機能の低下はある程度は仕方がないにしても、普段の生活習慣でホルモンバランスを乱すようなことは避けるようにしましょう。

また、髭が伸びるのが早くなるように感じる場合、遺伝によって起きていることがあります。

男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンになるには、5αリダクターゼという還元酵素が影響しています。

じつは、5αリダクターゼが活発に活動するかどうかは遺伝によって決まっています。

そのため、5αリダクターゼが活発に活動するという遺伝子を持っている男性は、髭が濃くなるという現象が起きるのです。

髭が伸びるのを遅くしたい!男性ホルモンを減らす方法は?

髭が伸びるのが早くなったと感じる場合、男性ホルモンを減らす方法が有効です。

それには、普段の生活習慣を見直すことが解決に繋がるはずです。

まずは、睡眠不足やストレスは解消を心掛けてください。

食生活が乱れている場合は、バランスの良い食事を摂るようにしましょう。

それに合わせて、食生活で取り入れてもらいたい食品がありますのでご紹介します。

それは、「大豆」です。

大豆は、女性ホルモンを活発にさせることで知られています。

男性ホルモンを減らすというよりは、女性ホルモンを活発にさせる食品を積極的に摂ることによって、ホルモンバランスを整えようというわけです。

大豆は普段の食生活で簡単に摂り入れることができますので、すぐに実践できますよ。

摂取しやすい大豆食品といえば、納豆・豆腐・味噌などがあります。

納豆はご飯にかけるだけですぐに食べられますし、味噌は豆腐を入れた味噌汁で食べれば同時に摂り入れることができますね。

髭が伸びるのが早くなった原因はさまざま

髭は一日のなかで伸びる速度が違います。

また、季節によっても違うことが分かりました。

しかし、髭が伸びるのが早くなったと感じる一番の原因は、男性ホルモンの乱れである場合が多いようです。

普段の生活習慣で見直すべきものがあれば見直していきましょう。

また、大豆はホルモンバランスを整えるのに有効ですので、普段の食事に積極的に摂り入れてみてくださいね。