毎朝、カミソリで髭剃りをする男性にとって、肌の髭剃り負けに悩む方も多いはずです。
特に、肌の弱い敏感肌の方、そして、乾燥する季節は、髭剃り負けしやすい肌環境を促し、肌が血まみれなんてこともあるかと思います。
外出前に、肌からの出血がなかなか止まらないと、困ってしまいますよね。
そこでこの記事では、髭剃り負けした血の止め方から、その原因や対策までご紹介していきます。
髭剃り負けの血の止め方って?そもそも髭剃り負けとは?
カミソリの髭剃り負けによる、出血の止め方を知る前に、まずは、髭剃り負けについて見てみましょう。
髭剃り負けとは、カミソリによって肌の角質層に細かい傷がつき、その傷から引き起こされる皮膚の出血や痛み、そして痒みなどの症状を指します。
この細かい傷は数日で完治するものですが、その一方で、髭剃りは男性にとっては毎日行う習慣的なものです。
したがって、傷が完治しないまま髭剃りをすることで、髭剃り負けの症状を進行させてしまいます。
また、定期的な交換を怠り、長期に渡ってコンディションの悪いカミソリを使うことは、更に肌へのダメージを大きくします。
特に、敏感肌の方や髭の濃い方は、髭剃りのダメージも大きいため、肌から出血をしたり、痛みを感じやすい傾向にあります。
では、より詳しい髭剃り負けの原因を、次項で見ていきましょう。
髭剃りの出血の止め方とは?まずは出血の原因を知ろう!
カミソリによる髭剃りの出血には、主に二つの原因があります。
①定期的な交換を怠ったカミソリを使う
先にも述べましたが、交換を怠った、不衛生なカミソリを使い続けることは、肌にとって良くありません。
長期間使っているカミソリは、錆び付いたり、切れ味も悪くなります。
それが原因で、肌から出血を招くだけではなく、更にその傷口から細菌を侵入させやすくしてしまいます。
②肌の乾燥
カミソリは、髭だけではなく、肌表面にある角質層も削ってしまいます。
そもそも角質層は、外部のダメージから肌を守る、バリア機能の役割があります。
また、肌の水分を保湿する役割も担っています。
したがって、その角質層を削ってしまうことで、肌は刺激に弱くなり、乾燥しやすくなります。
さらに、髭剃りは毎日行うものなので、ますます肌は傷ついていき、肌の保湿機能も失っていきます。
これが肌からの出血に繋がり、乾燥による痒みなどを引き起こす原因になるのです。
以上が、髭剃り負けによる出血の原因です。
では、出血してしまった場合、どのような血の止め方がより良いのでしょうか?
次項で詳しくご説明していきます。
髭剃りでの出血!正しい血の止め方とは?
髭剃り負けで、肌からの出血が止まらないとき、どのような血の止め方が正しいのか、皆さん知りたいところだと思います。
では早速、出血の止め方についてご紹介していきましょう。
・圧迫止血
一番簡単で有効な血の止め方が、「圧迫止血」です。
切り傷が浅いときは、ガーゼやティッシュなどで抑えて圧迫しましょう。
・冷却しながら圧迫
さらに効果的なのが、ガーゼなどの上から冷却することです。
冷却することで血管は収縮し、血を止めていきます。
ただ、切り傷に氷を直接当てるのは控えましょう。
・オロナインを塗る
止血効果は期待できませんが、あくまでも殺菌効果としてオロナインを塗ることは、おすすめできる処置です。
ただ、これは浅い傷の場合に限り、深い傷の場合には、殺菌成分の強いオロナインが細胞を壊してしまう恐れがあります。
オロナインを塗った際に、痛みなど刺激がある場合は、直ちに中止してください。
以上が、効果的な血の止め方です。
しかし、髭剃りのほとんどは、出勤前や外出前に行われることが多いですから、ゆっくり止血している余裕もないことだと思います。
そういった場合は、とりあえずティッシュなどで圧迫し、止血できてから絆創膏を貼るのが良いでしょう。
髭剃り負けで出血してしまった際は、是非上記を参考にしてみてくださいね。
髭剃り負けしないための予防方法とは?
前項では、髭剃り負けした際の正しい血の止め方をご紹介しました。
しかし、できることなら、毎日の髭剃りは出血させることなく、快適に行いたいですよね。
そこで次に、髭剃り負けしないための予防方法をご紹介していきましょう。
・定期的にカミソリ刃の交換をする
先にも述べた通り、交換を怠ったカミソリを使い続けることは、肌を傷つけやすいカミソリを使い続けることを意味します。
したがって、カミソリ刃は、1~2週間に1度を目安にした交換が必要です。
・カミソリから電気シェーバーに替える
カミソリは電気シェーバーと比べると、摩擦面が大きいために、肌へのダメージも大きくなってしまいます。
一方で、電気シェーバーは、外刃と内刃で成り立っており、この外刃を肌に押し当てることで髭を押し出し、内刃で髭を剃っていきます。
髭を剃る仕組みから分かるように、比較的肌への負担を抑えることができ、敏感肌の方にも優しいので、カミソリが肌に合わない場合は、電気シェーバーに替えるのも良いでしょう。
・シェービングフォームなどを使う
髭剃り負けしないためには、髭剃りの前にしっかりとシェービングフォームを塗ることが大切です。
また、これはカミソリだけに限らず、電気シェーバーの場合も同じです。
忙しい朝だと、どうしても面倒臭くなって敬遠しがちですが、できるだけ塗ることをおすすめします。
以上が、髭剃り負けの予防方法になります。
髭剃り負けしないためには、髭剃り前のひと手間や、定期的な刃の交換が重要で、そしていっそのこと電気シェーバーに替えることも一つの方法です。
肌への負担を軽減!カミソリの正しい髭剃りをご紹介!
これまでに、髭剃り負けの原因や正しい血の止め方、そして髭剃り負けの予防方法をご説明してきました。
では次に、肌への負担をできるだけ軽減させる、カミソリの正しい髭剃りのやり方をご紹介していきましょう。
①髭にお湯を馴染ませる
髭剃りの前に、髭にお湯を馴染ませることで、髭は水分を含んで柔らかくなります。
これをすることで、髭が剃りやすくなり、同時にカミソリ刃への負担も少なくなります。
②シェービングフォームを髭に塗布する
しっかりと髭をふやかしたら、シェービングフォームを塗布していきます。
この際、フォームをよく泡立たせることが大切で、これにより肌へのダメージを軽減させます。
③髭の生えている方向に沿って剃る
髭を剃る際は、まずは、髭の生えている方向に沿って剃るようにします。
最初から逆剃りをしてしまうと、肌を傷つける原因に繋がります。
またこのとき、カミソリ刃に力を入れすぎないように剃っていきましょう。
④剃り残しを逆剃りする
剃り残しがある場合は、逆剃りで処理をしていきます。
ただ、逆剃りはどうしても髭剃り負けを起こしやすいので、軽く剃ることが大切です。
また、剃り残しには、もう一度シェービングフォームを塗ることで、肌への負担を抑えていきます。
以上が、カミソリで髭を剃る場合の、正しいやり方です。
では続いて、髭剃り後のケアを見ていきましょう。
髭剃り後のケアが大事!正しいアフターケアをご紹介!
前項では、肌への負担を極力抑える髭剃り方法をご紹介してきました。
それでは引き続き、髭剃り後のケアのやり方をご説明していきます。
①すすぎ
髭剃りが終わったら、ぬるめのお湯でしっかり洗い流してください。
シェービングフォームなどの洗い残しがないように、十分にすすいでいきます。
②冷水ですすぐ
ぬるめのお湯ですすいだ後は、冷水で肌を鎮静させます。
髭剃り後の肌は、少なからず細かい傷が付いており、軽い炎症を起こしているデリケートな状態なので、この時点で肌を鎮静させてあげましょう。
③保湿
すすぎ終わってタオルで水分を取った後は、化粧水や乳液、アフターシェーブローションなどでしっかりと保湿することが大切です。
ただ、アフターシェーブローションは、殺菌作用があるために刺激が強いので、敏感肌の方や髭剃り負けがひどい場合には、あまりおすすめできません。
以上が、より良い髭剃りのアフターケアです。
上記のことを日頃しっかり行うことで、髭剃り負けによる血の止め方を心配することも、かなり少なくできるはずです。
ただ、やはり朝は忙しくて時間がないことも多いので、上記を参考に、自分に合った方法でアフターケアをしていきましょう。
髭剃り負けをしない環境に
髭剃り負けしてしまうのには、カミソリからの負担が大きいだけではなく、日頃の髭剃りのやり方や、カミソリ刃の交換の怠りが影響していることが分かりましたね。
出血を起こしてしまう髭剃り負けを防ぐには、定期的なカミソリ刃の交換、そして髭剃り前後の十分なケアが重要になってきます。
忙しいとどうしても怠りがちになってしまいますが、できるだけ今回の記事を参考に、髭剃り負けをしない環境を整えていきましょう。