「毎日ちゃんと洗濯をしているはずなのに、靴下の臭いが落ちない!」
このようなことは、特に男性にとってはよくあることで、悩みの種ではないでしょうか。
しかし、ポイントを抑えて、効果的な洗濯や対策をすることで、靴下の嫌な臭いを軽減することができます。
そこで、この記事では、靴下が臭い原因や、効果的な洗濯方法、そして対策について、詳しくご説明していきます。
毎日洗濯しているのに!そもそも靴下が臭い原因は?
毎日しっかりと洗濯していても、靴下の頑固な臭いが落ちない経験は、実際に多くの方がされています。
では、そもそもなぜ靴下は、こんなにも臭くなるのでしょうか?
まず、靴下の臭いには、足の皮膚に存在している常在菌が原因とされています。
この常在菌が異常繁殖することで、足から臭いが発生し、同時に靴下まで臭くなるという仕組みです。
常在菌が活発化する理由には、主に3つの原因が挙げられます。
①汗のかきやすさ
もともと足の裏には、背中にある汗腺のおよそ5~10倍の汗腺が存在しており、その1日にかく汗の量は、コップ一杯分に等しいとも言われています。
特に、男性は女性よりも汗の量が多いので、その汗を放置することで、皮膚の常在菌が汗を分解して、嫌な臭いを発します。
②発達した角質層
足の裏は、全身の体重を支えるために、体の中で最も角質層が発達している場所です。
角質層とは、肌の表面にある皮で、肌の保湿的な役割と、外的な刺激から肌を守る機能を果たしています。
体で不要になった角質は、新陳代謝によって常に垢として排出されます。
したがって、角質層が分厚い足の裏は、それだけ垢の量も多くなるので、汗と同様に分解されることによって、臭いも強くなってしまいます。
③靴・靴下
長時間、靴と靴下を履いていると、通気性のない足の温度は上昇し、発汗しやすくなります。
それが蒸れた状態で維持されると、角質層が剥がれやすくなり、嫌な臭いを発生させます。
以上の原因が、靴下の頑固な臭いの元となっているのです。
この臭いを落とすには、洗濯をする上では漂白剤が欠かせません。
では次に、漂白剤についてご説明していきましょう。
臭い靴下には漂白剤が効果的!漂白剤の種類について
靴下の頑固な臭いを効果的に落とすには、漂白剤が必要になります。
そもそも漂白剤は、洗濯だけでは落ちづらい、頑固な汚れを落とす際に使うものですが、脱臭にも効果的です。
ただ、漂白剤と言っても、使う種類について知っておく必要があります。
・酸素系漂白剤
・塩素系漂白剤
漂白剤には、上記2つの種類があります。
では、それぞれの漂白剤についてご説明していきます。
・酸素系漂白剤
衣類やキッチン回りに使用するものです。
衣類の繊維へのダメージも少ないため、色柄の衣類にも安心して使うことができます。
・塩素系漂白剤
主に、トイレやお風呂などのカビ対策として使用します。
酸素系漂白剤よりも強力な漂白力があり、衣類用には向いていません。
以上が漂白剤の種類になりますが、衣類用には酸素系漂白剤を使ってください。
また、酸素系漂白剤には、以下2種類のタイプがあります。
・液体タイプ
漂白力は比較的弱く、絹やウールなどの繊維に向いています。
また、液体タイプの漂白剤のみでは脱臭効果は薄いため、洗濯洗剤と合わせて使うと効果的です。
・粉末タイプ
液体タイプよりも漂白力は強く、殺菌・消臭作用もあります。
ただ、絹やウールなどの繊維には強すぎるので、使用しない方がベターです。
上記の説明から、靴下の臭い落としには、「粉末タイプの酸素系漂白剤」がより効果的だと分かりましたね。
では、実際の効果的な洗濯方法を見ていきましょう。
靴下の嫌な臭いを撃退!漂白剤を使った効果的な洗濯方法
ここでは、その酸素系漂白剤を使った、効果的な洗濯方法をご紹介していきます。
①40度~60度のお湯を用意する
上記のお湯に、粉末の酸素系漂白剤を混ぜていきます。
この温度によって、漂白剤が熱に分解され、効果的な漂白を促します。
ただし、熱湯を使用するのは避けましょう。
漂白剤の使用量については、以下の目安になります。
お湯1リットル:漂白剤5g
お湯2リットル:漂白剤10g
②つけ置き
その中に、靴下を30分つけ置きします。
お湯が冷めないように、できるだけ蓋をしましょう。
③洗濯機にかける
30分経ったら、いつものやり方で洗濯機にかけます。
④乾燥
半乾きは嫌な臭いの原因になります。
できるだけ部屋干しは避け、外で乾かすようにしましょう。
以上が、漂白剤を使った効果的な洗濯方法になります。
靴下の臭い対策は洗濯以外にも!足の洗い方について
前項では、漂白剤を使った、靴下の臭いにより効果的な洗濯方法をご紹介してきました。
このような臭い対策以外にも、毎日しっかりと足を洗うことで、靴下の臭いも軽減することができます。
まず、足を洗うものとしては、石鹸が一番効果的とされています。
と言うのも、ボディーソープには保湿成分が含まれているものもあるので、逆に汗をかきやすくする場合があります。
また、ミューズ石鹸という高い殺菌効果のある石鹸を使うと、より効果的に足の臭いを抑えることができます。
では、足の効果的な洗い方について、順にご説明していきましょう。
①洗面器で足湯をする
まず、洗面器で足湯をします。
これによって、足の汗や汚れを落としやすくします。
②石鹸で足を洗う
よく泡立てから、指の間や爪のわきまで、入念に洗っていきます。
爪ブラシがある場合は、それも併用して使いましょう。
③水洗い
泡の洗い残しがないように、しっかりと洗い流しましょう。
④タオルでよく拭く
入浴後は、水気を残すことがないように、十分にタオルで拭いてください。
水分が残ってしまうと、その分雑菌が繁殖しやすくなり、足の臭いに繋がります。
以上が、臭いに効果的な足の洗い方です。
毎日丁寧に洗うことで、足の清潔も維持されます。
靴下や足の臭いが気になる方は、是非上記の洗い方を実践してみましょう。
足の臭い対策に!かかとの角質ケアについて
洗濯以外の臭い対策として、足の効果的な洗い方がわかっていただけたところで、臭い足の原因でもある、角質のケアについてご説明していきましょう。
先に述べたように、足の臭いの原因には「常在菌」が大きく関わっており、その常在菌が古い角質を分解することで、臭いを発します。
そのため、かかとの角質をケアすることも、臭い対策には効果的です。
かかとの角質をケアする方法としては、一般的には軽石で削るイメージが強いと思います。
ただ、軽石は力加減が難しく、必要な角質も削ってしまう場合があります。
とは言え、角質層は肌のバリア機能を担っているので、必要な角質まで削ってしまうと、かかとはより分厚い角質を作ろうと働きます。
したがって、軽石よりも角質を安全にケアすることができる、ステンレスタイプや電動タイプのかかとケアがおすすめされています。
・ステンレスタイプ
ステンレス製のフットケアで、繰り返し長く使える特徴があります。
目の細かいタイプもあるので、安心して使うことができます。
・電動タイプ
やすりがローラーによって回転し、角質を削り取る仕組みになっており、短時間でケアが可能です。
値段はステンレスタイプよりも高価ですが、リーズナブルなものも多いです。
上記が、おすすめされているかかとケア商品のタイプです。
自分に合った角質のケアをして、靴下の臭い対策をしていきましょう。
洗濯や足のケア以外にも!除菌スプレーやインソールで対策
これまでに、靴下の臭い対策として、効果的な洗濯方法や、足の洗い方、そして角質のケアについてご説明してきました。
基本的には、足を清潔に維持することが重要で、臭いを落とすには漂白剤を使って洗濯をすることがベターです。
また、上記以外にも、足の臭いを対策する方法はあります。
では、その対策方法についてご紹介していきましょう。
・足用の除菌スプレー
臭いの元となる細菌対策には、足用の除菌スプレーが効果的です。
その中で、主に3種類のスプレーがあります。
・足タイプ
・靴下タイプ
・靴タイプ
上記のように、スプレーをかける部位によって種類が分かれていますが、いずれも持ち運びが可能な携帯タイプもあるので、外出前は勿論、気になるときに使うとより良いでしょう。
・インソール(靴の中敷)の交換
靴のインソールはに、汗を吸収する機能があります。
しかし、インソールの交換を怠ると、細菌が繁殖しやすい温床になります。
最近では、殺菌効果のある中敷も豊富に増えてきていますから、是非活用してみてください。
靴下の臭いの原因から対策を
靴下の臭いを効果的に落とすには、漂白剤をうまく使った洗濯が良いことが分かりました。
また、靴下の臭いを抑える対策としても、毎日の足の洗い方や、かかとの角質ケアなどから、臭いの原因である足のケアを行うことが重要です。
その他の対策にも、足の除菌スプレーやインソールの交換など、自分に合った対策方法を取り入れてみてくださいね。