鏡を見るたびに、ふと気になる白髪。
数本であるなら抜いてしまいたくなりますが、良い方法とはいえません。
白髪はぬくのではなく、切りましょう。
切り方のコツや、白髪の予防方法などを、お伝えします。
身だしなみを整えて、いい男を目指しましょう。
なぜ白髪を抜いてはいけないの?
白髪の切り方のコツをお話する前に、白髪を抜いてはいけない理由を見ていきましょう。
先ほども少し触れましたが、白髪を抜くと頭皮へのダメージが起こります。
毛細血管と繋がっている毛根から力強く白髪を抜くと、場合によっては出血も伴います。
するとそこから細菌が入り、炎症を起こしてしまうのです。
こうした頭皮トラブルを避けるためにも、白髪を見つけても、抜いてはいけません。
抜いてしまうと、毛根へのダメージもあります。
1つの毛穴からは何本かの髪の毛が生えているため、毛根にダメージが加わると、白髪以外の髪の毛にも影響が出てしまうのです。
白髪を抜けば、あらたに黒髪が生えてきそうな気もしますが、実際は白髪の生えていた毛根からは、白髪しか生えてきません。
また、軽視できないのが、『脱毛症』です。
白髪を抜くことがクセになって、何度も抜き続けると髪の毛自体が生えてこなくなります。
白髪といえども、大切な髪の毛であることに変わりはないのです。
髪を切るときに白髪も切ってもらう
みなさんは髪の毛を切るとき、床屋や美容室で髪の毛を切っているでしょうか。
数本の白髪であれば、髪の毛を切るこのタイミングで、美容師さんに白髪を切ってもらいましょう。
ご自身では見えにくいところの白髪も、切ってもらえますよ。
ただ、頻繁に髪の毛を切りに行くことは、そう多くないですよね。
そして、気になる白髪は、早く対処したいものです。
では、ご自宅で簡単に、ご自身で白髪を切る方法を次項でご紹介します。
用意する道具は、ハサミです。
ハサミを使って切ってみましょう。
しかし、実際にハサミで白髪を切ってみようとすると、1本の白髪を限定して切ることは、意外と難しいことです。
切るはずのない黒い髪の毛まで切ってしまいそうになりますよね。
ハサミでの切り方のコツをお伝えしますので、実践してみてください。
ハサミでの切り方は片方の刃だけ使うのがコツ
では、ハサミで白髪を切るときのコツをお話しします。
ハサミは、文房具のものではなく、ヘアカット専用のハサミで切ることをおすすめします。
文房具のハサミとは切れ味が違うので、髪へのダメージを極力抑えて切ることができますよ。
ドラックストアやホームセンターなどで、購入することができます。
①切りたい白髪を、利き手ではないほうの手を使って、ピンと張らせるようにつまんでください。
②利き手に持ったハサミを、髪の毛の中に入れます。
③ハサミの片方の刃だけをあてて切りましょう。
イメージとしては、ハサミをカッターのように使います。
ピンと張っているものでしか切れない、ハサミの特徴を利用した切り方です。
黒い髪の毛を巻き込んだとしても、ピンと張った白髪だけ切ることができます。
ハサミで上手に白髪が切れても、中途半端な長さでは目立ったままですよね。
白髪が目立たないようにするためには、白髪の根元から切りましょう。
ハサミ以外でも、シザー(カミソリ)で切るかたもいらっしゃいますが、ご自身で切るには、少々難易度が高いです。
目立ってきた白髪は染めよう
ハサミでの白髪の切り方は、マスターできたでしょうか。
少し慣れるまでは難しいかもしれませんが、コツを掴むまで頑張ってみてください。
髪の毛全体のうち、数本の白髪であればハサミで1本1本切れば目立たなくなります。
しかし、白髪をたくさん切るような量になったら、白髪染めを検討してみましょう。
それほど広範囲ではなければ、髪へのダメージの少ない、ヘアマニキュアやヘアトリートメントで白髪を染められます。
広範囲まで白髪があるのであれば、髪へのダメージは否めないですが、全体を白髪染めできるヘアカラーが良いでしょう。
ここで注意点があります。
ヘアカラーには、黒髪用のものと、白髪染用のものがあるということです。
黒髪用のヘアカラーは、髪の毛の脱色を目的としているため、髪の毛を染める効果がやや劣ります。
一方、白髪染用のヘアカラーは髪の毛を染めることが目的のため、白髪であってもしっかりと染めることができるのです。
また、急に出かけることになったり、人と会うことになったときに応急処置として、ヘアマスカラで一時的に白髪を目立たなくさせる方法もあります。
もみあげの切り方のコツ
髪の毛の中にある白髪も気になりますが、もみあげの白髪も気になりますよね。
全体の髪の毛はさほど伸びていないけれど、もみあげだけ伸びていることもあります。
伸びれば伸びるほど白髪は目立ちます。
そんなときは、もみあげを整えてみましょう。
【用意するもの】
・ヘアピンなど
・くし
・ヘアカット用のハサミ
・電気シェーバー
①もみあげ以外の髪を間違って切らないように、ヘアピンなどを使って耳まわりの髪をまとめておきます。
②電気シェーバーを使って、もみあげまわりの無駄毛を剃りましょう。
③くしで、後ろから前にもみあげをとかします。
切り方ですが、もみあげの輪郭から出ている部分をハサミで切りましょう。
④今度は、くしを使って前から後ろにとかします。
同じように、もみあげの輪郭からはみ出ている部分をハサミで切っていきます。
この方法で、もみあげを整えることができるでしょう。
厚みを調整したい場合は、すきバサミを使います。
注意していただきたいのは、一気に切ってしまわないことです。
縦にすきバサミを入れてすきますが、一度ハサミを入れたらその都度くしでとかしてみましょう。
これを何度も繰り返していきます。
コツは、ゆっくりと慎重に行うことです。
失敗しにくくなりますよ。
眉毛の切り方のコツは慎重に整えること
白髪は、髪の毛だけに生えるものではありません。
眉毛などにも、白髪が混じってきますよね。
最後に、こうした場所のお手入れ方法を、お話しします。
▽眉毛
眉毛のお手入れをしたことがないかたは、慎重に行いましょう。
【用意するもの】
・アイブロウペンシル
・眉毛コーム
・眉毛用のハサミ
・眉毛シェーパー(なくてもOK)
①はじめに、眉毛ペンシルを使って完成形の眉毛の形を書きましょう。
②眉毛コームとハサミを使って、眉毛全体の長さを整えてください。
切り方は、コームで下から眉毛をすくい、はみ出た部分ををハサミで切ります。
③①での形で、切るべき部分と、剃る必要のある部分を判断します。
ここでの失敗しないコツは、はじめにハサミで切ってから、シェーバー等で剃ることです。
一気に眉毛が無くなってしまうことを防ぐことができます。
眉毛を整えたことで薄くなった部分は、アイブロウペンシルで書き足しましょう。
このとき、自然になるように書き足しましょう。
身だしなみを整えてイメージアップ
年齢とともに白髪が出てくることは自然なことです。
しかし、それを放置するのかしないのかで、印象も違ってきますよね。
印象でいえば、伸びてきた眉毛や髭のお手入れも同じことがいえるでしょう。
第一印象を良くするためにも、こうした身だしなみは大切なことです。