男性にとって、毎日欠かせない習慣となっている、「髭剃り」ですが、カミソリを使用している方は多いのではないでしょうか。
カミソリで髭剃りをしていると、カミソリ負けなどの肌荒れの問題が出てくる方もいらっしゃるでしょう。
そういった、髭剃りによる肌荒れなどの悩みをお持ちの方のために、ここでは、正しくカミソリで髭剃りをするためのコツをご紹介していきます。
カミソリで髭剃りをするのに良いタイミングとは?
「朝は時間がなくて、忙しいから」と言って「夜の入浴中に髭剃りをする」という男性も、いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、夜は、一日働いた体や頭と同じように、肌も疲れているので、とても傷つきやすくなっています。
そのうえ、浴室などで剃った場合、湯船のお湯などから傷に雑菌も入ってしまう可能性もあるので、避けた方が良いでしょう。
そのため、夜ではなく、朝に剃った方が良いと言われています。
朝のうちでも一番効果的な時間は、起床後の10~20分後とされていて、顔のむくみが取れた頃に行なうことをおすすめします。
朝に髭剃りをした方が良いというのは、一晩眠った後なので、肌の修復も終わり、血行やハリも良く、肌を傷めにくくなっているためです。
髭剃りをする時間を考えることが、カミソリで髭剃りをする際の最初のコツとも言えるでしょう。
髭剃り前にもコツがある!カミソリを持つ前に行なうこと
朝の忙しい時間に、髭剃りをするだけでも時間がかかるものですが、カミソリで髭を剃る前に、やっておいた方が良いことがあります。
●軽く洗顔をして、皮脂や汚れを取り除き、肌を整える
洗顔もせずに、いきなりシェービング剤を塗ることなどは、してはならないことです。
●蒸しタオルを顔にのせるか、ぬるま湯ですすぐなどをして、毛穴を開かせる
●シェービング剤を髭につける
根元まで浸透させて、髭をふやけさせるために、シェービング剤を髭につけてから30秒ほど置きましょう。
髭剃り前の洗顔や毛穴を開かせるための蒸しタオルは、肌を傷つけないようにする正しい髭剃りの仕方の重要なコツとなります。
「面倒だし、時間がないから」と言って省くことのないように、毎朝の習慣として行なうようにしましょう。
次章では、本題の「正しい髭剃りの仕方」に入る前に、シェービング剤の種類についてご説明します。
髭剃りに必須!シェービング剤の種類とは?
先ほどお話しした、髭剃りをする前に行なうことの中でのコツともなるのが「シェービング剤」です。
シェービング剤は、大きく分けて4種類に分かれるので、それぞれの特徴と一緒にご紹介していきます。
●ジェルタイプ
つけてから何分か置いておくと、髭がやわらかくなります。
また、透明なので、肌につけた時に、剃ろうとしている部分が見えやすいので、安全です。
髭剃りに慣れていない方には、特におすすめのシェービング剤です。
●泡(フォーム)タイプ
シェービング剤の定番で、肌にしっかりと密着するので、髭剃り中に落ちてくることがありません。
カミソリのダメージからも泡が守ってくれるので、肌荒れを防ぐことが可能です。
●オイルタイプ
少量でも伸びが良いので、コストを抑えることもできます。
オイルをつけることで、カミソリの刃が滑りやすくなり、力を入れなくてもスムーズに剃れるので、カミソリ負け防止にも効果的です。
●クリームタイプ
シェービングクリームには、保湿成分がたっぷり含まれているので、スキンケアを重視する方におすすめです。
値段は、比較的高めになりますが、肌のケアを大切にしたい場合は、使ってみるのも良いでしょう。
これらのように、シェービング剤には種類があり、選ぶ際には迷うかもしれませんが、まずは、自分に合うタイプのものを探してみましょう。
今さら聞けない髭剃りのコツ!正しい剃り方をご紹介!
それでは、いよいよカミソリを使った「正しい髭剃りの仕方について」に入ります。
先ほどご紹介したような、カミソリを持つ前の準備として、シェービング剤をつけるところまで一通り終わったら、カミソリを持って剃っていきましょう。
シェービング剤によって、髭がやわらかくなったら、まず、余分な力を入れずに、頬の上からあごにかけて、髭の流れに沿って剃り落としていきます。
最初から逆向きに刃を当ててしまうと、必要以上の抵抗力が生まれ、皮膚が引っ張られることになります。
引っ張られた皮膚は、髭と一緒に剃られてしまう可能性が高く、カミソリ負けにつながります。
全体的に、上から下へと剃り落としたら、剃り残しがある所をみつけ、今度は下から上に逆剃りをしていきます。
この際には、再度、剃る部分にシェービング剤をつけて剃りやすくし、肌へのダメージを抑えることがコツとなります。
また、髭剃り中は、剃る度にカミソリの刃を頻繁にすすぎ、常に清潔な刃の状態にして剃るようにすると良いでしょう。
これらが、正しく髭剃りをするために行なっていただきたいコツになります。
次章では、カミソリで髭剃りをした後に行なった方が良いとされる、健康な肌を守るためのコツをご紹介します。
カミソリで髭剃りをした後に!さらに肌を守るためのコツとは?!
前章でご紹介したように、正しい髭剃りの仕方で髭剃りをした後にも、行なった方が良いことがあります。
髭剃りによる肌荒れを防ぐコツとも言えるでしょう。
まず、髭剃りが終わったら、肌に付着したシェービング剤や、髭をしっかりと洗い流します。
冷水で洗うことにより、毛穴が引き締まるので、かゆみや赤みを抑えることができるでしょう。
そして、洗顔後には、化粧水やアフターシェーブローションをつけて肌の調子を整えましょう。
アフターシェーブローションには、アルコール成分を含むものが多いため、カミソリで髭剃りをした後の肌には、ヒリヒリ感じる方もいらっしゃるかもしれません。
肌が敏感な方は、アルコール成分の入っていない化粧水を使用することをおすすめします。
しかし、ただ化粧水をつけただけでは、肌の水分はすぐに蒸発し、乾燥してしまいます。
そのため、乳液や美容液で保湿することも必要になります。
男性にとって、乳液というと女性が使うものと思われる方が多いのではないでしょうか。
しかし、乳液などをつけて、しっかりと髭剃り後の肌の調子を整えることで、次回の髭剃り時まで肌のコンディションを良くしておくことも可能になるので、ぜひ、試してみましょう。
健康な肌を維持するために!カミソリの扱い方のコツ
これまで、カミソリを使って髭剃りをする際の正しい方法やコツについてお話をしてきましたが、肌荒れのない、健康な肌を保つためには、気をつけた方が良いことがまだあります。
それは、髭剃りに使う道具である、「カミソリの取り扱い方」です。
髭を剃り終わった後のカミソリは、「乾燥させて清潔を保つこと」がカミソリの刃を長持ちさせるポイントです。
お風呂場などに置いたままにする方も多いかもしれませんが、お風呂場やトイレなど、湿気の多い所に置くのは避けましょう。
そうすることにより、雑菌がついたり、サビがついて劣化を早めることの大きな原因となります。
十分に水気を切ってから、風通しが良く、湿度の低い場所に保管するようにしましょう。
また、髭剃りに重要となる替え刃の交換も、忘れてはならない重要なことです。
カミソリの替え刃の交換時期としては、「約2週間」が目安とされています。
もし、2週間経っていなくても、切れ味が悪くなったり、刃がサビてきてしまった場合は、すぐに交換することをおすすめします。
交換時期が過ぎた替え刃のままで使用していると、剃り残しがあったり、肌荒れを起こす原因となりかねません。
健康な肌を保つためには、このように、髭剃りに使用するカミソリの状態も良くしておくことが大切です。
髭剃りにおける正しい習慣を身につけよう!
髭剃りによる肌荒れを防ぐためには、正しい髭剃りの仕方をすることが大切です。
しかし、それだけではなく、ここでご紹介したような、髭剃り前や後に行なった方が良いことも、習慣に取り入れていくと良いでしょう。
また、髭剃りに欠かせない、カミソリの状態を清潔に保つことも、肌を健康に保つために重要なことです。
カミソリの刃を清潔に保ち、替え刃の交換時期がきたら、速やかに交換をするようにしましょう。