「ダイエットで食事制限をしているのに、痩せない!」とお悩みの方はいませんか?
なぜ、食事制限しているのにも関わらず痩せないのでしょうか。
ここでは、食事制限をしているのに痩せない本当の理由や、ダイエット中のおすすめの食事や運動法なども一緒にご紹介していきます。
食事制限しているのに痩せない!その原因は?
食事制限をしている方の最終目標はなんでしょうか。
それは、「痩せること」だと思います。
食事制限は、ダイエットとしては効果が現れやすく、手っ取り早い方法です。
しかし、いくら食事制限をしても痩せないことがあります。
なぜ、このようなことが起こってしまうのでしょうか。
1番に考えられることは「消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が上回っている」ということです。
つまり、食事制限をしているといっていても実際は食べてしまっているパターンですね。
食事制限といっても、どの程度制限するのかは人によって異なるでしょう。
例を挙げれば、3食のうち1食をサラダだけにしたり、または炭水化物を抜いたり、あるいは夜は食事をとらないなどの方法があります。
しかし、これまで食べていた食事を抜くタイプのダイエットをしたことがある方は分かるかと思いますが、食事を抜くと次の食事までに大変お腹が空きます。
そうなると、次の食事でついつい食べ過ぎてしまうものです。
結果としてカロリーオーバーしてしまい、「痩せない!」ということになっている可能性が考えられます。
過度な食事制限をしていると痩せないどころか太りやすい身体に!?
食事制限をしている方の中で、無理なダイエットを行っている方はいませんか?
実は、無理な食事制限を続けると身体の栄養が不足し、痩せないどころか太りやすい身体になってしまう恐れもあります。
もし必要な栄養素がなくなると、飢える危険があると身体が勘違いして防衛本能が働き、エネルギーを使わず、脂肪も燃やさないようになります。
また、不足した分のエネルギーは筋肉を分解することで補うようになります。
筋肉量は基礎代謝と密接に関係しますから、筋肉量が減ってしまえば痩せにくく太りやすい身体へと変化してしまうのです。
この状態を飢餓状態といいますが、飢餓状態になると少量の食事でもエネルギーとして吸収し、身体に蓄積する働きが生まれます。
そのため、なかなか痩せないという結果になってしまうのです。
無理なダイエットは、身体を壊す原因にもなり危険です。
ダイエットで避けられがちな糖質・脂質・タンパク質は、生きるために必要不可欠な三大栄養素とよばれるものです。
いくらダイエットで痩せたからといって、不健康に痩せたのでは本当のダイエット成功とはいえないでしょう。
食事制限をしても痩せないのは塩分を摂り過ぎている?
塩は、私たちにとって必要不可欠な栄養素ではありますが、過剰に摂取するとむくみの原因となります。
塩分を過剰に摂取すると、身体の塩分濃度を一定に保とうという働きが生まれ、細胞間に水分を溜め込みます。
人によっては、むくみによって体に数キロも水を溜め込んでいるケースもありますから、ダイエットにおいてむくみは軽視できない問題といえます。
もし、食事制限をしているのに痩せないという場合は、塩辛い食べ物ばかり食べている可能性があります。
厚生労働省では、男性が1日に摂取してよい塩分量を「8グラム未満」としています。
特に、ラーメンやカップスープなどのインスタント食品には多量の塩分が含まれていることも多く、知らず知らずのうちに塩分過多となっていることもあります。
ダイエットとして、ローカロリーのスープ春雨などを食べている方も多いかもしれませんが、これらのインスタント食品には塩分が多量に含まれているので、避けたほうがよいでしょう。
食事制限ダイエット中のおすすめのメニュー
食事制限ダイエットをするときは、ローカロリーのものや単品のものを食べてしまいがちですが、しっかりとバランスのよいメニューを考えることが大切です。
おすすめのメニューとしては、ふんだんに野菜を使ったサラダと、それにプラスしてタンパク質を摂ることがおすすめです。
タンパク質でおすすめなのは、低カロリーな鶏の胸肉やささみの他に、豆腐や納豆などの大豆食品もおすすめです。
摂りたい野菜といえば、ごぼうは食物繊維が豊富で腹持ちも良く、ダイエット中になりがちな便秘の予防にも効果的です。
また、ごぼうのようなよく噛んで食べる食材は、脳の神経が刺激され早くお腹が満たされるため、ダイエットには最適な食材なのです。
基本的に食事制限をするときは、極端に食べる量を減らさないように心がけましょう。
過度な食事制限は筋肉量を低下させ、痩せないどころか太りやすい身体に変化させてしまう原因です。
また、食事を摂る際には、よく噛んで食べるようにしましょう。
食事をすると血糖値が上がりますが、その上昇を抑えるためにインスリンという物質が分泌されます。
よく噛まずに早食いをすると、血糖値の急上昇に繋がり、インスリンが多量に分泌されてしまいます。
インスリンは太るホルモンともいわれるので、このインスリンの分泌を抑えるためにも、よく噛んでゆっくり食べるようにしてください。
食事制限ダイエット中のおやつにおすすめな食材
食事制限ダイエットをしているとき、どうしてもお腹が空いてしまうことありますよね。
そんなとき誘惑に負けて、ドカ食いをしてしまう人も少なくありません。
そうならないためにも、なるべく空腹にならないようにすることが大切です。
食事制限中でもおすすめなおやつがいくつかありますので、ご紹介していきます。
●ナッツ類
ナッツ類は、糖質が低く栄養価が高いものが多いです。
特にアーモンドには、ビタミンEや食物繊維が豊富に含まれており、少量でも満腹感を得ることができる食べ物といえます。
ただし、カロリーが高いので、食べすぎるとカロリーオーバーで痩せないなんてことに繋がりかねませんから注意しましょう。
●乳製品
チーズやヨーグルト(無糖)には、糖質が少なくカルシウムが豊富に含まれています。
また、少量でも腹持ちがよく、おやつに最適な食べ物であるといえます。
●プロテイン
プロテインはタンパク質を主成分とした栄養補助食品ですが、ダイエット中のおやつとしてもおすすめです。
プロテインは、水に溶かして飲むタイプやプロテインバーなどもありますから、ご自分のお好きなものをチョイスしましょう。
食事制限だけでは痩せない!?食事制限プラス運動がダイエットのカギ
ここまで、食事制限をしているのに痩せない理由や、食事制限に向けた食事法をご紹介してきました。
食事制限をしているのに痩せないという方は、以上のことが原因かもしれません。
そして、食事制限の他に、ダイエットをする上で重要なことがあります。
それは、「運動」です。
特に男性の場合、有酸素運動よりも筋トレがおすすめです。
男性は女性に比べると筋肉量が多く、筋肉もつきやすいです。
筋トレによって筋肉がつくと、「基礎代謝」が上がります。
基礎代謝は、生命活動をする上で勝手に消費されるエネルギーのことをいいます。
つまり、何もしていなくても消費されるカロリーのことです。
筋トレによって基礎代謝が上がれば、消費カロリーもおのずと増えることになり、より効率的にダイエットを成功させやすくなります。
筋トレはジムに行かなくても、自宅でできる簡単なものから始めてみましょう。
そして、継続することが大切です。
筋トレを継続して続けることで、痩せやすく太りにくい身体へと変化させることができます。
なにより、食事制限だけで痩せるよりも健康的に減量することができますので、食事制限にプラスして運動も取り入れてみましょう。
食事制限で痩せないのには理由がある
「食事制限をしているのに全然痩せない」という方は、必ず原因があります。
ここでご紹介した原因を見ながら、ご自分に当てはまるものがないのか、確認してみましょう。
また、食事制限だけでなく適度な運動もダイエットを成功させるカギです。
運動で代謝アップを図り、痩せやすく健康的な身体を手に入れましょう。