髭剃りに両刃カミソリを使って床屋のような剃り心地を再現!

床屋で髭剃りを行ってもらった経験がある方は分かると思いますが、剃ってもらったあとはびっくりするほどツルツルになります。

これは熟練の技であり、通常私たちが使用しているカミソリでは成すことはできません。

でも、自宅でも床屋のような仕上がりに近い髭剃りができたらといいと思いますよね。

ここでは、床屋のように剃れるおすすめのカミソリについてご紹介していきます。

床屋で髭剃りに使っているカミソリは使いこなせるか

床屋が髭剃りに使うカミソリは、一般的なT字型のカミソリと違って、ナイフのような形状をしています。

こういったカミソリは、基本的には専門業者によって販売されているため、ドラッグストアなどで購入することはできません。

しかし、現在ではインターネットで購入することもできます。

とはいえ、ご自分で床屋と同じような技術で剃れるかといったら、難しい話になるでしょう。

というのも、床屋の修業は、まず自分で道具を研ぐことから始めます。

この研ぐ作業は、毎日熟練の方の指導のもとで練習したとしてもマスターするまで2年ほどかかるとわれており、一般人が自己流で習得するのには到底無理があるのです。

また、初期費用にも多額の金額がかかります。

床屋で使うようなカミソリは、安くても1万円前後しますし、またカミソリのほかに砥石とナクラというものが必要になります。

さらに、刃を研ぐための皮が必要になるため、初期費用だけでも4~5万円程度かかるでしょう。

このような理由から、プロが扱うようなカミソリは到底おすすめできるものではありません。

しかし、床屋のような剃り心地が味わえるほど剃り味がよい、市販されているカミソリもあるのです。

次に、そのカミソリについてご紹介していきましょう。

床屋で髭剃りを行ったような剃り心地!両刃カミソリって

現在、複数刃が主流となっているカミソリですが、昔ながらの1枚刃カミソリを愛用している方が増えてきています。

この1枚刃のカミソリを「両刃カミソリ」と呼びます。

両刃カミソリとは、ホルダーという本体のヘッド部分に、両端に刃がついている1枚刃を装着して使用するカミソリのことを指します。

近年では、もっぱら複数刃のカミソリが主流となってきましたが、数十年前まではこの両刃カミソリが一般的でした。

そして、両刃カミソリは、現在販売されているカミソリのようにスキンガードやジェルなどがついておらず、また首振り機能や刃が振動するといった機能もありません。

そのため、使い始めは取り扱いが難しく、慣れるまで肌を傷つけてしまうこともあり、丁寧に髭剃りを行わなくてはなりません。

そのため時間や手間がかかります。

しかし、両刃カミソリはなんといっても、その優れた切れ味が特徴です。

時間や手間はかかるものの、他のカミソリと比べると最も深剃りを得意とするカミソリになります。

両刃カミソリを使いこなすことができれば、床屋で髭剃りを行ったような、スベスベの肌を実感できるでしょう。

また、カートリッジ式の替刃と比べると、非常に替刃が安いこともメリットであり、替刃もほぼ世界共通で流通しているため、どのタイプの替刃も使用できるという特徴もあります。

両刃カミソリの使い方

両刃カミソリを使いこなせるようになると、床屋で髭剃りを行ったような滑らかな肌を実感することができます。

しかし、非常に切れ味がよいので、いつも使っているカミソリと同じ感覚で髭剃りを行ってしまうと、肌を傷つけ流血してしまう恐れがあります。

ここでは、両刃カミソリの使い方について解説していきましょう。

1.髭を柔らかくする

両刃カミソリを使用する前の始めの手順として、髭を柔らかくすることから始めます。

その際、お湯で顔を洗ってもよいですし、時間があれば蒸しタオルで髭を覆い柔らかくしておきましょう。

髭を柔らかくすることで、髭剃りのつっかかりがなくなりスムーズに髭剃りを行うことができます。

2.シェービングクリームを塗る

シェービングクリームは潤滑剤代わりになり、肌への負担を大きく軽減するものですから、必ず使用しましょう。

使い方は、シェービングクリームをまんべんなく髭につけるようにします。

シェービングクリームを塗ったら、時間が経つほど髭に浸透して柔らかくなります。

ですから、まずは硬い髭(鼻下やもみあげ)から塗り、その部分は最後に剃るようにしましょう。

3.両刃カミソリで髭剃り

シェービングクリームを塗ったら、いよいよ両刃カミソリで髭を剃っていきます。

その際、上から下へ向けてカミソリの重みで髭を落とすようなイメージで剃りましょう。

間違っても、カミソリを肌に押しつけるような剃り方はよくありません。

4.シェービングクリームを落としてケアを行う

髭を剃り終わったら、シェービングクリームをしっかり洗い流し、化粧水や乳液でしっかりと肌を保護します。

以上が両刃カミソリの使い方になります。

両刃カミソリを使って床屋のように髭をきれいに仕上げるコツ!

両刃カミソリはなんといっても、鋭い切れ味が特徴のカミソリです。

なるべく肌への負担をかけず、また、床屋で髭剃りを行ってもらったような仕上がりにするコツをお伝えしていきます。

通常、カミソリを使用する際は肌の上を滑らせて髭を剃っていきますが、両刃カミソリで一気に剃るにはいくらか慣れが必要になるでしょう。

使い始めたばかりの初心者であれば、まずは軽い力で一度のストロークを短く、細かく剃っていきましょう。

また力を入れないように剃るためには、ホルダーの持ち方も工夫しなければなりません。

両刃カミソリを持つときは、親指と他の指で挟むように持つのが正しい持ち方です。

その際、人差し指と親指の間に空間が生まれるようにすると、力を均一に維持しやすくなります。

また、カミソリを動かす際は、手首の力だけで剃り上げるのではなく、腕を使って剃りましょう。

手首の力だけで髭剃りを行うと、どうしても力にムラが出やすく、肌を傷つける原因になります。

以上のことを注意しながら、髭剃りを行ってみてください。

慣れない始めは難しいと感じるかもしれませんが、慣れれば床屋のようなきれいな仕上がりが可能になります。

おすすめの両刃カミソリ

両刃カミソリは扱いにくく、初心者には難しい点がデメリットではありますが、その中でも入門者向けとなる両刃カミソリがあります。

ここでは、おすすめの両刃カミソリをご紹介していきます。

●ミューレ:TRADITIONAL クラシックレイザー・クローズドコム メタル R89

ホームページにも「数回の髭剃りで上手に剃れるでしょう」とあるように、初心者向けの両刃カミソリであることが分かります。

快適な使い心地と、美しい見た目は世界的に高い評価を得ており、クロムメッキで仕上げれたカミソリは非常に高級感が漂います。

参考価格:¥ 6,804

●メルクール:両刃ホルダー 334C

メルクールは安定感のある適度な重みがあり、初めてでも髭剃りが行いやすいと評判の両刃カミソリになります。

ホルダーの重さに任せて滑らせるように髭を剃れば、床屋のようにスベスベの仕上がりになるでしょう。

こちらも、クロムメッキ仕上げですので、高級感があり、長く使用できるカミソリです。

参考価格:¥ 5,980

髭剃りにおすすめな両刃カミソリの替刃は?

両刃カミソリは本体であるホルダーも重要ですが、剃り味を分ける替刃も重要だと感じます。

通常のカミソリはメーカー専用のホルダーと、その専用の替刃にしか交換することができません。

しかし、最初にもお話したように、両刃カミソリの替刃はほぼ世界共通の規格であるため、外国製であっても使用することができるのです。

つまり、いくつもの替刃の選択肢があり、自分に合う刃を選ぶことができます。

切れ味を大きく変える替刃の中で、おすすめの替刃をご紹介していきます。

●フェザー

日本製であるフェザーは、数ある替刃の中でも最も切れ味のよい刃といってもよいでしょう。

ステンレス製でできた刃は、非常に鋭く、濃い髭も難なく剃り落とします。

慣れれば床屋のようにツルツルとした仕上がりになることは望めますが、その切れ味のよさゆえ、肌を傷つけて流血する恐れがあります。

切れ味は抜群ですが、両刃カミソリに慣れていない初心者は避けた方が無難といえるかもしれません。

●シャーク

インターネットでも販売数が多く、手に入れやすい替刃の1つです。

価格も安いため、髭剃りのコストを抑えたい方におすすめの替刃です。

ただし、耐久性が悪く髭の濃い男性には不向きです。

●Wilkinson Sword

フェザーに比べると剃り味は滑らかな印象です。

オールラウンド的替刃といってよいでしょう。

バランスがよいため、初心者にもおすすめできる替刃になります。

両刃カミソリでツルツルの肌へ

両刃カミソリは、深剃りが得意な反面肌を傷つけやすいというデメリットがあります。

そのため、使用する際は必ずしっかりとした事前準備を行い、正しい方法で髭剃りを行いましょう。

両刃カミソリを使いこなすことができるようになれば、毎日気持ちよく髭剃りを行うことができます。

両刃カミソリを使いこなして、ツルツルの肌を手に入れてみてくださいね。