髭剃りで肌が痛い!肌荒れする原因と痛みの解消法

髭剃りのあと、カミソリ負けを起こし肌がヒリヒリと痛むことがありますよね。

その状態を放っておいたり、繰り返し髭剃りを行うと、赤みやかぶれなどの肌荒れを引き起こすことがあります。

ここでは、髭剃りでなぜ肌荒れが起こるのか、また痛いときの解消法についてご紹介していきます。

髭剃り後肌が痛いのはなぜ?肌荒れの原因とは

「髭剃りすると肌が痛い!」そんなことありませんか?

これは、肌表面を傷つけていることが原因です。

特に髭剃りに使用する「カミソリ」は、肌に直接刃が触れるため、髭を剃るときに肌の表面まで削り取ってしまうことになります。

たとえ、見た目に変化がない状態であっても、肌は傷ついているため、その傷口に雑菌が侵入しやすくなります。

傷ついた肌に雑菌が侵入すると、肌が炎症を起こします。

これがいわゆるカミソリ負けです。

特に、体が疲れていたり肌の水分量が足りていないと、肌のバリア機能が低下し雑菌に負けてしまいます。

日ごろから誤った髭剃りを行っていると、肌の表面を傷つけていることになりますから、ニキビや赤み、湿疹などの様々な肌荒れのリスクが起こりやすくなります。

肌荒れを放置すると、いずれ色素沈着を起こし、シミになる可能性もあります。

肌が荒れてしまう原因は、誤ったカミソリの使い方と髭剃りの方法を行っているかもしれません。

ここでは、肌へ負担をかけない正しい髭剃りについて解説していきます。

肌荒れを引き起こさないために!道具選びから見直す

髭剃りに使用するものは主に「カミソリ」か「シェーバー」になりますが、まずは道具から見直してみましょう。

特に、肌に直接触れるカミソリは安いものではなく、多少高くても品質のよいものを選ぶことが重要となります。

安いカミソリは大体1枚刃~2枚刃のものが多いですが、高くて品質のよいカミソリは、4枚刃~5枚刃と刃数が多くなっています。

刃の枚数が多いほど、1枚の刃にかかる負担を減らすことになりますので、肌への圧力も分散され肌にダメージを与えにくくなります。

また単純に考えて、歯の枚数が多い方が一回のストロークで髭をきれいに剃ることができるので、剃り残しがしにくくなります。

剃り残しがしにくいということは、カミソリを何度も肌に当てる必要がなくなりますから、当然肌によいことが分かりますね。

また、カミソリにも寿命があります。

一般的に、使い捨てカミソリよりも替刃式のほうが刃の品質がよいとされています。

また使い捨てカミソリは、一度の使用で破棄することを前提として作られているため、1回使用すれば剃り味も落ちてしまいます。

しかし、剃り味が悪くなったカミソリでも、力を入れれば髭は剃れてしまいます。

髭剃り後に肌荒れを起こしたり、肌が痛いという症状が現れてしまう方は、もしかしたらカミソリの刃の寿命が原因かもしれません。

もし、使用しているカミソリで肌へのつっかかりがあったり、剃り残しが多くなったと感じたら、すぐに交換することをおすすめします。

髭剃りで肌が痛い方に!カミソリの正しい剃り方

髭剃りをカミソリで行うという男性の方は、痛みや肌荒れを起こさないためにも正しい剃り方を覚える必要があります。

ここでは髭剃りの基本を解説します。

1.髭を湿らせる

まず、顔全体をぬるま湯または水で湿らせて、柔らかくします。

髭は水分を含むと柔らかくなるので、カミソリの滑りがよくなります。

2.シェービング剤を塗る

乾燥したままの肌に直接カミソリの刃を当ててしまうと、痛いどころか肌荒れの原因になります。

髭剃りの前には、必ずシェービング剤を塗りウェット剃りをましょう。

3.軽くストロークする

シェービング剤を塗り、髭を柔らかくしたら、いよいよカミソリで髭を剃っていきます。

その際、なるべく肌を痛めないように、毛の流れに沿って優しくストロークしましょう。

また、肌を痛めないためにも何度も同じ箇所を剃るのは避けてください。

毛の流れに逆らって剃る逆剃りは、剃り残しがある最後のみに行います。

4.お湯で洗い流す

全体的に剃り終えたら、最後にシェービング剤を洗い流していきます。

これで基本の髭剃りは終了です。

カミソリで肌が痛いときはシェーバーを利用する

上記の方法で髭剃りを行ったとしても、髭剃り後に肌が痛い場合や肌荒れを起こすときは、シェーバーの利用を考えてみたほうがよいかもしれません。

というのも、シェーバーはカミソリと違って肌に直接刃が触れにくい構造になっています。

そのため、肌への負担が少なく肌荒れを起こしやすい人にはおすすめなのです。

シェーバーの場合、カミソリと違ってシェービング剤を使用しないドライ剃りを行うことができますが、肌への負担を考えたらやはりシェービング剤の使用をおすすめします。

ただし、シェーバーによってはシェービング剤を使用できないものもありますので、よく確認した上で使ってみてください。

シェーバーで髭を剃るときは、カミソリと同様に肌と髭を濡らし柔らかくします。

そして、毛の流れに逆らうようにして剃ります。

また、いくらシェーバーといえど、肌に強く押しつけてしまうと肌を傷つけてしまうことになるので、優しくストロークするようにしてください。

そして、カミソリとシェーバーどちらにも共通していえることがあります。

それは、髭剃り後にきちんと保湿することです。

髭剃り後の肌は、肌表面が傷ついている状態です。

傷ついた肌は水分が失われやすくなっているため、しっかりと化粧水や乳液などを使ってケアを行ってください。

それでも髭剃り後に肌荒れを起こしてしまったら?痛いときの解消法

上記の方法でも肌が痛くなってしまったり、肌荒れを起こしてしまった際の解消法をご紹介していきます。

●肌が痛いときは冷やす

髭剃り後に、肌がヒリヒリと痛いときは、冷たいタオルなどで冷やすとよいでしょう。

肌を冷やすことで、炎症を鎮め痛みが緩和されます。

●保湿する

炎症を鎮めたあとは、しっかりと保湿することが大切です。

保湿をすることで肌表面が潤い、炎症を食い止めることができます。

反対に、保湿しないままでいると炎症によって肌が乾燥し、さらなる肌荒れを引き起こす原因にもなります。

●オロナインを使用する

ドラッグストアなどで販売されている、オロナインはニキビやしもやけなどの他、傷にも効果があります。

オロナインを塗ることで、細菌感染を抑制し肌荒れを防ぎます。

ただし、これはあくまでも応急処置になりますので、それでも肌荒れがよくならない、または悪化してしまった場合はすぐに皮膚科を受診するようにしてください。

痛みや肌荒れが悪化したらすぐに皮膚科の受診を!

髭剃り後、肌が痛いと感じたり肌荒れを起こしてしまったら、上記の方法で対応することができます。

しかし、それでも一向によくならない場合や悪化してしまった場合は、すぐに専門医である皮膚科へ受診することをおすすめします。

皮膚科では、カミソリ負けの原因を追究し、患者それぞれに合った治療法をアドバイスしてくれます。

治療法としては、内服薬か外用の抗生剤が処方されることが多いです。

また、生活の乱れにより肌のバリア機能が低下していると判断されれば、生活習慣を改善するためのアドバイスをしてくれることもあります。

最初にもお話したように、肌荒れがひどくなると、ブツブツとした湿疹ができることもあり、この湿疹を放置するとシミが残る恐れもあります。

セルフケアが間違っていると、肌荒れがどんどんひどくなってしまうこともありますので、異変を感じたらすぐに受診しましょう

正しい髭剃りを覚えてカミソリ負けしない!

カミソリ負けをして、肌がヒリヒリとしたり肌荒れしてしまう方は、髭剃りに問題がある可能性があります。

ここでは、正しいカミソリの選び方から髭剃りの方法までご紹介してきました。

髭剃りは毎日行う男性も多いと思いますから、なるべく肌へ負担をかけないようにしてくださいね。