手術するのはまだ早い!エラ張り顔に有効な筋肉をほぐす方法

「顔が大きく見える」、「なりたいヘアスタイルが似合わない」などの理由から、エラが張っていることに悩んでいる男性は多いようです。

エラが張っているのは、もともとの骨格もありますが、筋肉が凝っていることも原因の一つだと考えられています。

では、エラの筋肉をほぐすにはどうしたらいいのでしょうか。

エラが張っている男性はどんなイメージ?

エラが張っていると、顔が大きく、四角い形に見えることが多いと思います。

ヘアスタイルも、エラが目立たないようにカットしてもらっている方が多いのではないでしょうか。

女性だけではなく男性も、エラを削る手術をされる方がいるくらい、「エラ張り」に悩む方は多いです。

エラが極端に張っていると、アジア人っぽさが強調され、「イマドキの顔」というよりは、個性的な顔立ちになります。

クールにも見えますし、意志が強そうだったり、威厳を感じさせるイメージですが、こうした印象を感じさせたくない場合は、「エラを削りたい」と思うかもしれません。

しかし、エラの手術となると、かなりの金額になりますし、病院選びを失敗すると希望通りの仕上がりにはならないことがあります。

なかには「軽い障害や後遺症が残ってしまった」という事例もあるほどです。

エラが張っているということには、男らしいイメージや、横顔がシャープでかっこいい、というよいイメージもあります。

二重顎になりにくい、というメリットもあるのです。

また、手術する他にも、エラの筋肉をほぐすことで小顔に見える方法がありますので、参考にしてください。

ほぐすことでエラ張り解消効果が期待!咬筋ってどんな筋肉?

エラ張りを解消する効果があるとされて注目が集まっているのが、「咬筋」です。

咬筋とは、咀嚼筋の一つで、食べるときや話すときに日常的に動かす筋肉です。

普通に生活していれば当たり前に使う筋肉ですが、なかには、これが発達しすぎて顔が大きく見えてしまう方がいます。

また、頬骨が目立ったり、顔がこけてみえたり、ほうれい線が目立ったりもしますし、ひどくなると肩の凝りや頭痛を引き起こします。

外見的な問題だけではなく、健康面でのデメリットになってしまうのです。

この咬筋をほぐすためには、まず、その他の筋肉をほぐしていくことが有効です。

その筋肉とは、側頭筋と胸鎖乳突筋です。

側頭筋は、側頭部にある筋肉で、胸鎖乳突筋は首にある筋肉です。

これらの筋肉と咬筋は連動して動き、胸鎖乳突筋が収縮してしまうと、咬筋が発達してしまうことになります。

咬筋と連動する筋肉!側頭筋と胸鎖乳突筋をほぐす

それでは、側頭筋と胸鎖乳突筋をほぐす方法をご紹介します。

●側頭筋

両手で頭を抱えるようなポーズをとってください。

手の平の付け根まで、しっかりと頭部に当てて、上に引き上げるようなイメージで、円を描くように圧迫します。

奥歯を食いしばるようにはしないように、注意しながら行ってください。

●胸鎖乳突筋

首を左右に傾け、少しひねるようにした状態で、手でつかんでほぐします。

内側から外側にほぐしていきますが、力を入れすぎないようにしてください。

このときにも、歯を食いしばらないように気をつけましょう。

首筋を伸ばしすぎて、傷めないようにしてください。

この2つの筋肉にアプローチしたら、顎の体操をするのも効果的です。

両手の指をエラに当てて、下顎だけを左右に動かしてみましょう。

これを往復で10回程度行い、次に顎を突き出すような感じで前後に動かしてください。

首を前後に出すのではなく、顎だけを動かすようにするといいでしょう。

エラ張りに効く筋肉!咬筋をほぐす方法!

咬筋の周りの筋肉がほぐれたところで、いよいよ咬筋をほぐす方法をお伝えします。

方法は簡単です。

まず、両手を頬のところに持っていってください。

そして、親指は顎の下から耳の下にかけて添え、エラを包むようにします。

その他の指は咬筋(頬)に当たるようにし、上下にほぐします。

(咬筋は下の方にあるので、手はグーに近い形に見えます。)

咬筋が凝っている方は、張っている場所、押すと痛い場所があると思いますので、やさしくほぐしてみてください。

また、咬筋マッサージとは違いますが、耳の下からエラのあたりまで、中指と薬指でクルクル回すように丁寧にマッサージしていくのもおすすめです。

「老廃物が流れていく」と感じながら、気持ちいい範囲で行いましょう。

このあたりにはリンパ腺が多く流れ、強くやりすぎると逆効果になってしまうのです。

やさしいマッサージを、一日に3~4回くらい行うといいでしょう。

エラが張るのは食いしばりが原因?改善する方法

エラの張り改善効果が期待できる、筋肉をほぐす方法をお伝えしましたが、エラが張って大きな顔に見える原因には、「食いしばり」も考えられます。

クセや歯ぎしりなどで筋肉が凝り固まってしまい、ひどい時には顎関節症になってしまうこともあります。

顎関節症になることで、左右のエラの大きさが違ってきてしまい、アンバランスになってしまうこともあります。

子供の頃から、無意識に食いしばるクセがあると骨もどんどん発達してしまい、エラが張ってしまう、ということになります。

無意識に食いしばるクセがある方は、スマホやパソコンを見ることが多い傾向があるようです。

ゲームやSNSなどに集中していると、つい歯を噛みしめていることがあります。

また、舌の位置が上あごについていると、食いしばるクセを直しやすくなります。

食いしばらないようにしたい場合には、舌を意識的に上あごにつけておくようにするといいでしょう。

そして、寝ている間の歯ぎしりは、マウスピースの装着が有効です。

マウスピースは市販の物もありますが、歯医者で作ってもらう方が、より自分に合ったものが手に入ります。

歯ぎしりは安眠を邪魔するので、早いうちに治しておくことをおすすめします。

エラ張り改善効果!姿勢とツボ

最後になりますが、エラ張りに悩む方にアドバイスとして、「姿勢をよくする」ということをお伝えします。

顎を引いて姿勢をまっすぐにするとエラが目立たなくなりますし、若々しく元気な印象になります。

もし、エラが張っているのに猫背で顎が前に出ているのなら、こうするだけで、大きく変わることを実感できると思います。

また、過度のストレスを放置していないかどうか、自問自答してみることも大切です。

仕事や人間関係で大きなストレスを抱えて緊張状態になると、無意識に食いしばることが多くなります。

意識的に力を抜くようにして、無理はしないようにしたいですね。

ちなみに、エラ張りに効果的なツボというものもあります。

先ほど、筋肉をほぐす方法で書いた咬筋マッサージをすれば、自然と押すこともできるところにありますので、ご紹介します。

●頬車(きょうしゃ)

耳下の顎の出た部分(エラ)から頬に向かって1cm程度の場所にあります。

●けんりょう

目尻から下にまっすぐおりていき、頬骨の下でくぼんでいるところです。

ここを意識して刺激すると気持ちがいいですし、効果があらわれる方も多いようです。

エラ周りの筋肉をほぐして小顔に!

エラは手術で削ることもできますが、メスを入れずに小さく見せる方法として、筋肉をほぐすことをご紹介しました。

咬筋だけでなく、頭や首の筋肉もほぐして、疲れを取って小顔を目指しましょう。

むくみにも効きますし、気持ちがいいと思いますので、ぜひお試しください。

日常生活で食いしばるクセや、姿勢の悪さを直すことも効果的ですよ。