普段の耳掃除に耳かきや綿棒を使っている男性は多いですよね。
しかし、自分で耳かきや綿棒を使うと、実際にしっかりとれているのか分かりません。
そんな男性に使ってほしいのが、「イヤースコープ」です。
イヤースコープは、スマホの画面に耳の中を映しながら耳かきができるアイテムです。
イヤースコープの使い方を知れば、耳の中をすっきりキレイにできますよ。
スマホで耳かき!イヤースコープってどういうもの?
耳掃除をしたい場合、自分で耳かきや綿棒を使うことがあります。
しかし、耳かきだと目で見えないため、全部耳垢が取り切れているのか気になりますよね。
また、綿棒でも耳垢を取れる気がしますが、もしかすると耳の奥へ耳垢を押し込んでいる場合があるかもしれません。
以上のことから、耳かきも綿棒も、耳垢をキレイに取り切るには万全ではないのです。
そこで、「自分の目でしっかり耳垢が取れているか確認してみたい」という男性におすすめしたいアイテムがあります。
それは、「イヤースコープ」です。
イヤースコープは、スマホで耳の中を確認しながら耳掃除ができるというアイテムです。
鉛筆のような耳かきにコードがついており、スマホと接続して使うことができます。
耳かきの先端にはカメラ機能のマイクロスコープ、耳かきの役割をするピック、耳の中を照らすライトがついているのが標準的なタイプです。
使うにはスマホにカメラアプリをインストールする必要があるようです。
スマホで自分の耳を移しながらの耳かき、興味がわいてきませんか。
耳かきに使うイヤースコープ!仕様やスマホでの使い方
耳かきとして使えるイヤースコープ、気になる仕様や使い方をご説明していきます。
ご紹介する製品は、サンコーの「カメラで見ながら耳掃除!爽快USBイヤースコープ」です。
価格は、だいたい3000円程度です。
【仕様】
・LEDライト 微妙な調整ができる6灯タイプ
・小型カメラ 先端の直径は5.5mm、焦点の距離が1.5cm
・ケーブル 125cm、先端にはUSB端子がついている
・イヤーピック 2本
【使い方】
①スマホにつなぐ
②専用アプリをダウンロードする
③撮影ボタンを押す
付属しているUSBによってスマホに直接つなぐことができます。
また、パソコンにもつなぐことができます。、
スマホなら場所を選ばずに使え、パソコンなら大きい画面でしっかりと確認することができます。
専用アプリをダウンロードする必要があります。
その後、撮影ボタンを押せば、撮影可能になります。
スマホの画面を見ながら耳掃除をすることに慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
それでも、慣れてくると勘を頼りに耳かきをしていた頃よりも、しっかりとキレイに耳垢を取ることができるはずです。
イヤースコープでの耳かき!スマホでの使い心地は?
イヤースコープによる耳かきですが、スマホでの使い心地が気になります。
それでは、実際に使ってみた方の意見を参考にしてみましょう。
まずは、自分の耳の中が見られることに衝撃を受ける方が多いということです。
「意外とキレイだった」という方や「思ったよりも汚くてびっくりした」という方など。
「面白くて何度も使っている」という方もいました。
やはり、自分の目で自分の耳の中を観察できるということは、なかなか楽しい体験のようですね。
使い心地はというと、「慣れるまでは大変」という意見が見られました。
しかし、慣れてしまえば大丈夫という方がほとんどでしたので、使用感は問題ないと言えるでしょう。
気になる明るさですが、「しっかり見える」という意見が多かったです。
調節ができるLEDライトによって、耳の中をしっかり照らすことができているようです。
気になる点としては、「付属のピックでの耳かきが少ししづらい」という方がいたことです。
スマホに映した上下左右が分かりづらいことが原因のようです。
こちらも慣れれば問題なくなりそうですね。
あと、推奨のアプリがダウンロードできない方がいるようです。
こちらは、お買い求めになった電気店などでしっかりと確認されたほうがいいでしょう。
直接販売元に確認してもいいかもしれません。
実際に使った方の意見としては、おおむね良い意見が多かったです。
耳かきだけでなく、耳の中を観察するだけでも価値がありそうですね。
耳かきの必要性はあり?なし?耳鼻科医の見解
耳かきをすると気持ちがいいため、つい頻繁に行ってしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、耳かきはあまりやりすぎると耳の中を痛めたりする可能性もあり、頻度がどれくらいなのかなど気になりますよね。
ここでは、耳鼻科の先生方に行われたあるアンケート結果をもとに考えていきます。
まず、耳かきを行ったほうがいいかどうかですが
・適度にする 5割
・耳かきはしないほうがいい 4割
というような結果です。
先生方の5割は、「耳かきは適度であればやったほうがいい」という意見です。
耳垢が溜まりすぎると、聞こえが悪くなったり、実際に耳垢が詰まって病院にくる方もいるとのことですので、耳の中を傷つけない程度に耳掃除をすることは必要だと考えているようです。
しかし、4割の先生方は、「耳かきはしないほうがいい」という意見でした。
これは、耳垢は自然に排出するものであって、あえて耳かきをする必要はないという立場です。
スマホによるイヤースコープですが、よく見えるからと使い過ぎるのは良くないかもしれませんね。
耳かきをしなくてもいいという根拠は?
スマホによるイヤースコープでの耳かきをご紹介していますが、使い方には注意が必要かもしれません。
前項では、耳かきをしなくてもいいという意見がありましたので、その根拠などをもう少し掘り下げて確認してみましょう。
耳かきがしなくてもいいという根拠には、耳垢ができる過程にヒントがありそうです。
耳垢は、耳の穴から鼓膜までを保護する役割をしています。
そして、耳垢はだんだんと耳の出口に向かって移動してきます。
日本人の耳垢は乾燥している場合が多いのですが、たとえ湿っているタイプの耳垢であっても移動している間に乾いてしまうとのことです。
そして、移動してきた耳垢は、最後には耳の出口から外に落ちます。
耳の状態が正常であれば、耳垢は自然と耳の穴からこぼれ落ちるものですので、耳かきの必要はないというわけなのです。
また、耳垢が詰まってしまう原因として、耳かきや綿棒を使っていて耳の奥に押し込んでしまうことが挙げられます。
また、補聴器の使用によって耳垢の排出を妨げている場合もあるそうです。
イヤースコープの効果的な使い方
耳かきの必要性がないなら、イヤースコープはいらないんじゃないかと思うかもしれません。
しかし、中には耳かきが溜まりやすい男性もいらっしゃると思いますし、耳鼻科に行く前に自分でチェックすることも可能ですよね。
また、耳鼻科の先生のなかには、5割の方が「適度な耳かきはしたほうがいい」とおっしゃっていますので、あまり頻繁に行わなければ大丈夫なのではないでしょうか。
スマホでできるイヤースコープによる耳かきの頻度は、月1回程度がいいでしょう。
耳かきにかける時間は、片耳で2~3分程度で済ませることも大事です。
イヤースコープを使うと耳の奥まで見えやすいため、ついつい奥のほうまで耳かきをしたくなってしまいますが、そのようなことは耳を傷める原因になりますので避けてください。
イヤースコープの使用はほどほどに!
耳の中の様子をスマホで見ながら耳かきができるイヤースコープ。
普段は自分で耳の中まで見ることができないため、興味がわきますよね。
ただし、耳かきは必要ないという意見もあり、やり過ぎには注意が必要です。
耳の中を観察するだけでも楽しいというイヤースコープ、適度な使用を心掛けてください。