年齢に関係なく、エラが張っていることを気にする男性は多いようです。
特に中年になってくると体型の崩れも出てきて、全体的に疲れた印象になってしまうことも。
そこで、顔だけでもシュッとエラ張りを解消する方法があれば嬉しいですよね?
ここでは、エラ張りの原因や解消する方法としてのマッサージなどをご紹介していきます。
エラ張りを解消したい!その原因を知ろう
エラが張っている男性は、女性とはまた違った魅力があります。
エラが張っている男性に男らしさを感じる女性も少なくないはずなのです。
しかし、どうしてもエラの張りを解消したい男性のために、エラがどうして張ってしまうのか、その原因から探っていくことにします。
〇エラ張りの原因は主に2つ考えられます。
・遺伝的な骨格
・咬筋の発達
まずは、遺伝的にエラ張りしている場合ですが、これは親や親せきの顔を見てみればお分かりになるでしょう。
おそらく、皆さん同じようにエラが張っている骨格をお持ちなのではないでしょうか。
そして、遺伝的な骨格の場合は、マッサージなど自分で改善させることはかなり難しいといえます。
美容整形でエラを人工的に削る方法もありますが、実際に行うのにはなかなか勇気が要りますよね。
しかし、皆さんが気になるエラ張り、実はもうひとつの原因である咬筋が発達することによって起きていることがほとんどであるらしいのです。
顕著に遺伝だと分からなければ、咬筋の発達を疑うといいでしょう。
エラ張りの原因が咬筋の発達である場合!なぜそうなるの?
エラ張りの原因が遺伝的なものでない場合、考えられるもうひとつの原因は咬筋の発達によるものでした。
しかし、咬筋といってもすぐ何のことか分からない男性も多いと思います。
ですから、マッサージでの解消方法よりも先に、ここでは咬筋についてお話ししていきます。
まず、咬筋とは食べ物を食べるときに主に使う筋肉のことをいいます。
場所は耳の下辺りにあり、歯をカチカチと力を入れたときに飛び出る筋肉がそうです。
しかし、咬筋の発達によるエラ張りは、ただ単に食事しているだけでは起こりません。
今は昔よりよりも柔らかい食べ物が多く、多く回数を噛んで食べるという習慣自体がなくなってきていますよね。
また、仕事でせわしくしている男性はお昼なども飲み込むように食べたりして、ゆっくり噛むこともないかもしれません。
ですから、食事によって咬筋が発達しすぎてしまうことはやはり考えにくいのです。
それでは、食事以外で咬筋が発達してしまう原因はどこにあるのでしょうか?
エラ張り解消のカギ!いつ咬筋を使っているか
エラ張り解消のカギを握っているのは、咬筋らしいことは分かりました。
それでは、果たして咬筋を食事以外でいつ使っているのでしょうか?
咬筋をいつ使うかは、実は以下の無意識に行っている行為から考えられます。
〇食いしばり
〇歯ぎしり
咬筋が発達してしまう原因として考えられるのは、起きているときでも無意識に行っていることが多い「食いしばり」と、夜中寝ているときに行ってしまう「歯ぎしり」だったのです。
実は、食いしばりも歯ぎしりも無意識に行ってしまうことですので、自分がやっていると分かりにくいですよね。
しかも、もし他人や家族から指摘されて食いしばりや歯ぎしりの自覚があったとしても、それが咬筋の発達につながりエラ張りの原因にもなっているんだ、ということはなかなか気づかないことでしょう。
たとえ、エラ張りを解消するマッサージをしても、原因が解消しなければ大きな効果が得られないことも考えられます。
ですから、エラ張りを解消する手段として、まずは「食いしばりや歯ぎしりをしない」ということが先決です。
マッサージと同時進行で!エラ張り原因の解消法
次項でご紹介するエラ張り解消の効果が期待できるマッサージですが、まず食いしばりと歯ぎしりをどうしないでいくか、お伝えしていきます。
食いしばりと歯ぎしりですが、先ほどからお話ししているように無意識に行っているため、なかなか自分で自覚するこということは難しいです。
しかし、目が覚めている状態である食いしばりは、ちょっとした意識でやめることができるかもしれません。
それは、「いつも上下の歯が離れていること」を心掛けることです。
もし、何もしていない状態のときに歯を食いしばっていたり上下の歯が当たっていれば、それは普通の状態ではありません。
上記に心当たりのある男性は、日常から歯を食いしばる習慣があると思われるので、いつも上下の歯が離れているかどうか、時々確認してみましょう。
つぎに、歯ぎしりの解消法です。
歯ぎしりはストレスが主な原因ともいわれていますので、ストレスが多いと感じている男性はまずはストレス解消から始めてみましょう。
また、歯科医にかかってマウスピースを使った治療を受ける手段もあります。
マウスピースは、歯ぎしりによる歯の損傷を防ぐだけでなく、硬さや形状を合わせれば歯ぎしりの回数を減らすこともあるそうです。
早速実践してみよう!エラ張りを解消するマッサージ
どうしてもエラ張りを解消したい男性のために、効果が期待できるマッサージをお伝えしていきます。
実は、このマッサージのやり方はとても簡単です。
単に発達してしまった咬筋そのものをマッサージするだけでいいんですよ。
【エラ張りに効果が期待できるマッサージ】
①歯を食いしばって、咬筋の場所を確認する
歯を食いしばると耳の下にポコッとでてきる筋肉がありますが、それが咬筋になります。
②咬筋を指でマッサージするこのとき、丸く円を描くような感じでするといいですよ。
マッサージの強さは優しくすることが大事です。
早くエラがなくなるようにと力強くやると逆効果になります。
筋肉が硬くなり、エラがますます張ってしまうことになりかねません。
優しく・丸くマッサージを心掛けてください。
時間は、30秒から1分くらいで大丈夫です。
マッサージのタイミングは、咬筋が緊張状態の食後に行うことをおすすめします。
また、歯ぎしりの男性は、夜中の歯ぎしりによって起きている咬筋の緊張をほぐすためにも、起床後に行ってください。
咬筋に関わる筋肉をほぐすマッサージ
エラ張り解消に直接の効果が期待される咬筋マッサージの他に、咬筋に関わる筋肉をほぐすマッサージもご紹介します。
【側頭筋のマッサージ】
・側頭部に指を当てて、丸く円を描くような感じでマッサージする
側頭筋の位置は、歯をかみしめたときにポコッとでてくる筋肉で分かります。
側頭部は咬筋とは関係ないように感じますが、咬筋が緊張状態にあるとそれが側頭部にまで伝わっていることがあります。
ですから、咬筋マッサージと合わせて側頭筋もマッサージするとより効果が期待できます。
【耳たぶマッサージ】
・耳たぶを指でつかみ、後ろに少し引っ張るように回す
耳には、咬筋とつながっている筋肉があります。
ですから、耳たぶのマッサージによって咬筋もほぐす効果が期待できるのです。
すぐ実践できる!エラ張り解消マッサージ
エラ張りは、大部分が後天的なものです。
無意識に行っている食いしばりや歯ぎしりが、エラ張りを作っている原因のほとんどでした。
ですから、まずは食いしばりや歯ぎしりをしていないかの確認をしてください。
ご紹介したエラ張り解消マッサージはすぐに実践できる簡単なものです。
毎日の日課にすれば少しずつ解消していくかもしれませんので、ぜひ続けて行ってみてください。