朝起きると顔がテッカテカ。
ちゃんと顔を洗ってそれなりの対策もして出かけたのに、学校や会社に着く頃には再びテッカテカに。
脂っぽい「オイリー肌(脂性肌)」に悩んでいる人は多いでしょう。
そんなオイリー肌の原因やケア方法、おすすめの保湿クリームなどを探ってみましょう。
オイリー肌ってなんだろう?まずは自分の肌質を知ろう!
肌の悩みを解決するには、まず自分の肌質を知ることが大切です。
肌のタイプは大きくわけると4タイプ。
早速チェックしてみましょう。
1.普通肌
皮脂量と水分量のバランスがよいため、肌の保湿状態もよく理想的な肌です。
季節や体調によって乾燥肌に傾いたり、オイリー肌に傾いたりもするので注意が必要です。
2.乾燥肌
本来保湿クリームの役目を果たすはずの皮脂膜が少なくなり、肌の潤いが不足している状態です。
潤いの元でもある皮脂を分泌する毛穴。
その毛穴の少ない部分が乾燥しやすいと言われています。
3.脂性肌(オイリー肌)
乾燥肌とは逆に、皮脂の分泌量が多いため脂っぽくなりやすい肌です。
Tゾーンと呼ばれるおでこや鼻などがテカりやすく、ニキビなどの吹き出物などの悩みにつながります。
4.混合肌
乾燥肌とオイリー肌の両方の特性を併せ持っています。
おでこや鼻などのTゾーンは脂っぽいのに、頬からフェイスラインにかけたUゾーンは逆に乾燥しがちです。
あなたはどのタイプでしたか?
オイリー肌に限らず、肌質によっておすすめのケア方法が変わってきます。
肌質を知って、自分に合った化粧水や乳液、保湿クリームなどを見つけましょう。
気をつけよう!オイリー肌に洗いすぎはおすすめできません!
過度に分泌される皮脂の影響で肌が脂っぽく、オデコや小鼻などがテカってしまうのがオイリー肌の特徴です。
べたつく肌をすっきりさせようと、石鹸で必要以上に何回も顔を洗ったりゴシゴシと強く拭いたりしていませんか?
実は、これはまったくの逆効果で、オイリー肌にはおすすめできない絶対NG行為です。
それはなぜでしょうか?
過度に皮脂を取るケアを続けていると、必要な皮脂まで取り除いてしまうため、肌が潤いを補おうと更に余計な皮脂を分泌する結果となってしまうのです。
あぶらとり紙の使い過ぎや保湿クリームの塗りすぎなども、かえってオイリー肌に拍車をかけることになりかねないので注意が必要です。
洗顔などのスキンケアは適度な回数と正しい方法で行いましょう。
保湿クリームだけじゃない?オイリー肌には生活習慣が大事!
オイリー肌は皮脂で脂っぽくなっているため、水分が足りていると勘違いしていませんか?
表面が脂っぽくても実は肌の内部は水分不足になっていることが多くあります。
洗顔の後は、保湿クリームでのケアをしっかりと行ってください。
また、肌のトラブルは生活習慣とも密接に関係しています。
1.ストレス
気温や周囲の音、引越しなどを含む生活環境の変化や、職場での人間関係、多忙によるストレスなどが皮脂分泌量の増加につながります。
2.睡眠不足
ストレスや疲労の回復に欠かせない睡眠が不足すると、新陳代謝の妨げや交感神経の乱れにつながります。
就寝前のPCやスマホのブルーライトは眠気を妨げますし、飲酒は適量ならリラックス効果がありますが、飲みすぎは睡眠の質の低下を招くのでおすすめできません。
3.喫煙
ニコチンによる血管の委縮は、血流を悪化させ体温の低下につながり、肌の再生の邪魔をします。
4.食生活
偏った食生活は肌には大敵です。
皮脂分泌のコントロールに役立つビタミンB1、抑制してくれるビタミンB2などをバランスよく摂りましょう。
補助的にサプリメントなどを利用するのもよいかもしれません。
洗顔や保湿クリームなどの直接的な肌ケア以外にも、生活習慣や食生活を見直しオイリー肌の改善に役立てましょう。
オイリー肌の洗顔ポイントは?洗顔料は使っていいの?
オイリー肌に洗顔のしすぎは禁物です。
肌の乾燥から皮脂の余計な分泌を招かないよう、洗顔は朝起きた時と夜寝る前の1日2回でよいでしょう。
オイリー肌の洗顔のポイントは毛穴の汚れを落とすこと。
そのためには蒸しタオルを使う方法がおすすめです。
洗顔前に30秒ほど蒸しタオルを顔にあてることにより、毛穴が開き汚れが落ちやすくなります。
蒸しタオルはレンジで簡単に用意できますので、活用してみてくださいね。
さて、蒸しタオルの後は洗顔です。
洗顔料を泡立て、20秒ほど泡で優しく洗ってください。
手ではなく泡で洗うことがポイントです。
その後ぬるま湯で優しく洗い流し、すぐに化粧水や保湿クリームなどでケアしてください。
【ポイント1】
洗顔は、朝と夜1日2回で充分
【ポイント2】
洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開く
【ポイント3】
洗顔料を使い泡で優しく洗い、優しく流す
【ポイント4】
洗顔後はすぐに化粧水や保湿クリームなどでケアをする
正しい洗顔方法と保湿クリームなどのケア用品で、オイリー肌の改善を目指しましょう。
おすすめは?オイリー肌に合った保湿クリームを選ぼう!
オイリー肌に限らず、保湿はスキンケアの重要な要素です。
保湿クリームは、主に水分の蒸発を防ぐ皮脂膜のような役割を果たします。
保湿クリームを効果的に使うことによって、ニキビなどの吹き出物や肌のかゆみなどの肌トラブルの改善だけでなく、乾燥小じわ対策などのエイジングケアにもつながります。
特に30代半ば頃からは皮脂量が減少してくるので、エイジングケアを意識したスキンケアはより重要になります。
オイリー肌の場合は、皮脂量を気にするあまり洗顔のしすぎなどで逆に乾燥してしまうことは先に述べました。
過剰な洗顔により、表面は脂っぽいのに内側が乾燥しているインナードライ肌(乾燥性脂性肌)になってしまう場合もあるのです。
この見極めは難しいのですが、実はオイリー肌ではなく乾燥肌だったなんていうこともあるほどです。
どちらのタイプも保湿は大変重要ですが、オイリー肌の場合はテクスチャーが重すぎる保湿クリームだとやはりべたつきが気になります。
サラッとしたテクスチャーで、かつしっかり保湿してくれるものを選ぶとよいでしょう。
最近では、普通肌や乾燥肌、オイリー肌などおすすめの肌質タイプごとの保湿クリームがたくさんあります。
オイリー肌用のものを試してみて自分に合う保湿クリームを見つけ出してください。
保湿クリームとセットで使いたいおすすめのアイテムは?
なにかと難しいオイリー肌のスキンケア。
保湿クリーム以外にはどのようなものを使えばよいのでしょうか。
オイリー肌は皮脂が過剰に分泌されている状態ですので、余計な皮脂を取り除きつつ水分を補い保湿することが必要になります。
洗顔の後は、まず化粧水を使ってください。
毛穴が開いてしまっている状態を改善するために、肌をキュッと引き締めキメを整えてくれるさっぱりしたタイプがよいでしょう。
次に乳液です。
水分の保持には乳液も検討したいアイテムです。
べたつき感が気になる場合は、ジェルタイプやミルクタイプなどの比較的あっさりしたタイプがおすすめです。
最後に保湿クリームで水分を閉じ込めてください。
ふわっとしたホイップクリームのような感じやジェルのような感じのものなど使用感も様々なので、好みのものを選んでください。
ただし、乳液や保湿クリームのつけすぎには注意が必要です。
オイリー肌の場合は、その時の肌の状態によっては化粧水をメインにし、乳液や保湿クリームは乾燥気味の箇所にだけ薄く使用するのもひとつの方法です。
さよならオイリー肌、おすすめのスキンケアを習慣にしよう!
オイリー肌におすすめするスキンケアにはいくつかのポイントがありました。
脂っぽいからと1日に何度も顔を洗うのは、必要な皮脂まで奪ってしまうので絶対にNGです。
おすすめの洗顔方法は覚えましたか?
洗顔方法もオイリー肌の改善には欠かせない要素ですし、洗顔後の化粧水や乳液、保湿クリームなど自分に合ったものを選ぶのもとても重要です。
正しいスキンケアと食生活などの改善で、外側と内側両方からのケアを習慣にしましょう。