旅行や出張などで歯磨きセットを持って行きたい場合、どうしていますか?
一回限りの出張に携帯用歯磨きセットを購入するのはもったいない。
しかし、自宅で使っているチューブを持ち運びするのは大きすぎて不便…。
こんな時、百均ショップで売っている詰め替え容器を上手に利用することで、問題を解決することができます。
安く便利に歯磨き粉を携帯するため、その選び方と注意点などについてご紹介していきます。
歯磨き粉を持っていきたいと思うのはどんな時?
泊まりがけで旅行や出張へ行く時、歯磨きセットを持っていくか迷うケースがあると思います。
あらかじめホテルや旅館などで用意されていると分かっていればいいのですが、特に海外の場合はホテルに準備されていないケースもありますので、自分で用意することも想定しておく必要があります。
また、お子さんをお持ちの方であれば、合宿や林間学校、修学旅行などで、自分用の歯ブラシと歯磨き粉を用意しなければならない状況に遭遇することも少なくありません。
このような場合、まず考えるのは「携帯用の歯磨きセットを購入する」ということではないでしょうか。
既に購入されていれば良いのですが、まだ持っていない場合、今回の旅行や出張のためだけにわざわざ買うとなると意外と高価な出費となってしまいます。
また、できれば普段使っている歯磨き粉と同じ味のものを持っていきたいと考える人も少なくないのではないでしょうか。
とはいえ、家庭で使っている大きなチューブを持っていくのは荷物になるだけでなく、残った家族に不便を強いることになる可能性もあります。
こんな時、百均ショップの詰め替え用容器を利用することを検討してみてください。
こんな時こそ百均ショップの詰め替え容器!
では、実際に百均ショップにはどのような詰め替え容器があるのでしょう。
実は特定の歯磨き粉専用のものを除き、一般的には歯磨き粉を詰め替えるための容器というものは市販されていません。
なので、化粧品や洗剤などを小分けして持ち歩ける詰め替え容器を代用することで、少量の歯磨き粉の携帯を実現しようと考えます。
化粧品などの詰め替え容器は、ネットショップや無印良品、ロフトのような店舗でも多彩な容器がラインナップされており、用途に応じて使い分けられるようになっています。
ただ、これらのお店で購入するとやや割高となってしまいます。
できるだけ費用をかけずに済ませるために、百均ショップの詰め替え容器をうまく利用することをお薦めしたいのです。
百均ショップの商品と聞くと「安かろう、悪かろう」といったイメージを持つ方も多いかと思います。
しかし、最近では百均ショップで取り扱う詰め替え容器の種類も豊富になり、また見栄えも考慮されたお洒落な商品もたくさん売られるようになっています。
これらを上手に利用することで、コストをかけることなく、自宅で使っている歯磨き環境を旅先に持っていくことができるようになるのです。
百均ショップの容器。歯磨き粉の詰め替えに最適なものは何?
一口に「詰め替え容器」といっても、どのようなものを選べばよいのでしょう。
ここではもう少し具体的に使いやすい商品の紹介を行っていたいと思います。
お薦めしたいのは百均ショップで扱っているシリコンチューブです。
この容器は実際の歯磨きチューブを小さくしたような形状で、とても柔らかくて中身が出しやすくなっています。
また、キャップ部分を片手で開けることができるので、非常に使い勝手も良いです。
チューブ部分は透明なものと半透明なものの二種類あり、半透明なものは薄いピンクやブルーに色付けされています。
透明なものは中身が分かりやすく、歯磨き粉と化粧品など他の用途のものと混同してしまうことを防ぐことができます。
半透明なものは見た目に落ち着いた印象を与え、洗面台などに置いても百均の商品には見えないお洒落な雰囲気を感じさせますので、好みや用途によって使い分けするのが良いかと思います。
チューブのサイズは20ml、50ml、100mlとバリエーション豊富で、こちらも用途やお出かけの日数などに応じて使い分けすることができます。
百均ショップの詰め替え容器に歯磨き粉!気をつけることは?
便利で、見た目にも安っぽく見えない百均ショップの詰め替え容器ですが、歯磨き粉をいれて携帯する場合に気をつけなければならないことがあります。
まず、家庭で使用している歯磨きチューブから詰め替え容器に移す場合、空気中に漂っているホコリや雑菌ができるだけ入らないようにしなければなりません。
とはいえ、どんなに慎重に作業を行っても、完全に防ぐのは難しいもの。
空気に触れる時間をできるだけ短くし、詰め替えた後もできるだけ早く使いきるようにしましょう。
詰め替え容器は完全機密の容器ではありませんので、長期保存はできないということをよく覚えておいてください。
また、使用後に容器を洗浄する場合、丁寧に行わないと歯磨き粉が残ってしまい、それが雑菌の温床となってしまう可能性がありますので、ここにも注意が必要です。
詰め替え作業が簡単に!液体歯磨きも選択肢のひとつ
ここで少し視点を変えて、練り歯磨きではなく液体歯磨きに着目してみましょう。
液体歯磨きとは文字通り液体状の歯磨きで、口に含んですすいだ後、歯ブラシでブラッシングすることで歯磨きと同じ効果を得られるものです。
液体歯磨きを常に使用している方はまだ少数かもしれません。
しかし、この機会に旅先での歯磨きを液体歯磨きで代用する方向に考えを変えると、次のようなメリットが生まれます。
・歯磨き剤自体が液体となるので、詰め替え作業が容易になる
・液体を入れることのできる百均ショップの詰め替え容器のバリエーションが多くなる
・使用後の容器の洗浄が容易になる
液体歯磨き自体は普段の生活でも練り歯磨きの代わりとして使うことができます。
このように携帯することにメリットの多い液体歯磨きの使用を検討してみることも、選択肢に入れても良いのではないでしょうか。
出国時の歯磨き粉の持ち込みについて
特に海外へ行かれる方は、先に述べたとおり、ホテルに歯磨きセットが用意されていない可能性があります。
現地で調達しようにも、日本で使いなれた商品があるとも限りません。
かといって荷物を余計に増やしたくないでしょうから、携帯用の歯磨きセットや詰め替え容器で歯磨き粉を持っていくことを想定して準備しておく必要があります。
ただ、日本から出国する際、飛行機の客室内に液体(歯磨き粉も含む)を持ち込む場合は、以下の点について注意しておかなければなりません。
・液体は100ml以下の容器に入れること
・容器が複数ある場合は、すべての容器を容量1L以下の開封可能な透明のプラスチック袋に入れること
・プラスチック袋は一人ひとつまで
プラスチック袋(ジップロックのようなもの)も百均ショップで調達することができます。
定められたルールを遵守し、正しく準備を行ってください。
百均ショップを上手に利用し快適な歯磨き環境を携帯しよう
歯磨き粉は、その特性上、専用の詰め替え容器や詰め替え方法は今のところ存在しません。
百均ショップで売っている詰め替え容器を代用し、場合によっては液体歯磨きを使うことで、安価で便利な携帯方法を工夫してみましょう。
なお、詰め替え容器に入れた歯磨き粉を長期に渡って使用することは衛生面上、お薦めできません。
早めに使い切ることと使用後の丁寧な洗浄を忘れないようにして、快適な歯磨き環境を携帯できるようにしましょう。