風呂掃除をちゃんとしていますでしょうか。
「女性に風呂を見られることはないから汚れていてもいい」と思っているかもしれませんね。
しかし、家全体をしっかりと掃除している方が、女性からの好感は高いです。
そこで、モテ男になるためにも、風呂掃除をしましょう。
しかし、掃除をしていないためにこびりついた水垢や、排水口の汚れは、落とすのが大変です。
それでも、古くなった歯ブラシと歯磨き粉を使えば、頑固な汚れから意外な汚れまで落とすことができます。
風呂掃除をして、好感の持てる男性になりましょう。
歯を磨くだけじゃもったいない!歯磨き粉で風呂場の鏡を掃除する
風呂場の中で水垢が目立つのは鏡ではないでしょうか。
いつの間にか水垢がついてしまって、放ったままにしておくと、うろこ状になってしまいます。
この白い水垢は、水道水に含まれる微量のカルシウムや鉄分などのミネラルが原因です。
これに石鹸のカスがつくと落ちにくく、鏡にはりついてしまうというわけです。
特に、洗い場に固定されている鏡は、外すことが出来ないので余計に洗いにくく、後回しになって水垢が溜まってしまうことになります。
では、歯磨き粉を使って頑固な水垢を取り除く方法をご紹介します。
1.歯磨き粉を鏡の四隅と真ん中につけます。
2.水を含ませた歯ブラシを使って円を描くように汚れを落としていきます。
3.あまり力を入れずにブラシの先で汚れを落としましょう。
4.歯磨き粉の量は、汚れに合わせて調整してください。
5.磨き終わったら、歯磨き粉をしっかり洗い流しましょう。
*洗い流す時に、歯磨き粉が残ってしまうと汚れの原因になってしまうので注意しましょう。
6.乾いたタオルなどで水気を拭き取れば終了です。
鏡は、風呂から出る時にタオルでさっと拭くと、水垢が溜まりにくくなります。
しかし、そのひと手間がなかなか出来ない方は、ご紹介した歯磨き粉掃除を定期的に行いましょう。
歯ブラシと歯磨き粉で風呂場の蛇口を掃除する
鏡がきれいになったら、次は蛇口を掃除しましょう。
風呂場の蛇口も、いつの間にか水垢がついてしまって、白くくすんでしまっていませんか。
また、白い水垢に混じってピンク色の汚れがついているかもしれません。
シャンプーボトルの裏にも見られることがある、あのピンク色のヌルっとした汚れも同じです。
このピンク色の汚れは、「ロドトルラ」という微生物で、皮脂などをエサとして繁殖します。
水が溜まりやすい場所に発生し、落としやすいのですが、すぐにまた発生するやっかいな菌です。
白い水垢もピンクの汚れも、歯磨き粉で落としてしまいましょう。
1.歯ブラシや小さめのスポンジに歯磨き粉をつけます。
2.水を少し含ませ、蛇口を磨いていきます。
3.裏側の見えない部分や、部品の継ぎ目など細かい部分の汚れもしっかり落としましょう。
4.磨き終わったら、蛇口に歯磨き粉が残らないようにしっかり落としましょう。
5.乾いたタオルなどで拭いて終了です。
同じようにシャワーやラックなど、ステンレス製のものを歯磨き粉で磨くとピカピカになり、風呂場も明るく見えるかもしれませんね。
歯ブラシと歯磨き粉で風呂の排水口も掃除する
次は、問題の排水口です。
あのヌメっとした汚れと、髪の毛などの処理を考えるとなかなか手が出ない場所ではないでしょうか。
掃除をしなくてはならないのは分かっていても、汚れが溜まりやすいものだからこそ後回しにしてしまう、ということもあるかと思います。
そのため、さらに汚れが溜まっていく、という悪循環になってしまいます。
そこで、この排水口掃除で活躍するのが歯ブラシです。
いままで同様、歯磨き粉を使って排水口を掃除していくのですが、歯ブラシのブラシ部分で汚れや髪の毛を絡め取ることが出来ます。
使い古した歯ブラシで排水口を掃除して、そのまま捨ててしまえば、あのヌメっとした汚れを直接触ることも少なくて済みますね。
また、歯ブラシは柄があるので、排水口の中のパイプ部分も掃除することが出来ます。
パイプ部分まで掃除が出来れば、よりすっきりするでしょう。
風呂に入った時に、鏡の水垢を取り、蛇口やシャワーを磨き、最後に排水口を掃除して、汚れや髪の毛と一緒に歯ブラシを捨てれば、無駄なく風呂場をピカピカに出来ます。
歯磨き粉で風呂掃除「カビは落とせるか?」
これまで、鏡、蛇口、排水口をきれいに掃除する方法をご紹介しましたが、風呂場の最大の悩みと言えば「カビ」ではないでしょうか。
床や壁のタイル目地に黒い汚れがつきますが、あれは全てカビです。
カビ菌は高温多湿を好むので風呂の温かい湿気は、繁殖するのにとても良い環境なのです。
このカビ菌にも、歯磨き粉は効果を発揮します。
しかし、広範囲にわたってカビ菌が繁殖してしまってからだと、歯ブラシと歯磨き粉で少しづつ落とすのは手間が掛かります。
歯磨き粉はあくまでもカビ取り剤の代用品ですので、そのような場合には、専用のカビ取り剤を使うことをおすすめします。
専用のカビ取り剤で落としきれなかった隅の方の黒カビや、風呂に浸かっていて気付いてしまった黒カビを、広がる前に歯ブラシと歯磨き粉でサッと落とす、そんなイメージで使ってください。
黒カビは放っておくとすぐに広がりますし、気管支や皮膚炎の原因にもなるので、気づいた時にこまめに落としましょう。
なぜ風呂場の掃除に歯磨き粉が有効なのか
ここまで、歯磨き粉を使った風呂掃除をご紹介してきました。
では、歯磨き粉に含まれる成分の何が風呂掃除に有効なのでしょうか。
基本的に歯磨き粉は、口の中の油分や着色などの汚れを落として、歯を白くし、雑菌の繁殖を抑えます。
その成分が水垢やカビを落としやすくしているのです。
では、詳しく見ていきましょう。
【漂白剤】
歯磨き粉には、歯を白くするための漂白剤が含まれています。
この成分が、タイルの目地やゴムパッキンなどのカビ汚れを洗浄するのに効果を発揮します。
【界面活性剤】
界面活性剤は、性質の異なるものを混ぜ合わせることが出来ます。
例えば、通常では分離してしまう水と油を均一に混ぜ合わせることが出来るので、皮脂汚れとカビ汚れなど異なる汚れを一緒に落とすことが出来るのです。
風呂には、人間の皮脂、石鹸カス、カビ菌、微生物、水道水に含まれるカルシウムなど、さまざまな汚れの原因があります。
それらを一気に洗浄するのに、この界面活性剤が役立つのです。
【研磨剤】
歯周病や知覚過敏の方に向けた歯磨き粉には入っていないものもありますが、大抵の歯磨き粉には研磨剤(=清掃剤)が入っています。
これは、歯を削ってしまうのではなく、歯の表面についた着色汚れを落とすものです。
また、歯の表面をツルツルにして汚れをつきにくくします。
この働きが風呂掃除に効果的なのです。
風呂掃除だけじゃない!歯磨き粉の実力!
歯磨き粉は、人体に安全で、安価で手に入り、どこの家にでもあるものです。
これまで、風呂掃除に使うことをご紹介してきましたが、歯磨き粉の実力はこれだけではありません。
いくつか挙げてみましょう。
【傷消し】
車のボディやスマートフォンなどのガラス面についた細かい傷を目立たなくします。
布に歯磨き粉をほんの少しつけて、やさしく擦ってから拭き取ってください。
強く擦り過ぎると逆に傷つけるので注意しましょう。
【スニーカーの汚れ落とし】
ゴムの部分は、古い歯ブラシに歯磨き粉をつけて擦り、乾いた布で拭き取ります。
キャンバス地は歯磨き粉のついた歯ブラシを叩くようにして汚れを落とし、水で濡らした布を固く絞って拭き取ります。
【シミ抜き】
綿素材の衣服についたシミ抜き、特にボールペンやクレヨンなどの不溶性のシミには効果を発揮します。
シミがついて汚れた部分に歯磨き粉を少しつけ、布をあてます。
裏側から古い歯ブラシで叩くようにして、あてた布に汚れを移すようにします。
シミが取れたら、通常の洗濯をしてください。
【カーペットのシミ抜き】
カーペットのシミには、古い歯ブラシに歯磨き粉をつけて擦りましょう。
その後は、水で濡らした布を固く絞って拭き取ります。
他にも陶器の汚れ落としや、クレヨンなどの落書き、鍋の焦げ落とし、手の臭い消しなど、歯磨き粉はさまざまに使えます。
ぜひ試してみてください。
歯磨き粉は歯だけじゃなく家の中もピカピカに!
これまでご紹介してきたように、歯磨き粉は歯を磨くだけではなく、風呂掃除をはじめ、さまざまなものに利用出来ます。
口に入れるものですから安全ですし、家の中にいつでもあるので、手軽に汚れ落としに使えます。
歯磨き粉の成分をよく理解すれば、アイデア次第で利用する場面はもっと広がるでしょう。
あなたも古い歯ブラシと歯磨き粉で家中ピカピカにしてみませんか。