舌の位置は正しい?舌の位置が間違っているときの体への影響

普段から自分の舌の位置を把握している男性はいますか。

意識して気にしていないと、自分の舌の位置がどうなっているのか思い出すのは難しいですよね。

舌は無意識で動かし、自然に口の中におさまっていることが多いと思いますが、その舌の位置は本当に正しいのでしょうか。

この記事で舌の正しい位置についてい知り、舌の位置が間違っているときの体への影響についても学んでいきましょう。

舌の正しい位置とは

まずは自分の呼吸が鼻呼吸かどうかを確認してみてください。

もし口呼吸になっている場合は、舌の位置が間違っている可能性が考えられます。

舌は上あごにピッタリとくっついているのが正常な位置といえます。

しかし、舌の筋肉が衰えていると、舌は下あごの方に落ち込んでしまいます。

また、舌の先端の位置も重要です。

上あごに舌がくっついているときに、舌の先端は前歯の少し後ろになり、舌全体は「スポット」と呼ばれるへこんでいる部分におさまっていなければいけません。

もし舌が前歯にくっついてしまっている場合は、舌の位置が間違っているということです。

これらを踏まえて、一度自分の舌を正しい位置に置き、呼吸をしてみましょう。

自然と鼻で呼吸ができているでしょう。

これが舌の正しい位置です。

この舌の位置が間違っていると、体には様々な影響が出てきます。

特に歯並びへの影響は大きいです。

次項でその点についてお話ししていきます。

舌の位置が間違っていると歯並びに影響がでる!?

舌には正しい位置というものがあります。

舌の位置が間違っていたり、間違ったまま年月を過ごしていると体には様々な影響が現れてきます。

その影響の一つが歯並びです。

舌の先端がスポットにおさまっておらず、前歯に直接あたった状態を長年続けていると、歯は外側への圧力を受け続けることになります。

また、舌が間違った位置で癖づいてしまうと、食べ物や唾液を飲み込む際に強く前歯を押してしまうこともあります。

このようなことから歯が前に押し出され、出っ歯になってしまうことがあるのです。

それだけならいいのですが、不規則な動きで歯を外側に押し出すことで、歯並びがいびつになってしまうこともあります。

歯並びは見た目にも影響が現れます。

笑顔になることが苦手になってしまう男性もいることでしょう。

そうならないためにも、早めに舌の位置を正しく治す必要があるのです。

まだまだある!舌の位置が間違っているときの体への影響

舌が正しい位置ではないことで影響が出るのは歯並びだけではありません。

その他にも体には様々な影響があるのです。

●顔のたるみやゆがみ

舌の位置が正しくないということは、舌の筋肉が弱っているということです。

舌の筋肉が弱っていると咀嚼をする力も弱まり、口周辺や顎の筋肉も同時に弱くなってしまいます。

すると、顔がたるんだり、二重あごになってしまうことがあります。

また、間違った舌の動きで顔の筋肉のバランスが崩れ、骨格からゆがんでしまうこともあります。

●口呼吸による弊害

先ほど舌の位置が間違っていることで口呼吸になってしまうというお話をしました。

口呼吸による弊害は大きなものです。

例えば、口の中が乾燥してしまうことで口臭がきつくなってしまったり、細菌を直接吸い込むことでアレルギーを発症してしまうこともあるので注意が必要です。

●いびきをかきやすくなる

男性の中にはいびきで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

舌の位置が正しくないと、睡眠中に舌がのどの奥に落ち込み、鼻呼吸が難しくなってしまいます。

このことが原因でいびきをかきやすくなってしまいます。

次の項でも、舌の位置が間違っているときの体への様々な影響についていお話ししていきます。

コミュニケーションに影響!作業効率を落としかねないことも

前項から続いて、舌の間違った位置による体への影響についてお話しします。

●滑舌や発音が悪くなる

聞こえやすい言葉を発するためには、舌が正しい位置で動いていることが重要です。

もし、舌の位置が間違っていると、滑舌や発音が悪くなってしまうことがあります。

特にサ・タ・ナ・ラ行の4つは、舌を上あごにくっつけて発音するので、舌が正しい位置にあることが重要です。

●虫歯や歯周病になりやすくなる

舌の位置が正しくないと舌の筋力も衰え、唾液の分泌も悪くなってしまいます。

唾液には抗菌作用や潤滑作用があるのですが、その効果が発揮されず歯周病や虫歯を発症してしまいます。

●集中力が低下する

舌の位置が正常ではなく口呼吸になってしまうと、脳に十分な酸素を送り込むことができません。

酸素が行き届かないことで脳はエネルギー不足となり、集中力が低下してしまうことがあります。

舌を正しい位置に戻すトレーニング法

舌の位置が間違っていると、体には様々な影響があります。

舌の位置を正しい位置に戻すためには、弱った舌の筋肉を鍛える必要があります。

舌の筋肉が鍛えられれば、正しい位置で舌を維持することができるでしょう。

それでは、舌を正しい位置に戻すための簡単なトレーニング法をいくつかご紹介していきます。

●スポットポジション

まずは上あごのくぼんだ場所にある「スポット」を確認してみてください。

舌の先端をとがらせて、前歯の少し手前にある膨らんだ部分に触れる動作を何度か繰り返しましょう。

ここが舌の正しい位置の起点になりますので、舌全体がスポットにおさまることを意識しながら行ってください。

●オープン&クローズ

舌をスポットにピッタリと沿わせくっつけたまま、舌の裏側にある筋を伸ばしながら口を大きく開閉します。

この動きを繰り返すことで、舌を上あごにくっつける筋肉を鍛えることができます。

●タングドラッグ

舌をスポットに沿わせたまま、舌の先端をのどの方へと移動させるトレーニングです。

食事を取る際の舌の正しい動きを身に付けることができます。

どれも簡単にできるトレーニング法なのでぜひ試してみてください。

舌が正しい位置に戻ると得られる良い効果

舌が正しい位置に戻るトレーニングを続けていれば、舌の筋肉は徐々に復活していきます。

舌の筋肉の力が戻れば、たくさんの良い効果を得ることができるでしょう。

その効果の一つは表情の若々しさによるアンチエイジング効果です。

舌の筋力不足による顔のたるみは、どうしても老けた印象になってしまいます。

しかし、舌の筋肉を鍛えることで、肌たるみは改善し、リフトアップ効果をもたらします。

また、リンパの流れもスムーズになり老廃物が排出されやすくなるので、シミやくすみなどの肌悩みも改善されるでしょう。

そして、唾液量の増加にも効果を感じることができるはずです。

唾液量が増えれば、口腔内の衛生状態を保ちやすくなります。

それに加えて、食事の際の飲み込みや、食べ物の消化などにも十分に分泌された唾液が役に立ってくれます。

舌が正しい位置に戻れば、体の内側と外側から健康を取り戻すことができるでしょう。

舌は正しい位置に戻せる!

間違った舌の位置は、体に悪い影響を与えます。

舌を正しい位置に戻し、体への影響を改善するためにも、舌の筋肉を鍛えるトレーニングを続けて行っていきましょう。

舌の筋力が戻り、舌の位置を意識した生活を続ければ、自然と舌は正しい位置におさまります。

舌を正しい位置に戻して、笑顔で会話を楽しめる男性を目指してくださいね。